|
2003/12/08(月)
生きるってこと。
|
|
|
ずっと余生をおくっていた。 目的があるとすれば、天命をまっとうするまで生きながらえること。 それと、そのときまでにちょっとでも釈然としてたらな、ということ。 つまり、その時その時の自分のあり方だけだった。
今は人生を再開しつつある。といっても去年の秋からだ。 冬が近づくとそわそわしてしまう。前回の分岐点で結果として選びとれなかったけれど、ずっと気になったままの道を象徴している流氷が押し寄せてくるのだ。 去年の秋、いつまでも気にしたままためらっていても仕方が無いので、賭けてみようとか思った。流氷を観に行こう。満足して、または流氷はただ流氷であることを確認して、今生きている場所に足をつけて立つことができるかもしれない。もしくはもう帰ってこないかもしれないけれど。 とは思ったけれど、行く決心がなかなかつかない。本当に帰りたくなくなってしまった時に、以前の自分ならともかく、今の自分がその選択に耐えられるのかが不安でたまらない。またはそう思わせてしまう程に現時点で愛着をもっているもの達を、その時になったら平気で切り捨てる自分を予感して不安でたまらない。 と、流氷が来ないうちからずっと迷っていたのだけれど、突然に「大学行こう!社会復帰しよう!」と1にも2にも迷うことない決心をさせた興奮と出会ってしまった。 逆に流氷に対する迷いをとりあえず棚上げできるアイデアだったから、飛びつけたのかもしれなかったけれど。
そんなことはどちらでもいいのだ。きっかけはいつでもそんなものだ。 へタレでもいいのだ。 明日をも知れないわが身だし、明日をも知れない世界なのだから。 言い訳しなければいけない相手なんて、そのうち1人もいなくなる。
|
|
|