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2004/07/07(水)
スポーツドクターの一言
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女子選手の一人におよそ3年前に左ひじを脱臼した者がいて、最近になってその傷跡が痛くなり、病院にいったそうです。そこの担当医に手術をしなければ治らないといわれ、泣きながら私たちに指導者に事情を説明していました。 その後家族会議で早く手術をしたほうがいいだろうという結論になったそうですが、指導者としては今の大事な時期を棒にふってまで、手術をする必要があるのか疑問に思い、もうひとつの別の病院(スポーツ外来のある病院)のスポーツ障害専門の先生に診てもらうことを強く勧めました。 その病院で見てもらった結果、「この状態は手術をしても治らない。この症状を治せる医者は世界中探しても一人もいない」とまで言われたそうです。
このような経験は過去に何度もあります。 整形外科の分野とスポーツドクターの考え方はまったく違うことが多いのです。 これは、スポーツドクターはその選手がスポーツ活動にどうしたら復帰出来るかということを一番に考えます。 しかし、整形外科では普通の生活を送ることが出来れば良しとします。 整形外科に行ったばかりに選手生活をあきらめた人も大勢知っています。
病気についても同じ事が良く起こります。 病院は選ぶ必要がありますね。 しかし、自分お健康は自分で守るしかないのです。病気にならない体を維持することが大切ですよね。予防医学です。
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