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2004/06/08(火) ショパン
今年度は奈良県にある秋篠音楽堂で、演奏会に出演する機会が多いのですが、今月20日に15:00より、秋篠デビューコンサートに出演します。オーディションで合格した演奏家のお披露目になるコンサートです。
私は、ここ数ヶ月悩みに悩んでいるショパンの”幻想ポロネーズ”という作品を演奏するのですが、今日はこの曲について語ってみます。
ショパンはこの世を37歳という若さで去っています。でも、数多くの素晴らしいピアノ作品を生み出し、また愛されていますよね?クラシックをあまり聞かない方でもショパンの作品なら”知ってる!”という曲が多く、女性的な繊細な美しいメロディーがやはり魅力的です。
今度演奏する”幻想ポロネーズ”は、1845年35歳のショパンによって生み出されました。愛する恋人ジョルジュ・サンドとの不協和音、体力の消耗により精神的にとても弱っていたこの時期に彼にとって最後の大曲となるこの曲を作曲しました。(この曲を作った2年後に他界しています)
ポロネーズというのはポーランドの舞曲でとても激しく男性的な踊りが特徴です。その“ポロネーズ”と“幻想”との組み合わせに違和感を思われるかもしれませんが、私は、祖国ポーランドへの思いがこのポロネーズのリズムをかりて、幻想となってショパンの心に現われてきたのだろうと感じながら演奏しています。
人生の終わりが近ずくのを感じながら作曲したショパンは、完成させるまで1年という長いながい年月をかけています。それだけこの曲にたいする思い入れが大きかったんでしょうね。演奏する側としては、この上なく難しい曲です。でも、1度この曲を聴くとショパンの魅力にはまる事だと思います。はかなくも美しいショパンの世界・・・もし興味がございましたら、是非御来聴お願いします♪
写真は、ショパンの直筆の楽譜です。見てください、とても丁寧にかかれています。音もリズムも調ってますよね?几帳面で神経質だったんだろうなあと彼の人柄が感じられませんか?


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