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2005/10/20(木)
アクセル踏み込もう。
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後公演まで1ヵ月となった今日の稽古。 昨日も書いたが、キャリアが浅い役者が多いので なかなか、自由に動けないのは致し方ない・・・ だからといって、そのまま放置するわけにも行かない・・・
役者達をどんなふうに動かすかずっと考えてきたことを そろそろ、伝えることにした今日の稽古である。 できれば、動きなんかは自然に生まれてくるものを 少し整理するぐらいの作業ですむのが理想なのだけど それは、研究生がもっとキャリアを踏まないと無理なのだろう。
しかし、動きをつけたからといって、いわゆる段取りで 動かれると芝居は成立しない。指1本動かすのも歩くのも すべて役の心情や魂と連動したものでなければならないし それだけじゃなく、自分以外の役者とのかかわりで 動くということもあるし、そして、効果的に動くということも・・・それから、何よりも大事なのは舞台上にいる役者が しっかりとつながりあった動きと言うか芝居と言うか いろいろな糸で紡ぎだされた美しい織物ようなことにならなければ芝居は成立しないのだと思う。
役者の作業は複雑というか、人間の感情の現れ方や関わり方に多様性があるものなのだから当然の事なのだけれど・・・ それを、いかに効果的に人の心に響かせることができるか という、キャリアをいくら積もうと俺様達も常に求め続けて いることなのである。
まぁ、焦ってもしょうがないので、一歩一歩着実に積み重ねて もらい、また、俺達もさらに追い求め続けましょう。
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