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2006/05/31(水) 今日は早く寝る。
つ い に 。


きたきたきたーー!!ちょっと!!ついにきました!!!



若木・桜花武生公演主演。


そうですか。ついにですか。
ちなみに桐生さんは、今年も出演組です。またかーーー!!OK任せろ!!しかし、もういつ野外や撮影会メンバーからはずされるかとびくびくしているのですが(この二つが無いとあまりメリットが無いと思う)、他のメンバーを見てみると、おっ・・・これは、もしかして今年も野外&撮影会メンバー入りですか?・・・だよね?他14名て書いてあるしね。


●夏アピオの詳細も出ていました。二部はショーで各50分なのか・・・。がっつり2時間くらいで芝居だと思ってましたが、違うのか。たった50分でアマデウス伝説ですか・・。いえ、あの、芝居の限界時間1時間前後という私ですのでそれは構わないのですが、へーへー・・。何かSAIKAKUやホフマンの45分を彷彿とさせます。脚本誰が書くんだろう。

二部は「NewOSKヒートアップレビュー 情熱のコンチェルト〜協奏曲〜」
おお。何か揃えててかっこいい。こっちも音楽を意識した内容なのでしょうか。どうでもいいですが、

(1部&2部、各50分。間20分休息

って・・・・。休息ってなかなか言わないよなあと思いました。休憩だよな。
他17名との事なので、出演者は合わせて24名。劇団員さんは35名で、うち吉津、大貴、北原、朝香は出ないことが分かっていますので、あと7人出ない人がいるのですね。というか、82期も誰かは必ず出るってことか。他の出演者も早く知りたいなー。


●世界館の告知も出ましたが、一条さんの名前がなんかよく分からないことになっています。さすが公式クオリティ。と言うかホントにここに外注するのは考えた方がいいんじゃないか orz 早く直してあげてください。



●今日は、松竹座で頼んだ舞台写真がばさっと届きました。わーいわーい。で、その中に、夜男の桜花さんの写真がありまして、あれー?こんなの頼んだっけ?のぼる君は確かに頼んだけど、誰か他の人と間違えてんちゃうん?と思ったのですが、よく見ると、心霊写真のように背後に桐生さんの顔が映っていまして、間違いなく私の頼んだものだと思いました。


うん・・・そういえばそんなのも買った・・。

ところで、これ、松竹座で見た見本よりも色合いやピントの感じが違うのもありますね。こんな色だったっけ〜と思ったのが何枚か。白飛びしすぎーと思ってたのが多少マシになってたりしてました。補正してくれたのかな。北原ウサギさんと桐生亀さんの傘持った写真と、洋舞のオープニングの桐生さんの写真は気に入りです。桐生さん関連のなかで、この二枚は可愛かったです。(逆に言うとそれ以外はイマイチでしたが・・)(でも買ったけど)ミカエラのはやっぱり可愛いなー。満足。ちなみに、ミカエラと北原ウサギさんの写真を見た母は、木乃香ちゃんと北原さんの見分けがつかんと言っていました。ブロマイドを見せて解説しても「同じ人やん」って、いや、そんなことないだろ。そりゃ、四つ子やってましたけど。


●ところで、新しい朝ドラは、田辺聖子さんの「芋たこなんきん」だそうですが、OSKのこととか出てきたりしないのですか。いえ読んだことないので知らないんだけど。

2006/05/30(火) こんな話ばかりですが
●「つながりは全て絶つ」と言った割に、アンが仕事を取れてきてる件について。


・アンがすごく頑張った。
・半年経ってネルソンさんが飽きた。
・ネルソンさんが、ちょ、ちょっと大人気ないかも・・ニックのお仕事くらいはいいかなっ★と思った。
・ただ単にネルソンさんが忘れた。
アンがネルソンさん以上に実はビッグだった。


●ところで、ダンサーのときに、みっしぇるさんと、中澤裕子氏(仮)(OSKではまり姉&りんりんファン)が、OSKで「有閑倶楽部」をした場合のキャストについて話してて、面白かったです。それによると、


白鹿野梨子=牧名ことり
黄桜可憐=美砂まり
(本当は陵さん希望だがそれは出来ないので)

なかなかいいキャスティングです。特にことりちゃんの野梨子はなるほど〜です。まあこの二人はいいとして、一番斬新且つナイスキャスティングだったのが、


剣菱悠理=貴城優希



なななな、なるほどーーーーーー!!!
スゴイですね。てかよく思いついたものです。お二人も「なっなっ?えーやろ?」と得意気でした。確かに・・・合ってる・・。

清四郎と魅録はどなたでしたっけ・・。聞いたけど忘れてしまった。


ちなみに、

美童・グランマニエ=桐生麻耶

でした。・・・・まあビジュアル上やむをえない感じですね・・。(しかし私は当時魅録が一番好きだったんだが・・)(いやだからといって魅録がよかったと言うわけじゃないですが・・)


そういえば、前に掲示板の方で「西洋骨董洋菓子店」のキャスティング遊びが出ましたが、久々にマンガ読み返してみたんですが、私は一番千影が好きなんだよな。だから桐生さん=ちーちゃんがいいなーと思いました。ほら!背も一番高いし!ギャルソン姿似合うと思うの!



