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2005/03/03(木)
ピアノの試験があった日
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大学2年の年の今日、ピアノの試験があったのです。 人生最後のピアノの試験☆
音大は、入試にもピアノの試験があるし、2年生までは自分の専門の他にピアノのレッスンも受けなくてはならないのです。 幸いピアノを弾くのが大好きだし、副科にしては割と弾ける方だったので全然苦にはなりませんでした。
この時選んだのはショパンのノクターン、一番有名なもの。
前日、寮のお友達やら後輩やらを食堂(こんな所にもピアノが!)に集めて、聴いてもらうという“緊張の練習”をしたのですが(これ、だいたいお互い様で本番前に皆よくやるのです)、 一番緊張するはずのコレで、ミスタッチもゼロ、歌い方もまぁまぁ、ピアノ科には到底及びませんが、“自分の力を出し切る”と言った点ではカンッペキに弾けたのです。
テングになったつもりは全くありませんでしたが、なってたのでしょうね(^^;、試験当日は大した緊張もせず弾き始めました。 楽譜を見ないで弾かなければならなかったので、頭の中は楽譜のどの位置に今いるのかだけを追って、あとは自分の世界に入り込んで弾いてい・・・たつもりだったのです。 最後のページに来て、“ヨシヨシ、ココまできたぞ”と思ったところまでは良かったのですが、 “今日ってひな祭りかぁ、寮の夕食のデザートは桜餅かなぁ?”なんて余計な事が頭をよぎってしまった 瞬間、 “あれっっ、ここってコレで良かったんだっけ?!”って急にあせってしまって。 指は勝手に動いているのですが、気持ちが付いて行けなくなってしまい、一瞬右手が止まったのです。 左手だけキープして、すぐに持ち直しましたが、先生達の耳をごまかせるはずもなく。
試験には通りましたが、そんなことはどうでもよく(よくないけど)、のびのび弾けていたのがこんなおバカなことで台無しになったことが本当〜〜〜に残念でなりませんでした。 自信はなくしちゃいけませんが、自信過剰は禁物だな、と深く反省したひな祭りでした。
ちなみにデザートはやっぱり桜餅。 ルームメイトの後輩“のだめ”ちゃんに“じぼ、試験ど〜やったの〜?”って聞かれて、愚痴りながらほお張っていました。
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