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2005/06/19(日)
晴れっぽいと書籍の襷とツシマクロアカコウモリ
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先日記載の、これ↓
http://d.hatena.ne.jp/keyword/Musical%20Baton
に触発されて発案してみた「書籍の襷」。 多方面からの「言い出しっぺがまず答えるべきだ」とのお言葉を受け、つつしんで回答させていただきます。
〜書籍の襷〜 しょせきのたすき
■読了した書籍はどうしてる? 売り? 保管?
基本、超保管。だいたい以下のような段階をふむ。
(1)積むべき場所(ゴザの上、ベッドの天板、机・本棚の上等)に積む (2) カバー背表紙(俺は書籍店の紙カバー必須)にペンで題名を記載する (3)「整理前にとりあえず置け棚」に、おおまかなジャンル分けをして移動 (4)書棚に配置
ちなみにジャンル分けは下記な感じ。
・文化文学まわりの字引 or 体系知識系書籍(大きさ別) ・詩、論、古文がらみ ・絵がらみ ・ノンフィクション系(含エッセイ) ・海外スピード系 ・海外読み系 ・海外国内素敵けだるい系 ・国内男性作家 ・国内女性作家 ・ラノベ、BL ・漫画(大きさ別) ・寝入ばなにおもしろがるため系 (パズルとか、魚部首漢字辞典とか、犬図鑑とか) ・二度と読まねえだろう系 ・実家に移動系
腹立たしいほどつまらなかったやつは、比喩ではなく即捨てします。
■今読んでる書籍
★村上春樹「海辺のカフカ」(新潮文庫)
この間の日記で題まちがえとるね。 なんだかんだ言いながら、文庫化された村上春樹小説は結構目を通しがちです。
★ケネス・クラーク「ザ・ヌード」(ちくま学芸文庫)
美術作品における裸体像を論じた書籍。 「理想的形態の研究」という副題がつけられている。 「だってこれってこうだろう?」的熱意がスピード感を生んでいて心地よい。 図説も多く、読み物としてエンジョイできる好論、好書籍。
‥‥なんだけど、題名は、もっとなんとかならないのでしょうか。
★ウィリアム・ブレイク「無心の歌 有心の歌 ブレイク詩集」(角川文庫)
毛唐の詩は仰々しいけれど、抽出概念・心情が美しいと、くらくらとぐっときます。
フィクション本・論本・ピン概念本(詩(和歌俳句なども含む)とか、格言集とか)を同時進行で読むのが理想状態です。 雑誌がある時は、論本ではなく雑誌を読みます。
論系、ピン概念系は、ものすごく時間をかけて読む。
上記論本の「ザ・ヌード」は、先月から読んでいます。
当ページの2005.5.14付け分にて、所属オーケストラVn3名の方と一緒に帰った話をさせていただいたのですが、実はこの時も、電車内読書用に「ザ・ヌード」を携帯していました。
しかしこの時、当ページをご覧くださっているH氏に「今日は何か本もってるの」ときかれ、俺様はつい「今日は持ってない」と答えてしまいました。
どちらかというと、シラフで陽気に騒がしくはなさらないタイプの、しかもそれなりのご年齢の未婚男性3人を前に、「ザ・ヌード」を取り出してみせる勇気がなかったのです。
あの時はウソを言ってごめんなさい、ごめんなさい。 俺はチキン野郎です。
■最後に買った書籍
上記の「海辺のカフカ」ですな。
■よく読む、または特別の思い入れがある5作品
・高橋健二訳「グリム童話全集」(小学館) ・紫式部「源氏物語 宇治十帖」 ・サリンジャー「フラニーとゾーイー」(新潮文庫) ・ドストエフスキー「罪と罰」(新潮文庫) ・ガルシア=マルケス「100年の孤独」(新潮社)
5作はあっというまだな。
10作あれば、「天才バカボン」「星の王子様」「マリみて」「Yの悲劇」「『オズの魔法使い』シリーズ」「老人と海」「ネクタイの結び方」「香水(パトリック・ジュースキント作)」などをあげられるのですが‥‥。
各レヴューは、あまりにも長くなるので後日に。ソーリー。
■気が向いたら、襷を渡す人
先日の「これ系の人」で分かってくださったばびぃ先輩、ありがとうございます、まさに正しいご判断です。
かねこま様、イケイケビースト。様、もしよろしければぜひご回答ください。 どうせだから、ぽちも書いて。
そんでどなたか適当な方にまわしてくださったら、嬉しさでヨロコビの踊りを踊ってあげます。
では、よろぴくお願いいたします。
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