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2004/08/15(日)
焼肉
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★下山の日
山行も4日目ともなると目覚ましを使わなくとも 自然に目がさめるのである。 横に眠っている伊藤隊員と小林代表はまだ目覚めていないようだ。起こそうかとも思ったが窓の外は激しい雨なので なんとなく布団を出るのが嫌だなぁ〜なんて思いながら 布団の中でうとうと1時間が過ぎた。
午前4時、伊藤隊員が今何時?とついにお目覚めのようだ。 時間を知らせると、あら大変とばかり起き出した。 続いて小林隊長もお目覚め、仕方なく俺様も布団から出る。 窓を叩く激しい雨音に3人の気持ちもなんとなく浮かないもので ある。しかし、行動を起こさねば物事は進まないのである。
朝飯をくって、ザックカバーを装着、カッパを着込み完全防備の いでたちで午前5時50分、双六小屋を新穂高バスターミナルに 向けて出発である。 いざ、歩き出すと激しかった雨も普通の雨模様ぐらいに 弱まり、土砂降りの中を歩くことを覚悟していたので なんとなく得した気分で楽に歩き出せた。
俺様の膝もとりあえず痛みも随分取れてなんとかなりそうだ。 もちろん今日はサポータタイツははいている。
双六小屋から鏡平小屋にむかうコースはシシウドやトリカブトなどが群生していてきれいである。太郎平や黒部五郎岳に向かう ところではすでに花が終わっていたコバイケイソウもたくさん 咲いていた。
1時間ほど歩くと眼下に早くも鏡平小屋が見えてきた。 この頃になると雨の方ももうすぐ止むことが予想されるほどの 小雨模様となってきた。 雨はふっているが幸いガスはなく槍ヶ岳や西鎌尾根や東鎌尾根の ゴジラの背中のような風景が間近にせまってみえている。 そうこうしているとほどなく7時45分に鏡平小屋到着。
曇っていることが逆に幸いして、鏡池に見事に逆さ槍が写っている。丁度お腹もすいてきたので、三人そろって小屋のラーメンを 食べることにした。このラーメン実に惜しい!スープは美味しいのだが、残念なことに麺湯がきすぎであった。 そんなことを心の中で思いながら完食して、8時25分今度は わさび平小屋の冷麦をめざして下山に取り掛かった。
ここからのくだりは大きな石が登山道にゴロゴロしていて 段差の多い道なので、やはり膝を痛めてしまった俺様の脚には また、苦痛を伴うものとなってしまった。 2年前は1時間40分ほどで下った道なのだが、今回はなんと4時間も かかってやっとのことで12時30分にわさび平小屋に到着した。 小林隊長は脳内がビールをもとめているので、 俺様と伊藤隊員をかえりみずに引き離し 一時間も早くわさび小屋に到着。俺様達がついたときには すでに冷麦を完食してビールを何本か飲んでしまっているようで 絶好調のご機嫌さんである。 ほんとに、今回の小林隊長は早朝登山の成果を存分に発揮したようである。
俺様も名物の冷麦を食べ、ワインを飲み、伊藤隊員は残っている 食料をザックから取り出し腹ごしらえをして、1時40分に 新穂高めざして歩き出し一時間後無事新穂高バスターミナルに 到着した。そして、バスターミナルにある無料温泉で汗をながし スッキリして高山に向かうバスに乗ったのである。
さぁ、これから高山で打ち上げ&観光だ。
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★焼肉
新穂高発高山行 16:40分のバスに乗り、18:15分に無事 高山に到着。
高山到着寸前に車窓から見えた一泊3600円の看板を掲げた ビジネスホテルを小林隊長は見逃さなかった。 バスを降りるや否や三人は最短距離でそのビジネスホテルに 向かった。先ずは今夜の宿を押さえるのが何よりも先決である。
受付で部屋はあるかと聞くと3600円の部屋は一つしか残ってないそうだ。しかし、2人〜4人用の和室ならなんと1人3300円で とまれるそうだ。俺達は雨風をしのげて眠ることさえできれば それでいいので、その部屋に即決した。
部屋が決まれば、今回の山行の打ち上げに焼肉宴会はふぉるむ登山隊の定番である。 まず、ロビーで受付のおばさんに美味い焼肉屋は内科と聞くと、 JAの直営店の美味しい焼肉屋があるとおしえてくれた。 いってみると、すごい人で待ち時間30分以上まった。
そして、案内された席はなんと個室でトイレまでついている 部屋であった。メニューを見ると確かに安い。 しかし、みんなの所持金もかなり少ないので いかにして安くたくさん食べ飲むか!ということに 頭を働かせた結果、ファミリーセット(4人前の肉、サラダ、ご飯 デザート)とビールとした。 これが、なかなかの量としかも、JA直営だけあって美味い! どおりで、お客さんがわんさかくるわけであると一同納得!!
胃袋満タンにした三人は満足の内にビジネスホテルに帰り 眠ったのであった。もっとも、酔っ払った俺様はいつ眠ったのか 記憶になく朝目覚めたのであるけれど・・・・
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