気が向けば書く、いい加減日記なのだ〜(爆)
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最新の絵日記ダイジェスト
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2007/11/21 最終稽古
2007/11/19 あと、残すところ稽古一回だ!

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2005/05/31(火) 五月最後の稽古。
立稽古に入ってから、ここまでの稽古で
おおよその動きも決まってきたので、
これからしばらくは個々の役者達には
役について深く掘り下げていく作業に入っていって
もらうことになるだろう。
そして、役を掘り下げていけば、これからも役としての
行動(動き・仕草・目線など、全部ひっくるめた役者の行為)も変化してくるはずだ。
この段階の稽古が一番時間のかかる稽古なので、
6月よりこの段階に進めることは俺様にとっては
嬉しいことである。

研究生達には楽しくもあり、それ以上に苦しい作業が
続くことになるだろうが、目の前の壁をぶち壊し突き進んで
ください。

2005/05/29(日) 久しぶりの髪カット・・・そして、花架拳
昨日は稽古場で稽古後宴会であった。
何人か(俺様も含め)終電の時間が来ても飲み続け
朝まで飲むぞ〜なんて盛り上がってしまった。
しかし、おりこうさんな俺様は午前三時に
一人先に退散させてもらった。

そして、朝8時に起床、久しぶりに伸ばしに伸ばした髪を
カットすることにした。
なぜなら、今日は伊藤陽子様に花架拳のステージの招待券を
頂いているからだ。
伊藤陽子さまのステージをボサボサの伸び放題頭のルンペンのような姿で観に行くわけにはいかないのだ。

花架拳についての伝承では、敦煌の壁画に描かれた飛天(天女)や菩薩の動作を模して創成されたといわれている。
その由来のとおり、まるで飛天が舞うがごとき美しい舞なのである。

さて、花架拳というものは俺様は初めて拝見したが、
まさに中国大陸からうまれたものだけあって、
その動きは優雅で大地を流れる大気のような
感じを受けた。伊藤陽子様もまだ、やりだして間もないとい
ことだが、演劇の舞台やダンスで培われたものがあるので
とても初心者にはみえない。舞っているときの姿勢も美しく
また、俺様にとっては羨ましい体の柔軟さも花架拳のゆっくりとした動きをより美しく見せているようだ。
あれだけゆっくりとした一見優雅に見える動きも
いざやるとなったらバランスを崩さず舞うのは至難の業なんじゃ
ないだろうかと、体が硬い俺様は感心してしまうのである。

そして、やはり御師匠さん(師範代、先生?どういう呼び名が
正しいのだろうか・・・)の鉄扇の舞は心揺さぶるものであった。
舞がすばらしいのは当然のことなのだが、俺様がとくに
感じたのは眼力の強さというか目線の決まり方、力強さ、
それらと舞が見事に調和がとれ、まさに気という目には見えない
ものがびんびんと感じるのであった。
そして、美しく優雅に見える舞も時に力強く、
武術であるということも感じるカッコよさであった。

そして、役者も含め表現者たるもの目線の重要さを
あらためて感じたのである。劇団の研究生達もさそって
くればよかったなぁ。

ps
小林代表とさっちゃん&たかちゃんと伊藤家の人々も来てる筈なので、絶対的に目立つ巨体な小林代表を探し出すために客席を見渡したが見つけ出せなかった・・・
“哲郎日記”を読んでその理由がわかった・・・あちゃ〜
そんな、小林代表を他山の石として、俺様も飲みすぎには
注意しようと思う今日この頃!!

2005/05/26(木) 稽古後アルコール・・・・
五月の稽古も後残すところわずかである。
初日まで今日で丁度あと二ヶ月、
セリフも皆ほぼ完璧に入ったようなので、
これからは、それぞれの役についてより
深いところに突き詰めていく作業となるだろう。
また、演出の俺様もより細かいところから
芝居全体の構成という観点から役者に要求を出していく
という過程に入っていく段階がきたようである。

ここまでは、とにかくみんな、自分達のやれるだけの努力を
惜しまず芝居に注ぎ込んでくれていると感じている。
しかし、これからが勝負のしどころである。
努力、頑張り、はあたりまえ、俳優としての結果を
だしてこそなんぼというのが本当のところである。

努力しようが頑張ろうが、観に来たお客さんが感じることが
できなければ意味が無いのである。

身内の目で見れば本当によくやっていると思うが
これからは、更に鬼の目として、アイ・オブ・ザ・タイガーで
俺様の中には常に「ロッキー」のテーマが流れながら
ワイルドに稽古場に向かうことになるだろう。

って・・・わけわからん文面ですな〜
まぁ、今日も稽古後、小林代表・真砂姉貴・中井嬢・川並氏・俺様という神戸飲んだくれメンバーで飲みにいって
酔っ払っているのでいたし方あるまい・・・

