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2004/02/11(水)
季節の行事
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節分が過ぎると「お雛様、いつ出す?」と旦那がたのじーじにせっつかれる。 表現が悪いが本当にこの時期の私にとって”せっつかれる” 以外何者でもないモノにもう一つ、確定申告というものがある。 あああぁ、そんな時期だ。
アパート暮らしの私達夫婦に長女である娘が生まれたとき、 真っ先に雛人形の心配をした私の両親。 それはまだ私が刈り上げ頭の小学生の時、 近所の友達が立派な7段飾りの雛人形を持っていた。 その時、私が持っていた雛人形も7段飾りではあるが、 小さくかなり地味だった。 友達の大きな雛人形を羨み、自分の小さな雛人形を見つめていじけていた。 いじけるだけならいいが、いじけるを通り越して両親を困らせ続けていた(らしい)。 なぜそこまで雛人形にこだわるか、 きれいなもの、豪華なものを好むのは女のサガで説明のしようがない。 現に”風と共に去りぬ”のスカーレットオハラが、 ドレスの裾をなびかせて階段を下りてくるシーンをはじめて見た時の衝撃は今でも忘れられない。 そんな私が娘を産んで初節句の雛人形を選ぶ。 初孫のためにジジババも奮発して豪勢な雛人形に決めてしまった。 私が欲しかったのはこれなのよ。 お内裏様とお雛様の位置が逆の京雛。 で、飾るのは旦那の実家。しまうのも旦那の実家の押入れ。 すみません。今からやります。娘も騒いでいる事だし。ちょっと疲れているけど今出します。 組み立て、飾りつけ、空き箱の片付け。60分少々かかりました。 娘よ、喜んでいるがこれには深いわけがあるのだ。 母の子供の頃からの夢をアンタで叶えさせてもらったよ。 コラ!息子!触るな!
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