日記っす。
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2005/05/31(火) B・Jを見て号泣。

「デットエンドの思い出」
「日々のこと」
「ハチ公の最後の恋人」

 読み終えました! 
 ……と言いつつ、感想は、今度に(ぉ。

  【ブラックジャックを見て泣いた】

 昨夜のアニメ版ブラックジャックを見て、号泣しました(ぇ。太宰治の「人間失格」を読み終えた後だからでしょうか?
「Karte:29 命を生ける花」(ストーリー→ http://www.ytv.co.jp/bj/)のヒロイン『永湖ソノ』が、自らが納得できるだけの最高の生け花を活け終えた後、「まだ、生きていたい」といったニュアンスのことを言いました。そこら辺でもう嗚咽が止まりませんでした。

「人間失格」は、「人間の本質って何だらう?」などと考えさせられる作品のように感じました。人間のある感情(この作品では、人に対する恐怖?)を異様なほど拡大させた主人公。彼がその恐怖によって、ゆっくりと堕ちていく過程を、「手記」での告白という形で綴ったものかと。
 悲劇を悲劇と言いながら書くのではなく、もの悲しい雰囲気によってそう思わせているから、その雰囲気というか空気感が作品中に流れているから、読み手のほうもゆっくりと気分が降下していきます。「あとがき」に太宰(?)が、マダムに主人公のことを聞いたときの彼女のセリフによって、少し救われるようにも思いますが、……どうなんでしょうねぇ(ぉ。

 で、ブラックジャックの今回の話に戻ります。「永湖ソノ」も人間性を欠くキャラクターと言ったかんじで、彼女に流れる空気感が、「人間失格」の主人公のものに少し似ていた気がしました。だから、彼女がブラックジャックに「生きていたい」という欲望を見せたときに、初めて「永湖ソノ」というキャラクターが、くっきりと画面に登場したように思いました。
 彼女に流れていた空気感が、消え去ったというのでしょうか? ぐったりと落ち込んでいた私も、なぜだか救われた気になっていました。
 
 ブラックジャックが優しすぎるとかいう批判もありますが、良い作品じゃないかと思ったりしました。


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