早く6月になって欲しいです。

2006/05/29(月) 今日はにくの日
●みやむーが、7月にラックシステムの公演に客演するそうで、その劇場というのが、世界館だそうです。世界館。世界館にみやむーが来て桐生さんたちが使う楽屋を使って舞台に立つのか。何か変な感じだ。一応説明いたしますと、みやむーとは(声優の方の)宮村優子さんのことです。エヴァンゲリオンのアスカの声優さんといえば分かりやすいのか。

しかもファンサイトから辿っていくと、世界館の紹介ページが出来ていました。えっ何これ!前からあったっけ。
http://www.andaman-p.com/sekaikan01.html

ファン系掲示板を見てると、

「チケット買ったんだけど「は」って26列目?遠いー!」

とか(大丈夫です。いろはで3列目です)、

こんなんみつけたー!と入谷さんが前に作ってた世界館の座席表のアドレスを張ってたりしてて、何か面白かったです。弁天町には縁があるね〜とか。そうだよね。あー。だよねー。ラジオ大阪のスタジオね。


●タイトルの、「君がいたから」の君は、理屈の上ではあの通りニックだったわけですが、初日は「えーーーーーっっ!?」と思ったものでした。いや、今でもちょっと思うけど、大楽でエドがニックに「愛してる!」と言ったので多少満足しました。なら良し!良しじゃねーよ。


や。
やっぱり、私としては、君=エレンがよかったなあと思うわけなのです。
そりゃ、エドが舞台に立てなくなったのはエレンのせいだし、エレンと一緒にいることと、ダンサーであることは両立しないわけなので、ダンサーとして復帰を志すラストな以上、君=エレンは有り得ないのですが、そこをがんばって何とかして、エレンの存在が力になったようにもって行ってほしかったなーと思うのです。結局、「エレン(愛情)<ニック(友情)」なわけか・・。いやいいですけど。ホントに男の友情好きだなakihitoさんは。遥かでメアリーが割をくったような物です。


初日は、書いたとおりニックの友情が大変希薄だったもので、ニック=君はありえねーだろ!むしろニックが「勇気を出せ」とかいらん事言うものだから、エレンがあんなことになってしまったじゃないか;舞台に立つきっかけをくれたという点において、君=ネルソンさんでもいいくらいだ、あっそーかー!ネルソンさんかー!(笑)とかそんなことになっておりました。まあそのくらい、「そんな結論なのー!?」と思ったのです。


「君がいなければ、俺はとうにこの世にいなかっただろう。君がいたから、またこうして、前を見ようと思うことが出来た」


特に引っかかったのが、とうにこの世に〜のとこなんですが、いやー・・そんなにニックって生きる支えになるようなことしてましたっけ・・。と思うわけです。そんな描写無いもの。最後に会ったのが(脚本を見る限りでは)悲劇のヒーロー云々のあたりで、それだって散々凹まされて、しかも直後にエレンにさよならを言われるわけですから、そのショックで消えるか、あとは傷にはなっても、その記憶を支えに一年過ごしはしないと思うんです・・が・・。何か上手いこと「見捨てずにいてくれた」実感として脳内変換されたのでしょうか。ポジティブなのか。うんでも愛してたのなら分かった。うん分かった。(をい


●エレンも、エドが

「彼女といられるなら踊れなくてもかまわない。それほどに愛した」

と言ってるのに対し、

「でもどうしろと!?私にエドのところまで堕ちろと仰るの?お隣の喧騒が聞こえるマッチ箱のような部屋に住み、アイロンの当たっていないシーツにくるまって眠れと?」

とか言うからいけないのだな。そこが、エドがエレンを好きなほどには、エレンはエドのことが好きではなかったように見えてしまうのです。「気がついたら式の日取りが決まっていた」と言うような人ですから、このセリフは、今まで選択肢を持たず守られて生きてきたお姫様だから、今この状況でどうすれば良いか分からないのだという方に読むのがいいのでしょうが、初日はそう読めなくて、貴族の暮らしを捨てても良いとは思わないのね、エドはエレンのためならダンスを捨ててもいいと言ってるのにー、えーちょっと酷くない〜?と思ってました。うん。てゆーか、エレンはエドの部屋に行ったゆーことですよね。で、「うわっ狭っ!マッチ箱みたい」とか、「このシーツアイロンあててねーよ!」とか思ったのですね(笑)(こんな柄悪くないでしょうが)


