気が向けば書く、いい加減日記なのだ〜(爆)
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最新の絵日記ダイジェスト
2008/12/01 ありがとうございました。
2008/03/07 レッスンステージ前夜
2007/11/27 公演を終えて
2007/11/21 最終稽古
2007/11/19 あと、残すところ稽古一回だ!

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2004/09/30(木) 想像力
この前、NHKの番組で山田洋二監督が
大学でシナリオの書き方を教えている姿を
うつしていたが、シナリオを書くということは
いかに想像力を働かせるかということにつきるといっていた
大学生達は監督に親と喧嘩したことの思い出を語ってほしいといわれ、皆それぞれ子供の時にお小遣いをあげてくれなかったので
けんかして親に出て行けといわれてかなしかったとか、
たわいのないおもいでをはなすのだが、

では、その時君が出て行ったらお母さんはどうしたろうか?
君が出て行った後のお母さんの気持ちはどうだったろうか?
と問われて、なかなか答えられないでいた。
そして、山田洋二が想像するお母さんの姿をかたりだすと
もうそれだけで一つのドラマのようであった。

シナリオを書くということは人の気持ちがわかることというか
人の気持ちを想像できることが重要なのだといっていた。
当たり前のことではあるのだけれど・・・
その当たり前が一番難しかったりするのだ。

役者もまた、同じことが言えるなぁ、なんて思いながら俺様はそのTVをみていた。
戯曲がきまり、自分の役がきまり演じるとなれば
自分の役だけじゃなく相手役の言葉の中に潜む気持ちを想像し
それに対する自分の役の気持ちを想像する、動き、目線、
全てが想像といってもいいくらいだ。
戯曲に書いてあるセリフは文字でしかない。
それに、役者の想像力を働かせて、
それこそ全身を使い表現してこそ初めて生きた言葉になるのだ。

今日も稽古であった。俺様達ももちろんだが、
ことに今回演劇倶楽部より抜擢された役者たちは
この想像力がいかに必要かということを演出のダメ出しにより
痛いほど思い知らされているところである。
だけど、みんな演じることが楽しそうでダメ出しされて
苦しくってもけしてくじける様子はない。

役者に必用なものは想像力!!そして、折れない気持ち!!
ファイトじゃ!!

2004/09/29(水) アーサー王
またまた台風である。
外に出ることも出来ないので
本棚の整理でもするか!とおもって
整理をしだしたのだが・・・
アーサー王物語を目にして、「あっ、これ中井嬢が貸してほしいと言っていたな」と思い出したので、かばんに入れようとしたのだが、
どんな話だったかなぁと思ってついつい再読しはじめてしまい
本棚整理中断とあいなってしまった。

ウーゼル王とゴロワ公の奥方イグレーヌの間に出来たのが
アーサー王である。
どういうことかというと、ウーゼル王が魔法でゴロワ公に成りすまし、まんまと美しいイグレーヌと添い寝したのである。そして、ゴロワ公を打ち負かしたアーサー王はゴロワ公の
国と和平の条件としてイグレーヌを妻にするのである。
その9ヵ月後に生まれて養子にだされたのがアーサー王である。

アーサー王が本当に存在したとの説もあるのだが、
歴史的な資料にはこれといった決め手になるものは見つかっていない。しかし、アーサー王が存在したと信じたい。

しかし、人間の記憶はいい加減なものである。
アーサー王が少年の時に誰一人引き抜くことのできなかった
石に刺さった剣を引き抜いたその剣こそ魔剣エクスカリバー
だったといつの間にか思っていたが、エクスカリバーは湖の姫から授かった剣であった。鎧をも打ち砕く恐ろしい破壊力を持つ剣
であるのだが、実はエクスカリバーの最強たる所以はその鞘にあるのである。このエクスカリバーの鞘を体より離さなければ
どんなに打たれても血を流すことなく、いわば不死身でいられるのである。

