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2005/03/19(土)
晴れと水かえと濾過清掃とカグヤコウモリ
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今日は久々に土曜休みでしたが、朝10:00に起きました。 ハイパー早起きです。信じられません。
でも実は、先日、先々日と、終わらぬお持ち帰り仕事の影響で5:00起きとか6:00起きとかしてたので、それを考えるともっともです。 やはり人間、平素の起床時間+6時間くらいが休日起床時間の目安なのでしょう。
早起きしたので、活動的でした。
午前中は、イカと大根の煮たっぽいものをつくりつつ、読書と洗濯にいそしみ、午後はとうとう念願の、サロメ子水槽の水かえをしました。 ついでに濾器清掃もしてしまいました。 パイプ部分と一番上のウール濾材の洗浄。
ちなみに、水かえと濾過器清掃は、同じ日にやってはいけないとされています、うふー、みたいな? なぜやっちゃ駄目かというと、水中のだいじなバクテリアの数が急減しちゃって危険だからです。 とりあえず、市販の粉末バクテリア「スーパー微生物」を足しながら、様子をみつつ強行したところ、水かえ&清掃だけで4時間かかってしまいました。
まあサロメ子は元気っぽいですが、なるほどこりゃ同時にやるもんじゃねえな、と思いました。
でもさあ、どんなにソフトにやっても、水かえとか清掃のあとって、どうも信頼関係にヒビが入るのよね。 その後2〜3日、水槽のぞくと逃げやがるばかりか、私の姿が見えるとエサくわなかったりして、とてもさみちく、かつ面倒なのよね。
だから一日で済ませてみたのです。
どうなる信頼関係。
なお、清掃中におびえてガラスの側面にへばりついている時にちょっと定規を当ててみたところ、現在の彼女(彼かもだけど)の体長は、だいたい 23cm くらいな感じでした。よしよし。
今日の読み:
米澤穂信「春季限定いちごタルト事件」創元推理文庫
やはり2時間読み切り本を探していて、帯にあった「そしていつか掴むんだ、あの小市民の星を」という文句がカッチョ良さそうだったので購入。帯買いです。
でも、だめだめじゃった。 だめな阿刀田高のようにだめじゃ。
・高校生男女が主人公な上、タイトルに「春季限定いちごタルト」とかあるのに、ラヴにさわりがない。それでは「春季限定」でも「いちごタルト」でもない。
・その言い訳か、各所で「我々ラヴじゃないぜ」的な記載があるわりに、ラヴレスの根拠が明示されず説得力に欠ける。
・小説内に出てくる「春季限定いちごタルト」という品が、「まさにそれでなければいけない」というような意義のない、小説の筋や情緒やキモに関わることのない、たわいなく置換可能な扱いを受けている(例えば「秋期限定マロングラッセ」に置き換えても小説になんら影響はでない)
・キーワード「小市民」の出自根拠やこの小説内での定義が明示されないため、声高に「小市民を目指す」と繰り返す主人公の認識能力が低く感じられるシステムになってしまっていると思う
・ミステリ短編集の体裁だが、各話の「謎」に魅力がない。「それって謎?」みたいな印象をうける。
・そのせいかも知れないが、謎を解く推論、結論に鮮やかな説得力がない。それが唯一無二の結果だろうか、たまたま今回そうだっただけではないか、という疑問の余地があり過ぎる。
・要するに、諸般魅力的な設定や小物が、なんら活かされることがなかった。
・つまり、俺の「春季限定いちごタルト」を、俺の「小市民の星」を、返してちょうだいよ。
まあいいや、もう寝よう。今日は肉体労働で疲れているのだ。
だって水かえ用のバケツは9リットル用(実際入れてるのは多分7未満)で、水槽の水量は160リットルといわれており、その3分の1強の水かえをしたのですもの。
書いたら身にしみた。もうだめだめだ。
下は、今ほど大きくないサロメ子。ていうかこれもう使ったっけ? 12月5日撮影。
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