●意味が無い意味が無い言われてた、ことりちゃんの盲目の妹設定ですが、まあこれは不幸度のツールと言うか、単に萌え設定だろうと思いました。盲目で天使のように純真な妹ね。で、「お兄ちゃん!」と言わせたいー!というね。治療のために大金が必要なのかーと思わせといて、それが何の枷にもならずさらりと後回しにされてしまうので(笑)、それ以上の意味なんて無いかと思います。それもどーよ。可愛かったですけど。


●エドが手癖の悪い盗人野郎というのは、過去にも人の女をしょっちゅう食ってたとかそういうことなんでしょうか・・・。(そんな風には見えないが)
だとしたら、初めて人を愛したと言うのに矛盾しますので、心から好きになったのはエレンが初めてで、それまでは「誰を抱いても満たされない・・っ(苦悩」とかそーゆうキャラだったんでしょうか。(うーん;)それともただ単に小銭や商品を盗んでたとかそういう話なのか。何か微妙に気になるいらん事言ってしまうのですね;それがakihitoクオリティ。


。。。もう寝よ。

2006/05/28(日) Dancer楽日
三日間公演が終わりました。
言いたいことはたくさんあるのですが、まずこれ。

朝香櫻子すげーーーーーーーーーーー!!!!!


あーもう何か今日の一回目から櫻子ちゃん絶賛モードが止らないです。ホントすごい!!
レディレインで、若木さんやっぱすごいー!と心底思ったものですが、今日一回目の櫻子ちゃんは、それに匹敵するものがありました。・・・・あーもう何て言えばいいのでしょうか。伝える力、演技力、ぐいぐい心を動かす大きな力。それらを持って、ぐあーーーーっと引っ張り込む、そんな感じ。エドにさよならを告げにくる場面です。


「少女の熱病のように有頂天になって・・・」
「舞台で踊るあなたに恋していたのね」
「まるで醜悪な廃人のよう」
「ただの酔っ払いを愛するほど私も酔狂ではないの」


この時の口調、表情は、8回見た中でも一番の出来でした。言葉の一つ一つがエドに突き刺さり、こっちにも向かってくる。初めてこの場面で泣いてしまいました。エドに抱きしめられて、一瞬表情が緩むのをすぐに押し殺すんですよ。ホントは離れたくない、こんなこと言いたくない、でも言わないといけない。そして、まっすぐエドの眼を見つめて

「・・・さよなら」

その後、泣いてピストルを手にする場面ももちろんきました。好きな人を悲しませたこと、自分が辛かったこと、もう二度と会えないこと。でもそれがエドを舞台に立たせるためなこと。すごいー!すごいよー!櫻子ちゃん!!!何て心のこもった芝居をする人なんでしょう。めちゃくちゃ踊れるしさあ。見た目も声も可愛いしさあ。歌も、今回はキィが合ってたのでしょう。ショータイムの時のようなことはなし。細いけど。でも可愛い歌声でした。もうとにかくエレンですよ!エレン!!初日と言ってること全然違うじゃないか。いやでも、そこまで持ってきたのは櫻子ちゃんの力量です。ホント素晴らしい役者だと思いました。


●大楽のカーテンコールのネタ。

「また前を見ようと思うことが出来た。ニック、愛してる!(がばっ)」

オフィシャル肯定されちゃったーーーー!!!
昨日ニックから「エドのことは人間的に好き」という逃げを打った・・じゃない、真っ当な回答を頂いたところなんですが、い、いいんですか(笑)オフィシャル肯定は別に無くてもいいんだけど、してくれるならおいしくいただきます(爆)


●「ジュリア!」「アン!」(がばっ)「お兄ちゃんゴメンね!」「ニックゴメンねv」


お姉さんになってあげてもいいってそういう意味かーーーー!!;;(驚愕)


●ネルソンさん「実は私も」
こころメイド「だんな様っ」(がばっ)

って、自分も浮気しとったんかいーーー!!(汗)
大楽のカーテンコールまでは、ネルソンさんは気の毒王だったんですが、最後の最後に同情の余地がなくなりました。メイドに手出すってどーよ!!やらしー!!!(爆)


●エレン「死んだ私はどうなるのぉ〜〜〜!!」

全くです・・・。なんていうか・・・、死に損?(爆)
や、それにしても、それまでのカーテンコールと言うのが、一度幕があいて、「本日は本当にありがとうございました!」のみ!というのを貫いてまして、それだけにこんなネタをやってくれるとは思わなくてめちゃめちゃ面白かったです。ありがとうぅ〜〜〜!!そういえば、フィナーレの階段腰掛歌も、大楽は全員が客席に下りてきて歌っていました。これも嬉しかったなあ。



●今回の公演、脚本の練り込みが甘いせいで、とにかく割をくったのがニックとエレンだったと思います。それはつまり、初日に私が書いてたあたりのことなのですが、・・・ホントにakihitoクオリティだなー!と(綾羽さんがかまないとこうなるのか)。しかし、りんりんも櫻子ちゃんも、二日目にはそれを自前で何とかしてしまっていて、すごいなー!と思いました。ニックの芝居、今日はまた一段と熱く気合が入っていました。でもそれだけじゃなく、ところどころ、泣き声も入っていたなあ。

