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2003/12/12(金)
興奮の中身。
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ハンガリーは知れば知るほど面白い。ハンガリー人は自国のことを“マジャル”と言う。マジャル人の名前は、日本人と同じで、苗字、名前の順。多数のノーベル賞受賞者、有能な科学者、数学者、企業人を輩出している。ブダペシュトには多数の日本人が音楽留学している。デンソー、SUZUKIなど、現地に工場のある日本企業も多い。
奇しくもハンガリーに関心を持ったこの年、名古屋国際センターで「名古屋民間大使」を努めていたのがハンガリーの女の人、ヘディーさんだった。奇しくも同じ年だったのも楽しい偶然。 彼女が企画したハンガリーを知るための「ハンガリー講座」を受講した。第1回目、元ハンガリー駐在大使で社会主義からの移行をみてきた人が講師だった。 1956年、ソ連の権威に後ろ盾された恐怖政治を行っていた独裁政権に対して、密かに西側から流されていたレジスタンス的なラジオ放送に勇気付けられもした民衆が蜂起した。 結局ソ連から鎮圧部隊が送られ、多数の市民の犠牲を払って「ハンガリー革命」は終わった。けれど、その後、ハンガリーを治めるのに強制統治は不向きであるとソ連は考え、当時のソ連傘下の国としては異例に、独自の政策による政治がある程度認められた。そして要因はそれだけでないにしろ冷戦終結後、確かに深刻な経済危機に直面はしたけれど、他国に較べればずっとスムーズに経済を立て直すことができた。 初めて聞いた話だった。聞いたことがあったとしても、遠い国の過去の話として聞き流していたのかもしれないけれど。 「ハンガリー革命」と、眼前のバイタリティー溢れるヘディーさんが重なって、「やってみる気」が触発された。 教科としての社会科に全然関心が無く、史実をほとんど知らない私には、まだ考える材料がすごくいっぱいあって、知ってみて考えてみて、そんでどこに行くのかは分からないけれど、とにかく「やってみる気」になった。 これまで自分の事だけを考えてきたし、今だって自分のためであることに変わりはない。でも、少なくとも世界とちゃんと関わっていこうというスタンスの限りにおいて、世界の現況がどうだからってあきらめる気は更々無くなってしまった。
最近、謎がひとつ解けた。なんとなく???だったのに、放っておいてあったことなのだけれど、同じ疑問を持っていた人が調べて教えてくれた。それは、重力を利用して宇宙の探査機などの軌道や速度を変えるスイングバイのことだ。軌道が変わるのは理解できるけれど、エネルギー保存の法則から考えると、なんで重力圏を離脱する加速が得られるんだよ?ってこと。確かに、重力のエネルギーだけでは無理で、公転のエネルギーをちょっともらっていっているんだって。ってことは、ほんとに僅かすぎてわかんないけど、地球の軌道も変わってるはずなんだ。
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