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2006/05/23(火) レディレインの肖像原作版2
レディレインを助けようと、石木が銃声の聞こえたアトリエに向かうと、床には男が倒れ、ピストルを持ったメリエス氏と、死体の向こうに両手を後ろに組んだレディレインが立っていた。


ウィラー「どうしてこんな男と色恋ざたを起こすんだ。お前はいつも大切なものを忘れている。お前は俺の妻だと言うことを忘れているではないか。いつもどこかに出かけて男の噂が絶えない。お前はウィラー・メリエスの妻、レィニィ・アヤ・メリエスなんだ」
石木(---------文の言ってたことと全然違う。ウィラー・メリエスの日記の話も創作なのか。文の何を助けたらいいんだ)
ウィラー「国へ一緒に帰るのも嫌だと言う。この間男と一緒に心中したことにしよう。かなわぬ恋、天国で結ばれる」


ウィラー・メリエスが銃の狙いを定め、石木が飛び出そうとした瞬間、レディレインのピストルがウィラーの腕を貫通する。ガラスのような恋の中で何かが崩れていくのを感じながら、石木はレディレインを連れて外に飛び出す。


レディ「私は誰のものでもないわ。人は一人の人だけを所有できないわ。あなたも、ウィラーも、スチュワートも私を所有できないの。同じように、私もあなたのことを私のものとは言えないわ。でも愛しているのよ、心から」
石木「スチュワート?」
「そうよ、私が好きだった人」
「メトロポリタン美術館の?」
「そうだったわ」
「でも、彼が死んだのは随分と未来ではなかった?」
「時間を縦軸で見ないで。今の出来事は今日じゃないのよ・・・・・哲郎さん、あなたは帰った方がいいわ、未来へ」
「文はウィラー・メリエスと結婚していた時もあったんだ」
「・・・・私は、また愛する人を探すわ、いつか」
「レディレイン、僕はあなたが好きだった」
「過去形ね、いいわ、それで」


石木は最後にレディレインの体を優しく抱きしめる。


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※この後は、現在へ戻ってきた石木が、経堂とともに外国人墓地を訪れ、経堂の話からレディレインが、生野区の精神病院で26歳で亡くなったということを知る。

「二十六歳!?」
「若すぎる死だ」
「経堂、レディレインは自分の死んだことを自覚していないんだよ。きっと、まだ生きていると思っているよ」

敷地の中で、二人はレディの小さな墓を見つける。

経堂「やっぱり彼女は死んでない。レディレインは生きている。BORNが刻まれているのにDEADが刻まれていない」
石木「帰りに石屋によって頼んでいこう。DEAD1995がいい。」
経堂「許可は僕が申請するよ」


そして、エピローグで、次の「白いドレスの女」展の会場で、中堅の画家が「レディレインの肖像」に魅入られ、雨の中レディが彼の前に微笑みながら現れるところで完という、何かループものな感じで終わる・・・んですが、・・・どうだったでしょうか・・。とりあえずレディレインのキャラが別人です。フランツお兄様なんか影も形も無いことがお分かりいただけたかと思います。

ちなみに、フランツお兄様の中の人は、この原作を

「数ページ読んで旅立った」

と仰っていましたが、うんまあそれで正解だと思います。どうでもいいですが、石木の友人の「経堂秋彦」は、初め読んだ時、古本屋やったり憑物落としたり探偵みたいなことしてそうな名前だなあと思いました。(ホントにどうでもいい)(何となく字面が連想させる・・)

OSK版と違って、こちらはややミステリ風味で、これはこれでって感じですが(歌劇っぽくはないが)や、やっぱ私はフランツお兄様が好きかな(結局それか)
そんな感じで、こんな話もありましたと言う今日の話でした。


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