「そんなことであきらめるなんて言わないでくれよ!!」

っていうの。二日目までは、割と「あきらめてんじゃねーよ!」という言い方だったのが、今日はそれに加え、自分にそんな姿見せないでほしい、失望させないでほしいと訴えるような感じになっていました。こんな風に言い方一つで変わるんだよねえ。この場面はエドの辛さばかりが表立っていますが、ニックだって辛かったはずなんだからな。ずっと耐えてたのがあふれ出して来たような、そんな芝居になっていました。(まあアンが折角取ってきた仕事(←取れないはずなのに)をわがままで蹴ってるわけですから・・その辺の辛いのは自業自得ですが;)


●ところで、メイドこころちゃんですが、「萌え」(←オフィシャル)と「キャリアメガネ」という二つのバージョンに分かれてまして、キャリアのほうがビシッと取り仕切ってる上の立場のメイドだそうです。まあそうだろう。いや、ていうか、クールなメガネメイドっていうのも、十分萌えの範疇と言うか、むしろバリバリだと思うんですが違うんでしょうか・・って論点そこかよ!メイドでメガネでツンデレな(笑)普段仕事に厳しくて用事ばかり言いつけられるんですけど、仕事終わってぐったりして戻るとケーキとか用意してあって「一人分だけ余分にあったから出しただけよ。・・・食べるといいわ」みたいな(をい・・


ああ、それにしても明日から仕事か。(だる・・)また何か思い出したら書いていきます。早く6月にならないかなー。

2006/05/27(土) Dancer中日
昨日書いたことを私は撤回しなくてはなりません。


ダンサー二日目。



すーーーーーーーーーーーーーーっごいよかった!!!




何だもう!昨日と全然違うじゃないですか!!
一回目見て、うわ・・これめっちゃいい!!と思いました。


●エレン。

昨日終わってから、エレン好きじゃないわあ〜;とずっと思ってて、始まる前も、好きじゃない好きじゃない思ってて、見てる最中も、なんでこんな女のためにエドやネルソンさんがあんなぼろぼろに傷つかないといけないのだ!と思ってたのですが、今日の一回目を見終わって分かりました。思慮の浅い愚かな女だけど、


エレンは かわいい。


です。ふざけて、オーレッ!と言うところとか、抱きしめたくなるほど可愛い。ちくしょー好きだエレン!(昨日と言ってることが違いますがー!)何だこの女!と思う一方で、どうしようもなく可愛くて愛しい。

今日は、エレンがさよならを告げた後、かなり間をたっぷりとって泣いてて、そこでぐっと来ました。そしてゆっくりとバッグからピストルを取り出すのだな。勇気を出せと言われて考えた結果が、エドを突き放してネルソンさんを殺して自分も自殺というのは、ちょっと今でもどうかと思うのですが、全てはエドのために、その手順を実行するためにあの場に行ったのはとても辛かっただろうと思いました。エドのためとはいえ、好きな人にあんなひどいことを言わなければいけないんだからなあ。

「愛していると言いたかった」も、今日はその通りなんだろうと思えました。昨日はどうも、エレンがエドのところまで堕ちるのは嫌だからエドを拒んだように見えて、うわ!本音そっちかよ!でもその割には亭主を殺して自分も死ぬまでするのはよく分からんなあと思っていたのですが、踊ることが全てだったエドに、また舞台に立つ機会を与える、エレンなりの愛情の示し方だと言うのが今日はよく伝わりました。(いえセリフで言うだけは言ってるんですが)

●ニックとエドが、酒場で二人で踊る場面がイイです。その前のマリアとエドのフラメンコもかっこいいけどなー!

●しかし今日見てもネルソンさんはやっぱり気の毒です・・。彼が何をしたと言うのか(泪)才能を見出して育てたダンサーに妻を取られた上に殺されるなんて。自分を裏切って妻を取った奴なんか舞台でもう使ってやらんわー!つぶしたるわー!ってフツーに思いますよねえ。

●白いエレンはやっぱりうるるるときました。あそこはホントにくるわ。全て浄化されて優しく微笑む、真っ白なエレンの幻。そのあと、エドが墓標に間接的にキスをする(・・してるんですよね?あれは)のもきました。何か昨日色々言ってたんですが、この場面でもう、いいよ!おっけー!!と思ったほどでした。ホントに素晴らしかった。


●まあ白いエレンがよかったのは昨日もだったんですが、今日。
フィナーレ終わって、みんなで階段に腰掛けて、エドが最初に歌う歌のアップテンポなバージョンを歌いますよね。あのとき、

「君の微笑み 君の仕草が ひとつひとつ 輝いて」

のあたりで、櫻子ちゃんと貴城さんが眼を合わせてにこっと笑ってたんですよ!で、その様子を、りんりんが「このこのぉ〜〜vv」って感じで笑って見てたんですよ!!

