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2005/10/02(日)
吉本ばなな<ハネムーン>
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ゼミの発表も近いのに小説読んでました(ぉ。 一応、やることはやっているはずだ? と自分に言い聞かせておこう(ぉ。
【ハネムーン】 主人公は、「まなか」という二十三歳の女性と、彼女が十八のときに籍を入れたお隣りの浩志の二人。 みじかな死から話は始まります。それがおじいさんであったり、オリーブであったり。その悲しみを受け止めて、前に進む決意をするという所まででこの話は終わりです。 少し変わった二人の馴れ初めや、それぞれの両親のことを過去として、今の関係を淡々と書いているかなと。 「取り返しのつかないことがいくらあっても、生きていくしかないということだけを、人は言うことができる」 小説の中にあったこの言葉が、全てを表しているように思います。 一定のリズムが淡々と流れていく印象があります。どんなに残酷なことや、奇抜なことでも、さらっと流れて言ってしまう感じかなと。 アクションシーンなど論外ですが、このリズム感にうまく浸れるのならば、最後まで、なんの苦痛もなく読み進められると思います。色々なことで疲れている人は、一時の休息として、手にとって見るのもいいかと。
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