|
2003/11/18(火)
アナウンス
|
|
|
駅のアナウンスがむかつく。男の声と女の声があって、男の声のほうがやたらムカつくんである。鼻濁音が鬱陶しい。「7番線に到着の電車は、○:○○分発、快速、柘植行きです」のツゲのゲの部分がむかつく。放送の表記でいうとケ゜ですな。そんなに鼻にかけんでもええがな、というぐらいに鼻濁音を強調している。そういえば「快速、長浜行きです」のナガハマのガもむかつくな。しかも長浜行きは「長浜、ゆきです」といちいち区切って言うあたりも癇に障る。その後に続く英語版の声もむかつく。女の声のほうはそうでもない。男の声は、男のくせに粘着質で未練がましいんである。男ならもっとサバサバと言え。
そういえば西大路駅の電光掲示板は今年の始めから稼働しているのだが、設置は確かおととしだ。その間ズーッと「調整中」であった。駅員室で平均年齢50歳の駅員のうち1人が「エーット、今日は7時台を入れなアカンな」と言いながら老眼鏡をずり上げ、端末に向かう。何しろ駅員の年齢は平均50歳越えているので、マシンに弱いのだ。操作マニュアルをめくることから始まる。
「エート、入力する画面はどないするんやったかいなー」 老眼鏡ずり上げ、唾液湿潤手指ページめくり、歯間呼吸、テンキー内アラビア数検索、人差し指押下。途中、定期購入の乗客来訪の為、定期券発行処理。 「エート、どこまでやったかいなー」 老眼鏡ずり上げ、以下同文。 「エート、6分、17分、24分、…あ、24分が飛んどるがな」 老眼鏡ずり上げ、以下同文。 「エート、ス〜〜〜(歯間呼吸)、28分を消して、と。…ん?消えたか?」 眉間しわ寄せ画面凝視。 「あ、全部消してもーたがな」 新幹線予約客来訪の為、座席予約処理。 「エート、予約予約、と。どうやるんやったかいな」 老眼鏡ずり上げ、以下同文。
1ヶ月後
「エート、今日は9時台を…」(進んでない…) アーバンネットワーク ダイヤ改正あり
「エート、ダイヤが変わったゆうことは、始発から…」 老眼鏡ずり上げ、以下同文
3ヶ月後 「エート、今日は10時台を…、あ、快速が停まるわ。えらいこっちゃ」 老眼鏡ずり上げ、以下同文。
という紆余曲折をくり返し、おっちゃん(ジイサン)達は2年近くかかってようやく始発から最終までの時刻と行き先と車種を入れ終わったんである。皆そういう背景を考慮してジックリと電光掲示板を見ないといけないよ。
まあ、そんな駅員も日々の定期券発行や新幹線座席予約に始まり、ダイヤ入力をこなし、最近はECOCAの発行もできるようになったんである。でも1人3分ほどかかるで、と窓口に手書きで掲げてある。これがECOCAだからなのか年のせいなのかは不明。
|
|
|