がてんこ、Dig Your Own Hole
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2003/11/29(土) 借金に関する話2。
意外と人の下す判断はアバウトだ。賢い人でも結構くだらない思い込みをしているものだ。
わたしも最近一個自分が勘違いしていたことに気がついた。ちょっと前に消費者金融でお金を借りることについて「高い利子を払うのは馬鹿馬鹿しいよ。」と書いた。実際、そう思い込んでいた。だって、預貯金や金融商品、住宅ローンやマイカーローンと較べて、利率の設定がすごく高いのだもの。

以前、仕事で、自己破産のさせ方の講習を受けにいったことがある。その時聞いた話だと、平均的なサラリーマンの稼ぎだと消費者金融で借りてた場合、200万円くらいが返せる上限の目安だということであった。
でも、そんなに借りるのではなくて、次の給料日までのつなぎで生活費を借りる程度だったら、また今買って置かないと二度と巡り会えないかもしれないとっても欲しいものを買うために足りない分をちょっと借りる程度だったら、どうなんだろうか?「高い利子」と書いた手前もあって、計算してみた。
手元にあったアイフルのティッシュ、いつもらったものか不明なのでちょっとは数字が変わっているかもしれないが、概算なので別にいいとする。
一番計算しやすそうな、ショートタイムと言うプラン。年利24.82%、返済期間 最長15日で元金と利息の一括返済。
24.82%÷365日×15日=1.02%、 3万円借りたとして、30,000円×1.0102=30306円 
なんだ、たった306円の利子か。本当に計画的に利用すれば、けっこう有効に活用できそう。

最近、銀行も個人向けの無担保ローンをやっている。こちらはもっと金利が安い(最高でも年利18.0%)。その訳は、銀行系は「利息制限法」に定められている利率の上限の規定を適用しており、消費者金融各社は「出資法」の規定を適用しているからだ。
余談ですが、「出資法」には「お金を貸した人は、お金を返してもらう際、貸した相手のところまで出向いていってお金を回収しなければならない」というような規定があり、消費者金融各社の営業形態はこれに当たらない。本当に自己破産を目の前にして弁護士さんに相談にいくと、弁護士さんが金融業者に「おたくの仕事の仕方では年利18.0%しか取れないでしょ。」とかけあってくれて、で、18.0%で計算すると既に支払いすぎていて、お金が戻ってくることだってあるのだ。ただ、契約は契約なので、自分でかけあっても通用しないし、本当は払いすぎていても返してはもらえない。

話がずいぶんそれた。元にもどす。「本当に計画的に利用すれば、けっこう有効に活用できそう。」!
「本当に計画的に」が本当はすごく曲者なのではなかろうか?冒頭に書いたように、意外と人の下す判断はアバウトだ。
たとえば、テレビショッピング好きな友達がいる。“世界○か国で特許取得済”というのに弱いのだ。それで怪しげな商品も信用してしまう。「特許は別にその商品の効能を消費者に対して保証しているものではないのだから、買う目安にはならんぞ。」と教えても、すぐに忘れるのだ。忘れるというより、「特許はすごいもの」とアバウトに思っているから、右の耳から左の耳なのだ。
ちょっと前、そろそろやばいかも、と噂になった生命保険会社があった。そこで生命保険に入っていた人がいた。会社の同僚もほとんどそこを利用していて、不安から1人、2人と、別の保険会社に切り換えていっていたので、不安になったらしい。電話で同僚と情報をやり取りしているのを小耳にはさんだので、一応釘をさした。「生命保険のきりかえというのは、実はきりかえなんてものではない。いままで入っていたものを解約して、その解約金を使って新たに契約し直すのだ。入社当時、若い時分に入った保険の契約条件は、今契約し直すものよりも断然いいはずだ。あわててかけかえするべきではない。」と。でも、既に別会社のセールスレディーはすっかりみんなを鴨っていたので、その人も流されてしまった。後になって、「ずっと積み立てられていた配当まで、きりかえに使われてしまった。あれは手元に残ると思ってたのに。説明不足だ。」と怒っていたけれど、そんなこと言ったって遅いさ。アバウトな噂に踊らされ、アバウトな判断をするからだ。また、生命保険のセールスレディーは、自分の扱っている商品を本当には知らないので、言うことを鵜呑みにしてはいけない。

話がずいぶんそれた。


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