うぉ〜現在 0時46分・・・もう寝る・・・おやすみじゃ・・・

2005/05/24(火) 芝居が動きだした。
そろそろみんなセリフも入ったようで。
おもしろいところが徐々に出てきたのだ。

稽古場のあるビルに入ると
北見(小林代表)と野々村(くずわまさひろ)の
セリフのやり取りが廊下に響き渡っていた。
ベテラン二人が稽古前に自主練習をしている最中なのだ。
今回演出の俺様はとりあえずその二人の場が終わるまで
稽古場に入らずに外でこっそり聞いていることにした。

で、どうやら自主練習が終わったところで、
俺様は稽古場に入場した。
すると、小林代表が「一場完璧!!」と宣言をなさる。
そして、「今日はどこから稽古?」とも・・・

完璧とまで言われれば俺様も「わかりました。一場から通しましょう」と答えるほか無いのであった。
まぁ、完璧かどうかは定かではないが、
確かに二人の息が合い、かなりおもしろくなっていた。
また、他の役者達のでる場面もいい雰囲気がでているところが
多々あり、芝居が動き出したようだ。

劇団構成メンバーも随分増え、稽古場の雰囲気も
どんどんよくなってきている。
劇団員に大いに刺激されている研究生。
また、研究生たちの初々しい姿に刺激されている劇団員。
いいもんだ・・・

2005/05/23(月) チリ版「八甲田山死の彷徨」
ネットでニュースを見ていると
五月に入ってから遭難があいついでいるようだ。

南米チリのアンデス山中で雪中訓練中のチリ軍部隊が吹雪で遭難したニュースが日本でも報道されているが、
まさにチリ版「八甲田山死の彷徨」の様相である。

雪山にろくな装備も持たず、知識もない上官の
命令にも背くことのできないの軍隊ならではの遭難だ。
今回の死の訓練で凍死していった10代の新兵達はまさに悲劇だ。

かたや日本では同僚五人と雪山にのぼり、5人はスキーや
スノボーで滑って下山、そして、遭難した人はなんと
子供用のプラスチックソリで滑り降りクレパスに落ち
岩に頭を強打して脳挫傷で命を落とし、
その人の遺体が昨日発見された。
本格的な雪山を、スピードがでたら
コントロール不能なソリなんかで滑り降りるなんて
信じられないことである。まさに自殺行為だ。

また、穂高山荘から奥穂高岳に吹雪きの中
登って、滑落、それを助けようとした仲間も凍死という
60代の男性二人の遭難も起こっている。
何故、吹雪いて景色も楽しめない山頂に登ろうとしたのだろう。
山荘でビールでも飲んで語り合ってればいいのに・・・
俺達は夏に涸沢に行き、奥穂高岳に登る予定だったが
雨が降ったために登るのを止めて山小屋でビールを飲んだり
テントで昼寝したりして過したぐらいなのだけど。
悪天候の場合は無理な行動をしないのが一番なのだ。

やっぱりこういう事例を見聞きするにつけ
遭難のほとんどは自ら原因を作り
遭難するべくしてしているように感じる。

俺達もこんな過ちを山で犯さないように
くれぐれも気をつけなければ・・・

2005/05/22(日) 17くらぶ 役について考える。
今日は17くらぶの部活の日である。
朝10時に稽古場に入り、まず、部員達が
外郎売りを言いながらのランニングにはじまり、
肉体訓練&発声練習で滝のような汗を流すところからはじまる。

ひとしきり肉体訓練&発声練習が終わると
今日は、作 ARガーニー 「ラブレターズ」という
戯曲に取り組んでみた。

この戯曲はアンディーとメリッサという男女の
手紙のやり取りを順番に読んでいくというシンプルな劇である。

この登場人物の少年少女時代から大人になってからも
手紙のやり取りは続いていくのである。
今日は17くらぶの若い部員ということもあって
登場人物の少年少女じだいのところの一部分に
挑戦してみたのである。

この戯曲は役所広司・大竹しのぶのペアで演じられたことをはじめ、日本では多くの俳優によって上演されているものである。

この二人の関係は美しくもあり切なくもあり、
劇が終わる頃には観客は涙してしまうようなものなのだが、
部員達はこの話を皆知らないし、一部分を今日教材として
初めて読んだので結末は当然知らない。
なので、今日の抜粋した部分からこの二人の家庭環境や
性格、お互いのことをどんな風にかんじているのか、
また、どんな風に必用とし合っているのか、その後二人はどういう人生を歩むのかなどなど、多くのことを想像してもらう
ことに取り組んだ。そして、なかなかおもしろかったのであるが、次の稽古までにアンディーとメリッサについて感じたことやいろんなことを自分なりに考えてレポートを一枚提出してもらい
、自分の持ったイメージで演じてもらうという宿題を出しておいた。次回がたのしみである。

