最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2004年2月
前の月 次の月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29            
最新の絵日記ダイジェスト
2004/10/03 マニアック一族
2004/10/01 出張
2004/09/29 牛の仕事
2004/09/28 クスン。
2004/09/27 思し召し?

直接移動: 200410 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200312 11 10 9 8 月 

2004/02/26(木) 牛だけじゃなく
鶏も、わが係の範疇。隣接区域で鳥インフルエンザ疑似例発生。
*****************************
全国的に話題となっている鳥インフルエンザ。長野県でも小学校から飼っていたニワトリが急に死んでしまったという連絡があったため、簡易キット検査を実施したところ、最初の検査で陽性反応が出たために、擬似例という報道発表がなされた。
ま、この報道が時期尚早だとか風評被害防止対策のためだとかいろいろ言われているのは、もう今更だし、うちの社長は意見を変える気も無いようなので、あえて言わないでおこう。
問題は、消費者や愛玩飼養していた方々の過剰反応にあるのではないかと思う。
鳥にとってこの高病原性インフルエンザは確かに怖い。簡単に移って簡単に死んでしまう。それもかなり大量に。
しかしこのウイルス、伝染性はめちゃくちゃ高くても、普通の消毒で死滅してしまうくらいに弱いやつだったりする。ウイルスなだけに熱にも弱い。清潔な飼養場所で伝染経路を完全に絶ってさえいれば、そんなに怖いものではないのだ。人間に移って人から人への感染力を獲得してしまったとしたらそりゃそんな呑気なことは言っていられないけれど、鳥から人への感染自体がかなり濃密な接触がなければ起こらないくらいであるし、そのウイルスの変異にしても“可能性が否めない”だけであって、確実に変異するというのでもない。どうもそのあたりで大きな誤解をしている人もいるように感じる。
卵だって肉だってきちんと洗浄されているわけだから、ウイルスはそう簡単には人の生活には入ってこないのにね。家畜伝染予防法で30km未満の範囲が鶏に関するものの移動が禁止されるのは、人のためというよりも鳥のための方が意味合いが強いはずだし。
報道の状況をみると「インフルエンザウイルスはとにかく人間に怖いもの」と扱われていて、本当に知るべき、外出後の手洗いやうがいなどといった一般的な風邪予防でかなり防げるということが無視されているのが気になる。無駄に怖がることよりも、本質を見極めることの方が絶対に大切だってえのに。よりセンセーションなものに惹かれるのが人の性ってやつなのかな。
ここへきて、鳥インフルエンザが怖いから飼っている鶏を処分したいという話なども聞くのだけれど、もうちょっと冷静になって欲しいと思ってしまう。無駄死にしなければならない鶏も可愛そうだな、って。

んで、この日。鳥インフルエンザが陽性だった場合の対応準備で23時まで残業していた。はは。


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.