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2005/04/24(日)
研究生という名の戦士達・・・
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昨日の稽古は金曜倶楽部から1人の見学者が来てくれていた。 新研究生達にとっては、いつもと違う人に稽古を見られている というのは、いい刺激と更なる緊張感をもてたのではなかろうか。
しかし、新研究生達はまだまだ役をつかむまでの 遠く厳しく苦しい道のりはつづくことだろう。 (それは、俺達劇団員もどんな芝居を作る時も同じではあるのだが・・)
新研究生の川並氏もまた、そんな役作りに悩み苦しんでいる ひとりである。 なんとか、役をつかもうと、本読みであるにもかかわらず 1人で立ったり座ったり、いろいろ彼なりに考えてきたことを 稽古場で実験しているようである。 そのかいあってか・・・今日、初めて彼の芝居がおもしろく なりはじめた。
他の研究生にもこういう瞬間がこれから出てくることを 信じている。
それから、今日は新研究生の横田君が仕事の為、稽古にまにあわなかったので、その代役を新研究生のFさんにやってもらった。 一生懸命代役を務める姿は見ていて気持ちがいい。 きっと、彼女の中では次の舞台で自分も使ってほしいという 意欲がより大きく育ってきているのだろう。 代役をできる瞬間こそ、ある意味大きなアピールのチャンスだと いうことを知っているようだ。
芝居を作る上では役との戦い、自分との戦い、そして虎視眈々と 役を狙っている役者どおしの戦いでもあるのだ。 劇団の公演を作る上においては、当たり前のことだがけして仲良しこよしではないのだ。
演劇くらぶから、選び抜かれて研究生となった人達の稽古に 臨む姿は本当に真剣でいいものである。 小林代表や葛輪氏、俺様や劇団員の目に狂いは無かったと核心している。新研究生達はこれからの楽しくも苦しくもある 役者の道を自分を信じてこのまま突き進んでもらいたい。
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