人間って忘れる動物だな〜

再読し始めて、やっぱり思ったけどアーサー王物語はおもしろい。全てのファンタジーの原点といわれるはずである。
ものがたりは実に単純だけど、単純ゆえにすごい想像力が
働くのかもしれない。戦い、円卓の騎士、恋愛、友情、陰謀、正義、魔法使い、ドラゴン、美しき姫、魔剣・・・西暦5・6世紀ごろに
実在したかもしれないアーサー王。

この俺様の手にするアーサー王物語は50以上の話が収録されているが、どの話も芝居にしたいような話である。

というわけで、結局本棚整理は全然出来なかった・・・

2004/09/28(火) 激しさを増す稽古かな・・・
今日の稽古も長靴をはいた猫と兎の場面を集中稽古であった。
相手がダブルの俺様はかなりハードだがワイルドな俺様は
稽古をやればやるほどノッテくるのである。

しかも、2人だけの場面なのでその他の出演者は皆俺様の
ギャラリーである。
兎ちゃんのお二人さん、一緒にハイテンションで行こうね〜

・・・なんか、“うさぎちゃん”て呼び方は昔イレブンPMという
番組のワンコーナーのイメージがあるのでこれからは止めておこう。と今 ふ とおもった・・・

2004/09/26(日) タタキ(セット製作作業)
昨日も稽古の後、神戸住人8人ほどで稽古場の近くに出来た
お好み焼き屋に行って大いに飲んだのだが、
二日酔いも無く目覚めスッキリで大道具作業場にいって
朝10時より日暮れまで舞台セット製作であった。
葛輪氏、南方ののあさん、早川有紀さん、そして俺様の
4人での作業であった。

南方さんと早川さんは麻袋を開いたものをひたすら縫い合わせ
大きな布を作るという作業に没頭してもらった。
作業は単純ではあるが今回の舞台セットのデザイン面において
重要な位置をしめるものなのである。
帆布用の針と荷造用の太い麻糸で縫い合わすので、やってみると
かなり大変な作業である。そんな大変な作業も二人でたのしく
わいわいと会話しながら非常に良いペースで作り上げていってくれているのは嬉しい限りだ。
彼女達はこんな風に役者をしながら裏方仕事も自分達でするという劇団特有のハードな芝居作りは初めてなのだが、弱音を吐くことなく楽しみながら取り組めるというなかなかワイルドな血をもっているようだ。

葛輪氏は今舞台の土台のようなものを作る作業をしているのだが
二人がなかなかの仕事振りなので、自分の作業に没頭できているようだ。

俺様は今日も「長ぐつをはいた猫、よろず相談所」のテーブル製作をしているのだが、いつもの癖で完成間近になって新たなアイデアが浮かんできて、さらにこのテーブルに手を加えることになってしまったので、今日完成予定だったがテーブル完成は来週に
持ち越すことになってしまった。

芝居も稽古をしながらふとアイデアが浮かんだりして試してみたりすることはよくあることなのだけど、セット作りも作りながら
アイデアが浮かんでくるのである。

公演に向けて稽古が始まると、どんな時も
芝居のこと、役のこと、セットのことなどが
いつも頭の片隅にあるので突然何かの拍子にアイデアが
浮かんでくるのである。

芝居作りって、今まで自分が見たもの聞いたもの、感じたもの
など、自分が経験したあらゆる体験が活かせる場面が
現れるし、その上、自分がやったことのないものに挑戦できる
というワイルドな楽しみまであるから
なかなか、やめられまへん〜のだろうなぁ。・・・

2004/09/25(土) ジャンヌ・ダルク
昨日TVでジャンヌダルクを見た。
人はいつも真実を見ているのでなく
時に自分の見たい世界をみているのでないか?ジャンヌダルクを神がかり的な救世主で
あったわけでなく多くの偶然と民衆の思い描く救世主像と一致したために彼女の英雄的な
成果も悲劇的な最後もあったのではないかと。これは、現代のいろいろな問題にも通ずることだなぁとしみじみ感じたのだ。

