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2008/04/16(水)
武士語で「Dancer〜君がいたから〜」
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2月頃の話ですが、入力した言葉を武士の言葉遣いに変換するスクリプトというのが出て、ニュースサイトで記事が出たことがありました。
そういえば私は、2006年の今頃、似たようなスクリプトを使って、遥かなる空の果てで遊んでいたものです。いつ観ても何度観ても楽しい遥かなる空の果て(ネタ的な意味で)。2005年夏の作品でしたが、2006年5月、世界館で行われたakihitoさんの別の作品、「Dancer〜君がいたから〜」も、貴城・爽加両主演男役の熱演、櫻子ちゃんの心を打つ芝居、ネルソンさんの気の毒さ、akihotoさん的な言い回しが効いた印象的な脚本でした。
セルフ二番煎じで何ですが、今日は武士語変換スクリプトを使って、「Dancer〜君がいたから〜」より、印象的だったシーンをピックアップしてみたいと思います。(※台詞は販売DVD参照) まずは、ネルソンさんがエドとエレンの不倫を追求しに来る、ネルソン夫妻登場シーンです。
ネルソンさん「やあ、ご機嫌如何であろうか。え戸るど。」
エド「ねるそん殿!・・・家内。」
いきなり自分の妻扱いです。 ネルソンさんはもっと怒ってもいいとおもうよ! 原文は「奥さん」なのですが、どういうわけかこう変換されてしまうようです。「エドアルド」は、何故か「ア」がどこかいってしまってます。え戸るど。
ネ「家内?白々しゐ。このそれがしが何も存ぜぬと思っておるのかな」
エレン「お主!」
いや、白々しいってレベルじゃないと思いますが・・・。ネルソンさん意外に冷静です。むしろ、エレンのほうが何かえらそうです。(原文は「あなた!」)(夫に対する意味での)
ネ「貴様もだえれん。このそれがしをだましとおせると思っておるのか。」
エ「ねるそん殿・・・」
ネ「え戸るど、あの西班牙系の安酒場で貴様に可能性を見つけ、支援し、此処まで育ておったのをこのそれがしだ。そのそれがしの厚意を!」
エ「どんなにとはいえ切腹しつかまつりいたす所存にて候!」
何か潔いーーーー!!!Σ(;´Д`) どのようにでもお詫びいたします。はこう変換されるようです。さすが武士!お詫び=切腹。恐らく、劇場のスタッフの人は勘弁してくれと思っていたことでしょう。
エ「でござるが、奥方様を・・・えれんを慕い申してしもうたのなり。この気持ちだけはどういたそうも・・・」
ネ「黙れ!ゐゐかえど、貴様はこのそれがしをこの上もなく辱めたでござる。此れより一切貴様の出演するでござる舞台は、どんなに小さな公演とはいえけふの如く、舞台が業物(わざもの)潮に差し掛かったときに見事に潰してやろう!必ず上演できなくしてやる。それがしには貴様の手足をもぐことぐらゐ容易なのでござる」
ニック「待たれい!」
ネルソンさんが何となく悪者口調です。でも怒るのは無理ないので仕方ないです。むしろ何でニックがそんなに強気なのかと問いたいです。
さて、ここからネルソンさんがエレンの首に手をかけ、エドがエレンに会わない約束を無理やりさせられてしまいます。
ネ「待つ気はぬ!えど、選択肢はぬぞ。今此処で貴様のおろかさのためにこの細ゐ首がへし折られるでござるのを、じっとそこで見ておる算段か?左様なことはできぬであろう。ゆえに貴様は今、けふ限りぶろーどうぇいを去り、二度とえれんに会わぬと誓うのであろう?」
この回りくどい言い回しがさすがネルソンさんです。
ネ「その契りを守れるなら、それがしはえれんに今までどおりの豊かな暮らしを保障いたそう。」
エレ「お主、やめて願いたもうぞ!」
ネ「どうだ、え戸るど」
エド「契り・・・致す・・・!!」
エレ「えど・・・かたじけないえど!」
・・・・・・・・あれ? 何かエレンお礼言ってね??
此方に来られよ!と、ネルソンさんに言われ、エレンは連れて行かれてしまいます。
この後、二人の出会いとか、盲目の妹とかマネージャーのアンとかも出てくるのですが、それはおいといて(おいとくのか)、別の場面に行きたいと思います。
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