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2006/06/30(金) 空にシャボン玉
●昨日潜ると言っといて何ですが、やっぱり更新します。(をい
トップに「バロン」のチケットプレゼント追記しました。16日14時の回です。今回は日が早いからプレゼントはないかと思ってたんですが。しかしここのテーマ投稿って毎回難しくないですか!これを乗り越えれば当たり前に手に入れるよりずっと大きな幸せとかそういうことでしょうか。


●さて、人魚姫。

劇場で見てた時、

「先日、その人と劇的に再会したんだ!」

って、何がどうなって王子はそんな勘違いをしてるのですかΣ(´△`;)というのが話題になったのですが、家に帰って絵本を探したところ、そこでは、姫が海に落ちた王子を浜辺に引き上げたところで人が来たので、姫は海に姿を隠し、その人が浜辺に倒れていた王子を介抱したとなっていました。なのでまあ、互いに「助けた」「助けられた」と思うには十分ですね。何者かが「私が助けました!」と騙ってるわけではなかったようです。

王子に恋をしてしまった姫は、魔女のところに行き、声と引き換えに人間の姿にしてもらいます。ここは一緒。あ、でもTiny版は魔女じゃなく魔王だそうですが。魔王というと、黒い星の魔王様を思い出しますね。もっというと、「バロン」のあらすじはものすごくフェニックスを彷彿とさせますね(怖)(話それまくり)
声が出なくなるのは、私の絵本では薬を飲んでだったのですが、新潮文庫では、魔女が姫の小さな舌を切り取ったとなっています(ヒイィィ(T~T)

人間の姿になった姫は、王子と再会し、お城で暮らし始めます。王子も姫を妹のように可愛がり、幸せに過ごしていましたが、ある日王子に結婚話が持ち込まれます。最初王子は結婚を嫌がりますが、その相手というのが、王子を浜辺で介抱した娘だったと分かり、喜んで結婚をうけることになります。それを知り、姫は嘆き悲しみます。もしも姫が王子と結ばれなかった場合、姫は翌朝には泡となって消えてしまうのです。その様子を見た姫のお姉さん達は、自分達の髪と引き換えに、魔女からナイフを手に入れ、姫に渡します。ああそうそう。絵本ではお姉さん達がいたのですよね。姫は一番末っ子でね。(てか、代償が声と髪ではエライ違いだと思うんですが・・・)

「このナイフで王子の心臓を刺しなさい。そしてその血を足にかければ、あなたは消えずにすみ、元の人魚に戻れるのよ」

姫は王子の寝室に忍び込み(って寝室かよ!)、ナイフを構えますが、どうしても愛する王子を刺すことはできませんでした。
朝日が昇り、その光を浴びた姫の体は海の泡になり、天に昇っていったのでした。


・・・とまあこのとおり、私の本では「海の泡になる」と言う結末で、私もずっとそう思っていたのですが、世間にはもう一つパターンがあるようです。それがこれ。(新潮文庫版)

体が泡になっていくのがわかりましたが、お姫さまは、少しも死んだ気がしませんでした。そして、泡の中を抜け出て、ただただ上へと昇っていきました。お姫さまは、空気の精となったのです。そして、空気の精として、あと三百年よい行いをすれば、死ぬことのない魂を授かるのですと、ほかの空気の精たちは答えました。人魚のお姫さまは透きとおった両腕を、神さまのほうへ高くさしのべました。そのとき、生まれてはじめて、涙が頬をつたわるのをおぼえました。お姫さまは王女の額にそっとキスをして、王子に微笑みかけると、ほかの空気の娘たちと一緒に、空へと昇っていきました。


あーあーあー!!
だから次の景の名前は「Air's Fairy」なのか!!




この「空気の精になる」というのはメジャーな終わり方なんでしょうか。こっちのがスタンダードで私が知らないだけかもしれませんが(汗)、このバージョンの話読んだ時、ばっしーはそんなところまで見越して作ってたのか!!すごいぜ!!と思いました。てかもう、STEP以来ばっしーの評価が上がりっぱなしなんですが。劇場で姿を見て「あっあっ石橋先生・・」と思ってドキッとする勢いです。


ちなみに新潮文庫版。

「ああ、王子さま、あなたのそばにいたいために、あたしは、永久に声を捨ててしまったのです。せめて、それだけでも、わかって下さったら」

この思いを込めた姫のダンスは、どんな歌よりも人々の心をうち、王子は姫のことをとても気に入って「可愛い捨て子さん」と呼んだそうです。劇場で「口のきけぬ娘よ」に他の言い方はないのかと思ったものですが、こっちも大概です。はっ!ばっしーはこの感じも出そうとして!?

Tiny版人魚姫は、なんか脚本がこなれてない印象を受ける箇所はありました。
「何者かによって助けられた」とかね・・・。でも

「私にも地上を自由に歩ける二本の足があったなら、世界中どこまでもあの人を探して回るのに」

という言い回しは好きです。外国のおとぎ話らしい表現で美しい。
Tiny版は、レビューのワンシーンな扱いだったため、あっさりでしたが、新潮版を下敷きにじっくりやってみるのもいいかと思いました。

「あたしの生きていられる、何百年という年を、すっかりお返ししてもいいから、その代わり、たった一日でも、人間になりたいわ。そうして、その天国とかいうところに上っていきたいわ」

「ああ、僕は、なんて幸せなんだろう!どんなに願っても、とてもかなえられないと思っていた夢が、かなえられたんだよ。おまえも、僕の幸せを喜んでくれるだろう。誰よりも一番、僕のことを思っていてくれたおまえだものね」


うう・・・ていうかダメだ;好きな人のために何とかという設定に弱いもので、(例:エレン)読むだけで泣けてくるわ。王子と姫の描写をもっと丁寧にしたら、きっともっと面白いんじゃないかなーと思いました。


●最後に土曜日の団体さん関連のブログをもういっちょ。
http://www.superblog.jp/mt/2006/06/25-170450.php#more

今となっては英語しゃべった方が驚きますけどね(笑)


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