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2004/06/03(木)
「おばあちゃん」の段
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勤務地と自宅の距離が2キロ台なので、元気があれば歩いている(朝は時間の関係でよく走っている)。今日も、元気はあんまりなかったが、涼しかったのと月がとても綺麗だったので歩いて帰ることにした。
で、21時前後の帰り道、必ずと言っていいほど目にする光景がある。それはおばあちゃんだ。人物を「光景」と呼んでいいのかどうかは知らないが、とにかく彼女はかならずいる。彼女って呼ぶのもやけに馴れ馴れしい感じもするなあ。まあ、微笑ましいってことで許してもらおう。
彼女はいつも本を読んでいる。語彙が少ないのでうまく説明できないが、道路に面したショウウィンドウみたいな窓の近くで、電気スタンドの灯りを頼りに読書している。道路から丸見えなのだが、全く気にする様子もない。そのすぐ横を通るたびに、なぜか分からないが「魔女の宅急便」を思い浮かべる。そんなシーンあったっけ?とにかく、自分の中で雰囲気が同じような気がするのである。すごくいい。落ち着いてる感じ。気は早いが、あんな老後を送りたいわ。
6月3日午後11時
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