あのときは、エドじゃなく貴城さんなのかも知れないけど、あれはまさにエドとエレンで、ああ、これは二人の幸せそうな姿で、それを見てニックが笑ってるのだと思って、すーーーーごい胸に迫ってきました。白エレンでやられたやられた思ってたけど、最後にこれで本当にやられちゃったなあ。二回目見ると、りんりんとトモも微笑みあってるんですよね。こっちはニックとアンか。そういえばこの歌、劇中では「俺」ですが、この時は「僕」なんですよね。

「だけど僕は 知ってしまった」

僕って言うのがまたイイです。劇中では俺じゃないと変ですが。


●今日のニックはよかったなあ。昨日はも一つ友情が希薄な気がして、

「悲劇のヒーローでも気取ってるつもりか!!」

も、落ち込んでる友達になんてこというのこの子!!akihitoさんは男の友情好きだけどこれはどうなの、いやでもロイとジェイクは友情はビシバシ感じたなあ、やっぱ経験値の差なの?とか色々思ったんですが、今日は熱く!熱く!!エドに気持ちをぶつけていました。

お前を舞台に復帰させることも、俺も一緒に舞台に立って妹の治療費を稼ぐことも、あきらめないと言ってるのですね。(分かってますよ。表仕様ですけど。)(今日はニックに「エドのこと好きですよね?」と嬉々として訊いたところ、「好きですよ、もちろん。人間的に」という、真っ当な回答をいただきました。いやいいんです。肯定されてもあれですので。)

●しかしエドはイイ!!なあーーー!!


「あーーーーーもうこんな時何て言ったら・・っ!ニックーー!!」


ていうのとか、やった、やったっ・・!と名詞を手にして喜んでるのとか、あともう一個何かあったんですが・・何だったかな・・。いい人だなあこの人と思います。


●メイドこころちゃん。昨日は、

「行ってらっしゃいませ!だんな様★」

って感じだったのが、今日の一回目は

「行ってらっしゃいませ。だんな様。(クールに)」

になっててびっくりしました。髪型もくるくるからストレートに変えてて、しかも メ ガ ネ 。メガネでメイド!!・・じゃなくて、これはすごーいすごーい!と思いました。面白いー!!


ああ、それにしてももう明日で終わってしまうのですか。悲しい。
それはそれとして、今日は、私はこれで一ヶ月やっていけると思いました。会いたかった!(byエレン)ああ〜嬉しい嬉しい〜〜vvvやーもう、やっぱ「あなたがいいの」なわけですよ。来月まで頑張るよー!(なんか元気が出たらしい)明日三回、最後まで楽しみます!

2006/05/26(金) Dancer初日
●不倫があるとは思わなかった。

●死人が出るとは思わなかった。

●桂稀さんがホントに「ダンスの現場に因縁付けに来る」に近い形で出てくるとは思わなかった。

「俺はあきらめない!お前のことも!!」

えええどさくさに紛れて告白っちゃったよこの人ーーーー!!!Σ(゜゜;)
akihito脚本では、中心となる男キャラが周りの愛を一身に受けるのは法則なんですか。(例:ジェラール(フランツお兄様)・ジェイク)

●ネルソンさんが気の毒(泪)浮気された上になんで殺されなならんのだ(T^T)

「さようなら・・・」

ぱーーーーん!!


銃声Σ(゜゜;)


ぱーーーーーん!!


ええ二発Σ(゜Д゜;)

●「手癖の悪い盗人」「醜悪な廃人」「酔っ払いのあなたを愛せるほど私も酔狂ではないの」「薄情者」「エドのところまで堕ちろと仰るの」「マッチ箱のような部屋」「アイロンの当たってないシーツ」


ひどい言われようだ・・・


●ていうかスミマセン。


うちもシーツにアイロンかけてませんでしたアァーーーーー!!


エレンにお泊りにきてもらえないわ。

●ここの人たちは何か・・なんかこう・・・。がんばる方向を間違えてると思うんですがどうでしょうか・・・・。勇気を出してくれませんか!ってそういうことじゃないと思うの!!(汗)>エレン(勇気を出した結果がアレなのか)(´`;)
アンも、困難に立ち向かって乗り越えるほうが当たり前に手に入れるよりきっと大きな幸せ〜みたいな歌を歌ったあとに、

「そうね!あなた一人でも立てる舞台を探さなきゃ!」

って違うだろーー!!!(大汗)

ついでに言うと、

「私ジュリアのお姉さんになってもいいのよ?」に対する、ニックの

「いいよぉ〜〜〜」

も違うだろ!!そこへダメ押しのように、ジュリアが

「照れてる〜(笑)」

ええそうなの(゜゜;)