そして現代では特に、9.11のあのテロのあとアメリカ国民がブシュに幻想を抱いたのは民衆のヒーローを求める心理があらわれた悲劇的な出来事だったような気がする。そして、ジャンヌ・ダルクの悲劇よりも
結果はもっとおぞましいものであると思うのは俺だけだろうか。
そして、民衆が誰も求めていないのに、一人で勝手にヒーロー気取りの我が国の首相・・・こまったもんである。

リュックベッソンの作品と最初にであったのは「サブウェイ」を梅田コマの地下の映画館でみたのが出会いであったがその都度感動させられている。俺達も感性を磨き物事を色んな角度から見ることの出来る柔軟な頭を持たなければと思うのである。

それはさておき、今日も稽古であった。
まだまだ、もっと高いレベルにいかなけらばならないとつくづく思う今日の稽古である。
俺達役者一人一人大いに想像力と時には
ネイティブアメリカンの言う上空を飛ぶ
鷹のような目をもち広い視野で芝居作りにうちこまなければならないだろう。

これからは、楽しみながらも、更に厳しくストイックに芝居に没頭しませう。




2004/09/23(木) やっと秋らしい日だ。
今日は木曜日で普通なら稽古日なのだが、
祭日なので劇団員は各自のパートで作業である。
したがって俺様は朝から舞台装置作りであった。

やっと秋らしいさわやかで涼しい気候になった。
太陽の下で作業をしても汗が滝のように流れることも無く
爽快な気分で作業もはかどる。
いつもなら1.5リットルぐらいの飲料やアイスを食べて水分補給と
体を冷やすことを怠らないのだが、今日はほとんど水分補給することもなく作業に没頭できた。おかげで“長ぐつをはいた猫よろず相談所”のテーブルが8割がた出来上がった。来週にはテーブルは完成して次は自然木を使った椅子の製作にかかれそうだ。
葛輪氏も舞台の段差を下りるためのスロープ作りもはかどっていたようだ。意地悪な母と娘ふたりが同時に通過するスロープでも
あるのでかなりの強度のものを作り上げていた。
研究生石井も舞台セットの素材の一つである麻袋をはさみで切って縫い合わせて大きなひとつの麻の布にする作業を手にマメをつくりながらがんばっていた。

今回の舞台セットは自然木をふんだんに使うので、その使い方にはセンスが必要だ。また、フレンテホールをいつもとは違う使い方をするので舞台装置もかなり大きなものになる。
今日のようなよい天気で涼しい作業日がつづいてくれることを
祈っている。

2004/09/21(火) 熱い稽古
ロシアの永久凍土が融けその上に建つ家が傾き、
ヒマラヤの氷河湖が決壊し、南極の氷が融け、マッターホルンの
北壁の氷が解けて岩がむき出しになり、世界各地の砂浜が減少し
、巨大台風が各地で頻発し、そして
近い将来日本でマラリヤが流行するとか・・・
今日で大阪は真夏日が90日続いているとか、
とにかく今日は9月後半だというのにものすごく蒸し暑い・・・

そして、劇団ふぉるむの稽古場も熱(暑)かった。
それというのも、今日はシンデレラ役の荒木さんがお休みで、
唯一長靴をはいた猫の俺様が休んでいられるシーンをすっとばして稽古をするので、動き回る長靴をはいた猫は出っ放しで
汗が大噴出である。演出のダメ出しも非常に熱くワイルドなので
さらに稽古場の熱さ倍増である。しかし、そんななかシンデレラの代役をやっていた劇団員Nは嬉しそうである。・・・・
まぁ、コメントは控えておこう・・・

2004/09/20(月) 連休
土曜日稽古、日曜日17くらぶ稽古&大道具製作、月曜日大道具製作、三連休もあっという間に過ぎてしまった。

17くらぶもいよいよ3月のレッスンステージに向けて
脚本とキャストも決まり動き出したのである。
くらぶ員9名も自分の役が決まったことで目の輝きが
更にアップしたようである。