さて、そんな部活を終えて、いつものごとく舞台セット作りに
大道具部の作業場に向かった。あいにくの小雨模様で
ペンキが思うように乾かず仕事ははかどらない日であった。

こんな日は諦めが肝心とばかり、夕方5時で作業を切り上げ
皆、家に帰ったのであった。

2005/05/21(土) クレパス・・・頭上に見出した光!
演出という立場に身をおくと
脚本を読んだ時の自分の見たイメージ、
そして、そのイメージに基づいたイメージで
キャスティングをするわけだが・・・・

いざ、稽古が始まってみるとそのイメージは見事にくずれて
まさに、崩れたパズルのピースを組み立てなおすという
作業だと、わが劇団の代表がよく言う言葉だが、
俺様も何度か演出という立場になって身にしみているのである。

当然今回もその例外ではない・・・

しかし、稽古を重ね、今日の稽古では、いったんは
アタック途中にまるでヒドンクレパス(雪に覆われ落とし穴のようにかくされた、氷河や雪の割れ目)に落ち込みヤミの中に突き落とされたかんがあったが、今日はその深いクレパスのそこから差し込む
一点の陽の光を見出した感である。
いったん差し込む地上の光を見つけたからには(ワイルドそれは俺様の形容詞)ワイルドな俺様は怯むことなくその光に突進するのみである。

そんな、クレパスに落ち込んだ状況から希望の光をみいだした
今日の稽古をおえて家に直行で帰る俺様ではない。
やっぱり今日も飲みに行ってしまった・・・

我ながら単純だとはおもうが、自分の感覚のなかで
いいとおもったり、グッと来るもんがあると
熱くなってしまうのである。

かなり、今日はいい気分な俺様であるかもしれない・・・・
ふっーほろ酔い気分でおやすみなさいである。

2005/05/19(木) 稽古後アルコール
火、木、土、稽古・日祝舞台セット制作・・・
矢のように日々が過ぎていく。

今日の稽古には小林代表の同級生の知り合いの
劇団の人達が見学に来てくれていた。
俺様は他の劇団の芝居を作っていく過程を見学した経験はないが
今日観に来てくれた人達は、稽古を見て何か自分たちにプラスに
なるものを感じてくれたなら嬉しいことである。

是非、本番も観に来てもらって感想を聞かせてほしいものである。

まぁ、演出の身とあっては、そろそろ稽古についてのことを
書けるような心境ではなくなってきたのは確かである。
とにかく、観に来てくれるお客さんの心に響く芝居を
見せることができるように、苦しくても進むしかないのである。

さて、稽古が終わると、また、真砂・中井・川並・俺様の
4名で魚民に飲みに言ってしまった・・・
帰ってきたらいつものごとく24時を過ぎていた・・・
そして、飲み屋でなにをしゃべったか、今思い出そうとしても
思い出せない俺様であった・・・おやすみなさい。

2005/05/17(火) 今日も稽古であった。
今日も稽古であった。
「煙が目にしみる」の稽古に入ってから
伸ばしてもらっている小林代表と金田氏の髭も
伸び、さまになってきた。
なかなか二人とも髭が似合う顔だったんだと新たな発見である。

着物を着ることになる女優2名も稽古の後、夜遅くまで
真砂綾さんにも協力してもらって着付けの練習に励んでいるようだ。

タバコを吸ったことのない早川さん&横田さんもネオシーダーで
タバコを吸う練習をしている・・・が、まだその成果がでるところまではいっていないようだ。
気になるのは、タバコを吸う練習をする必要の無い、禁煙に
成功した小林代表がネオシーダーを稽古前に一緒にすっているのはなぜだろう?(笑)禁煙に成功してもやはりタバコには未練が
のこっているのが、元喫煙者ということなのだろうか・・・

2005/05/15(日) 大道具
今日からいよいよ本格的に舞台セット制作となった。
団友金田氏の助っ人と劇団ふぉるむ大道具部葛輪氏・俺様・横田嬢の4人での作業となった。川並氏と石井嬢は今日の作業は
用事により休みである。

新研究生の横田嬢は舞台セット制作にかかわるのは初めての
経験となる。作業には電動ノコギリなど使い方を誤ると
危険な道具もあるので、先ずは危険度の少ない作業から
俺達の指導のもと作業に取り組んでもらうことになる。
女優でもある彼女に怪我をさせるわけには行かないので
俺達も注意して彼女を見ていないといけないのだ。

彼女のお父さんも親方職人さんなので
物を作る父の背中を見て育ち、その姿に憧れをもって
育った彼女は、劇団に入ったら是非大道具部に入って見たかった
そうだ。

劇団ふぉるむ大道具部の伝統は想いを込めて
舞台セットを作ることなので、資格十分である。
これから、多くの美しいものや芸術に触れたり、舞台美術に
携わるものとしてアンテナを常に張り巡らせて置いてほしい
のだ。

5月絵日記の続き


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