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2003/11/21(金)
CHOW NAH GUB NGOO HOW
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タイトルはタイ語。訳すると「農夫とコブラ」らしい。文字化けじゃないよ。くれぐれも。
このタイトルの曲を歌ったのは、FLYというタイのロックバンド。鈴木あみがアジアを席巻していた頃、小室Fがアジア中のアーティストとジョイントしたイベント、アジア2000をBS2で見た際に出会ったのだった。FLYは、日本のみんなに送るとして、荒城の月をロックバージョンで演ってみせた素敵なバンドでした。ギターがめちゃくちゃかっこいいの。 そして私はくだんの「農夫とコブラ」を観て聴いて泣きじゃくったのでした。 その邦訳が字幕で出ていたので転写するね。
農夫とコブラ
本当に僕と別れたいというのなら喜んで君が好きなようにしよう でもその前に少し時間をくれないか 昔話を聞かせてあげたいから
ひとり暮らしの農夫が死にかけたコブラを見つけた かわいそうに思った彼は持ち帰り世話をした どんな結末が待っているかも知らないで
一生懸命世話をして愛情を注いだ 死なないように必死で看病をした だが心優しい農夫は最後に裏切られた 残念なことに・・・ 死んでしまった・・・ コブラの毒で・・・
この昔話は真実を教えてくれた 信用してはいけないものもあるのだと いくらつくしても報われないこともある なつかない 愛さない 誠意もない
私はこの最後の一行に感応してしまったのだね。確かに一生懸命つくして報われなかった農夫も、この主人公も切ない。でも、この「なつけない、愛せない、裏切ることでしか生きつづけることができない」女=コブラの孤独が凄まじく来たのだ。 この言葉では伝えきれないことをなんとかみんなに伝えたいと思って、知人にこのビデヲを見せまくったんだけど、もう「農夫とコブラ」というタイトルで既に爆笑を買ったのでした。 確かにボーカルはサンプラザ中野ばりのスキンに墨入ってて、サングラスでピチピチのラメラメさ。会場いっぱいのタイ人が♪一生懸命世話をして♪のくだりを大合唱しているさ。(勝手にハ長調にしてしまうと、♪ミミミド、レレレシ、ドドドラ、ドーレー♪ってすんごいいいフレーズなんだけどね。) でも、それでも私はこのビデオを携えて一緒に涙してくれる人を探しに旅に出るさ。
けちゃの歌を聴きたいのと同じくらいにこのビデオをけちゃにみせたいさ。わたしは歌を歌えないからその代わりに。
そして、たぶん、ぽこはこのビデオで一緒に泣いてくれるであろうと思っている。
思うに、みんなはぐったりした蛇がどれだけ痛ましいものか、いまいち想像できてないんだと思う。もちろん私も生コブラは見たことないけれど、マムシから察するに。
昨日の日記に訂正をひとつ。私が独力で2階まで運んだテレビはどうも21インチではなくて25インチのものだったらしい。ますますえらいぞ、私。
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