そして、とりあえず、何も言わずに一度本読みをしてみた。
初読みではみんな硬くなっちゃって「おいおい、いつもの明るさはどこいった〜」とツッコミたくなるようなかんじであったが、
今回の台本についての俺様の考えや役作りの方向性を示して
2回目を読み合わせてみるととたんに面白くなってきたので
先ずは安心したのであった。彼ら9人の想像力で今回の芝居が
どんな風に膨らんでいくのか大いに期待している。
ん?何をするのかって?それは、まだ、ひ・み・つ!!

さて、劇団本公演の舞台装置も決まり大道具製作もついに
始動である。今回は演劇倶楽部の抜擢組の人達も制作、大道具、小道具、衣装などにわかれて芝居作りにすべてかかわってもらっている。舞台本番まで週3日の稽古と日曜祝日はすべて各パートの
仕事に時間を費やすという彼らにとっては非常にハードに感じるかもしれないが頑張ってもらいたい。まぁ、人間なれればこういう生活もそれほどハードとは感じなくなるものです。しかも、自分が好きで楽しいと思ったものを作るためだとおもえばなおさらだろう。
いや〜9月ももう後半だが炎天下での大道具製作はまだまだ真夏のような暑さであった。それでも、夕方になるとグッと涼しくなるので救われるが。そんな中、演劇倶楽部員の兎役の有紀さんと
意地悪な姉役の ののあさんもなかなかの働きぷっりでたくましいものである。

さぁ、明日も稽古だ頑張ろう!!

2004/09/17(金) ほろ酔い・・・
今日も劇団稽古であった。
鬼軍曹は今日も健在!!
俺様はいい芝居ができあがると期待している。新しい血が入ってくることはほんとに
よいことである。人間はついつい自分の経験や馴れのところで適当に折り合いをつけようとしてしまう愚かな一面を誰もがもっている。しかし、新たな人達のピュアな心持に
自分達の原点を見るのに実にいい機会だ。

芝居ってやすやすと作れるものでない。
だからこそ飽き性の俺様もあきることなく
15年以上も続けてこれたのだろう。
喜怒哀楽、もっと細分化した人の感情を
さらけ出す快感。人の普遍的な思いに訴えるもの・・・役者としての喜びを求め続けたい。俺様達は幸いにも表現の場を持っている幸せをおもわなければならないだろう。

そして、1人でなく多くの人間が集まり創造する面白さや苦しさも含め大いに楽しもうと思う。

楽しかったり苦しかったり、時にはクソたっれと思ったりしてぶつかっていけるものがあることの幸せを俺様は感じている。

ちょっと酔ってるからかもしれないが
何か熱く書いてみたかった今日この頃。

鬼軍曹に負けぬように自分たちの熱い思いを
芝居に乗せてみんな体当たりしませう!!

2004/09/14(火) 愛と青春の旅立ち・・・
今日も稽古であった。
演出のダメ出しもワイルドな鬼軍曹の雰囲気である。
しかし、きっと「愛と青春の旅立ち」の鬼軍曹だとしんじてほしい!(ほんまか〜)

みんなの、ことに演劇倶楽部の抜擢組には戦慄が走ったようである。まぁ、芝居を作る為には厳しい困難な岩壁も指がちぎれるような思いをして登らなければならないだろう。
それは、俺様達劇団員も同じである。
気を抜けばグランドフォールでよくても大怪我は免れない。

しかし、登りきればきっと素晴らしい景色を見ることが出来るだろう。そして、その先には更に大きな岩壁が現れ、新たな闘志が
わいて来るのである。

決して折れない気持ちで!!
みんな〜!!
さ〜ん!に〜い!い〜ち!!ハッスル!!ハッスル!!じゃ〜

9月絵日記の続き


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