何か一種独特なノリだわ・・・と思いました・・・。


●この脚本の何がアレかって、ニックとエレンのキャラが一貫してないことです。ちょっとずれてるのはこの作品全体にいえることですが、この二人が最高にあれなのだな・・(演者のせいではない。ひたすら脚本のせい)エレンはどうしたかったのか、ニックはどうなって欲しかったのかがよくわからない。そのせいで、エレンの愛情もニックの友情も、なんというか、

「ホントにエドのことすき?」


と思ってしまいます。

「エレンは愛していると言いたかったんだよ」

いやホントかよΣ(゜゜;)みたいな。ていうか「舞台で輝いていて欲しかった」も、要はその前にニックがそれは違う!と言った「ネルソンがいる限りエドが舞台に立てないから殺した」ってことですよね・・・。違わないし・・。


●女キャラにこういう気持ちになったことはあまり無いのですが、私はきっとエレンのキャラが好きになれないのだと思います(´`;)貴族に批判的なこと言う割には、それを捨てるのは嫌なのだな・・。堕ちろと言うの、って、まさにニックの言うところの「勇気を出す」はそういうことだと思うのですが・・・。夫が出て行った直後に男に「会いたかった」と言うし、(あれこころちゃん見てると思うんですが・・・。はっ!だからネルソンさんにばれたのか!)


●しかし、墓参りで白いドレスのエレンの幻が現れる場面は、うるるるときました。あれはよかった!!ぱっと嬉しそうに、エドが手を広げると、そこにはもうエレンはいないのですよね。切ないー!「・・エド、エドアルド」と呼ぶ声もすごくいいです。


●ショーも何景かありました。貴城さんが何かいっぱい飾りのついた燕尾で歌う曲。


あー、あれがシャレードという曲なのですね!!


知らなかった!
あれ、船で桐生さんが歌ってた曲なんです。(※12月26日の記事参照。まだむとKing of swingの間に歌ってた曲がそれです)多分歌詞も全く一緒。イントロが聞こえた時、ものすごく下手奥後方から桐生さんが出てきそうな感じがしたのですがそんなわけは無く(当たり前だ!)、貴城さんが一景丸々歌っておりました。あああ桐生さんの歌が聴きたい・・(そっちかよ!


●ボレロ。大好きな曲・・というか、あの曲は私にとって特別な曲なので嬉しかったです。そっかー、当然OSKで使うことだってあるよなあ。今まで何故か思いもしなかった。この景のことりちゃんは、何と言うか、シャーマンみたいな、一種神懸かったような美しさですごくかっこよかったな。

●今日の三回目は、エドにあれ(←なんて言ったらいいのかわからない;)をされてちょっと嬉しかったです♪

2006/05/25(木) 桜タイムス到着
●六月世界館。


桐生さん主演来たーーーーーーーーーーー!!!


桜タイムスが来ました。おおおー麻央様の誕生日に来るなんてプレゼントのようだ(違)
で、6月世界館ですよ!「Tiny Bubbles」ですよ!何だその可愛いタイトル!!というか他の出演者も


れ、麗ちゃん!!

き、京ちゃん!!



というね!(とりあえず落ち着いて!)

あと平松さんです。平松さんがいれば何となく大丈夫という気がします。STEPのトンボ捕りがキュートだった一条さんもいます。ああもうもののついでに演出と振り付けも教えてくれればいいのに!


●チラシも入っていましたが、う、うーん。これはイマイチかな・・・。


・・・どうも桐生さんは世界館公演でのチラシ運(何だそれは)が悪い気がします・・。亀さんの写真なんですが、もうちょっとこう・・。レイアウトももうちょっとこう・・。ロゴは可愛いですが何かその・・みたいだな・・・(思えば、今年の世界館では一番オンラインのチラシが気合が入っていた)

しかし半分以上82期で桐生さん以外は娘役さんかー。男一人という点においてスターダストレビューをぱっと思い出します。「ソーダ水の泡みたいにしゅわしゅわとはじける爽快感いっぱいなショー」だそうです。桐生さんとソーダ水ってイマイチ結びつかないんですが・・・。どっちかっつーとビール・・(こらこら

●まあ要はあまり詳しいことは決まってない・・とか?そういうことなんでしょうか(あわわわ)そっかーでも麗ちゃんと京ちゃんも出るのかー!一条さんも。82期早速やってますねえ。つばさちんも奈良ロ出るし、すごいよなー。えーじゃあそのうち里都ちゃんや蓮ちゃんたちも(わくわくわく)


●その他の情報といたしましては、

・すうじぃのかわら版が最終回。(次号から別の劇団員さんによるNew OSK解体新書)

