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2004/03/15(月)
後悔
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娘をおじいちゃんのお葬式に連れて行ったことを少し後悔した。 ひ孫にあたる私の子供たちが葬儀に出たほうが、おじいちゃんの供養になる。 そう母に言われ連れて行った。 お葬式そのものが終わり、お骨にするために火葬場にいった。 棺を収める場所にはうららかな春の日差しが差し込んでいた。 でもひんやりしたその場所。 娘には刺激が強すぎたようで、お骨になったおじいちゃんのそばには行けなかった。 人が死ぬ事が恐ろしいと、大人の私が改めて実感した瞬間。 眠りに付く瞬間、娘は泣き出した。 私も子供の頃、眠る瞬間が怖くて仕方がなかった頃があった。 子供たちが寝入ってから帰った旦那にそのことを話した。 「それも勉強だ。お葬式なんてめったに出ないし、死んだらどうなるか実感できてよかったじゃん。」 驚いた事に、私が考えていた事とまったく同じ答えが返ってきた。 私はまだ失いたくない人を失った事がない。 おじいちゃんが亡くなった事で、私も考える事が沢山できた。
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