・7月から世界館が7回公演(金曜一回目がなくなる)、全席指定2500円(一般2800円)に変更。半年席は休止。7月は14〜16日。

・8月にアピオで「華麗なるメヌエット」


こんな感じでしょうか・・。
もっと、ばばばばっと公演やイベント予定が載ってるかと思ってましたがそうでもなかったなー。武生公演も出演者はまだわからず。報告会は今年は無いの?イベント系は、今年の船渡御は若木さんと桜花さんということくらいでした。


●しかしこの写真の桜花さんって、ロベルトですよねー。モーツァルトちゃうやん・・・(笑)(ライティングぐあいも一人だけ浮いてる)若木さんはレディレインだ。高世さんは何か、ワインのラベル写真の燕尾にフォトショで色塗りましたみたいな感じです。(こんな形のジャケットはフツー無いと思うし)というわけで、この写真はきっと当てにならないと思うのですが、でもでも、やっぱ楽しみですーー。脚本演出は誰なんでしょうか。書いてないけど、akihitoさんとか芹先生とか綾羽さんとか中野先生とかその辺りなんだろうか。(それはロベルトとレディレインがどーんと載っているからではないのか)

桐生さんは何の役なんでしょう。今東宝の「モーツァルト!」のプログラム引っ張り出して来ましたけど・・・。うーん、私は見てないからやっぱわかんないわ。あっ・・・ちびこい時のはゆいちゃんがいいな・・・(趣味)


●しかし、今号は大ちゃんファンにはお察ししますとしか・・・(´`;)北原さんもか。となると、7月世界館か?とは思いますが。

2006/05/24(水) Dancerまであと一日。
●桐生さんの誕生日に喫茶Yに行って入れなかったのは、よほど間が悪かったのだと言う結論に落ち着きました。だって他所のブログとか見てても、混んでたという記述なんかあんまり見かけないんだもんー。あとでコッシーさんと話した時も、タイミング悪かったんじゃない?ということになりました。うんそうそう。きっとそう。いつか絶対行きます。何でそんなに行きたがるのか。


この日は、献血にも行ったのですが、いつもどおり私は採ってもらえませんでした。で、後日ハガキが来たんですが、それ見ると最近の日付と数値が載ってますよね。去年の5月11日にも私は献血に行っているのですね。(やっぱり採ってもらえてないんですけど)
つまり桐生さんの誕生日は献血に行って断られる日・・という。何だそれは。モリモリ採ってもらえるみっしぇるさんやコッシーさんやチェリーさんが羨ましいです。この日は梅田の献血ルームに行ったのですが、ここは眺めがよく綺麗でしたが置いてあるマンガが少なかったです。てゆーか殆ど持ってたよ..... _| ̄|●
私が好きなのは日本橋の献血ルームです。もっと色々な献血ルームをめぐりたいものです。


●ところで、間近に迫っているダンサー。
桂稀さんが興行師夫婦と分かった時点から、私が思い描いたのが、桂稀さんが


「おじゃましまっせぇ〜〜〜(▼▼メ)」


とダンスの現場に訪ねてくる。だったのですが(爆)、チェリーさんも同じようなことを言ってて、最近では青木さんやHiroshiさんまでそんな感じの記述をしてましたので、みんな似たようなことを考えるものだと思いました。

ああ〜しかしどんな話なんでしょうね。私が考えるとどうしても、

エドアルドは母の言葉抱きしめ生きていかねばならないのではないかとか、

興行師が貴城さんとりんりんに、夢をかなえ己が眼で確かめるには力が要るとか言い出すんじゃないかとか、

言葉を胸に刻んだ二人がやがてビッグになって、トモが「ニューヨークで一番の〜ダンサーの店〜」と歌うんじゃないかとか

そんなことしか思いつかないのですが(それもどうなの・・)、とにかく明後日です!久々のOSK!楽しみだあー。わくわくわく。


●ところで、OSK全然関係なくてアレなんですが、最後に、最近すごくビックリした画像を載せときます。有名な画像らしいのでご存知の方もいると思いますが・・・。この絵の、AのマスとBのマスの色は、実は同じ色なのですー!あーびっくりしたびっくりした!!嘘ぉーと思う方は、ペイントソフトで確かめてみよう!!

2006/05/23(火) レディレインの肖像原作版2
レディレインを助けようと、石木が銃声の聞こえたアトリエに向かうと、床には男が倒れ、ピストルを持ったメリエス氏と、死体の向こうに両手を後ろに組んだレディレインが立っていた。


ウィラー「どうしてこんな男と色恋ざたを起こすんだ。お前はいつも大切なものを忘れている。お前は俺の妻だと言うことを忘れているではないか。いつもどこかに出かけて男の噂が絶えない。お前はウィラー・メリエスの妻、レィニィ・アヤ・メリエスなんだ」
石木(---------文の言ってたことと全然違う。ウィラー・メリエスの日記の話も創作なのか。文の何を助けたらいいんだ)
ウィラー「国へ一緒に帰るのも嫌だと言う。この間男と一緒に心中したことにしよう。かなわぬ恋、天国で結ばれる」


ウィラー・メリエスが銃の狙いを定め、石木が飛び出そうとした瞬間、レディレインのピストルがウィラーの腕を貫通する。ガラスのような恋の中で何かが崩れていくのを感じながら、石木はレディレインを連れて外に飛び出す。


レディ「私は誰のものでもないわ。人は一人の人だけを所有できないわ。あなたも、ウィラーも、スチュワートも私を所有できないの。同じように、私もあなたのことを私のものとは言えないわ。でも愛しているのよ、心から」
石木「スチュワート?」
「そうよ、私が好きだった人」
「メトロポリタン美術館の?」
「そうだったわ」
「でも、彼が死んだのは随分と未来ではなかった?」
「時間を縦軸で見ないで。今の出来事は今日じゃないのよ・・・・・哲郎さん、あなたは帰った方がいいわ、未来へ」
「文はウィラー・メリエスと結婚していた時もあったんだ」
「・・・・私は、また愛する人を探すわ、いつか」
「レディレイン、僕はあなたが好きだった」
「過去形ね、いいわ、それで」


石木は最後にレディレインの体を優しく抱きしめる。


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※この後は、現在へ戻ってきた石木が、経堂とともに外国人墓地を訪れ、経堂の話からレディレインが、生野区の精神病院で26歳で亡くなったということを知る。

「二十六歳!?」
「若すぎる死だ」
「経堂、レディレインは自分の死んだことを自覚していないんだよ。きっと、まだ生きていると思っているよ」

敷地の中で、二人はレディの小さな墓を見つける。

経堂「やっぱり彼女は死んでない。レディレインは生きている。BORNが刻まれているのにDEADが刻まれていない」
石木「帰りに石屋によって頼んでいこう。DEAD1995がいい。」
経堂「許可は僕が申請するよ」


そして、エピローグで、次の「白いドレスの女」展の会場で、中堅の画家が「レディレインの肖像」に魅入られ、雨の中レディが彼の前に微笑みながら現れるところで完という、何かループものな感じで終わる・・・んですが、・・・どうだったでしょうか・・。とりあえずレディレインのキャラが別人です。フランツお兄様なんか影も形も無いことがお分かりいただけたかと思います。

ちなみに、フランツお兄様の中の人は、この原作を

「数ページ読んで旅立った」

と仰っていましたが、うんまあそれで正解だと思います。どうでもいいですが、石木の友人の「経堂秋彦」は、初め読んだ時、古本屋やったり憑物落としたり探偵みたいなことしてそうな名前だなあと思いました。(ホントにどうでもいい)(何となく字面が連想させる・・)

OSK版と違って、こちらはややミステリ風味で、これはこれでって感じですが(歌劇っぽくはないが)や、やっぱ私はフランツお兄様が好きかな(結局それか)
そんな感じで、こんな話もありましたと言う今日の話でした。

2006/05/22(月) レディレインの肖像原作版
世間では「Dancer」が間近に迫っておりますが、それはそうとして、去年の5月世界館は「レディレインの肖像」でした。昨日久々に「レディレインの肖像」の原作本を読み返していたのですが、やー・・・これ、ホントに全然話違うよなー。よくこの話をあの話に作り変えたものだと思いますが(作り変えたと言うか殆ど一から創作だ)、今日は原作版がどんな話かというのをちょっと書いてみたいと思います。



●登場人物●
(フルネームあるキャラはあと何人かいますが、主要なキャラは大体この辺で)

レィニィ・文(あや)・メリエス:愛称レディ・レイン。明治6年一月生まれ。オランダ人船員の父と、日本人の母をもつ通詞。1898年の時代から、現代に現れる。

石木哲郎:映像制作会社の演出家。大阪の国際国立美術館の紹介映画を撮りにきていたところ、そこで開かれていた「白いドレスの女」展でレディレインの肖像と出会う。

香月忠生:石木の同僚のカメラマン。

一野沢香:国立国際美術館の学芸員。石木に「レディレインに近寄らないで」と警告する。過去に、レディレインの肖像に心奪われた恋人を、殺されている。

経堂秋彦:石木の友人の大学の助教授。石木に頼まれ、肖像画の背景から描かれた場所を割り出し、レディレイン探しに協力する。

ウィラー・メリエス:レディレインの肖像を描いた画家。レディレインの夫。


「白いドレスの女」展が開かれている大阪の国立国際美術館。
ある日、夜警をしていた警備員が、絵の中で白いワンピースの女が動くのを見る。そのプレートには、

「ウィラー・メリエス 一八九八年 油彩、パステル<レディ・レインの肖像>」

と書かれていた。
後日、美術館の紹介映画の撮影のため、演出家の石木と、カメラマンの香月が美術館を訪れる。そこでレディレインの肖像を見た石木は、その美しさに心を奪われる。そして、肖像画の瞳の中と、下に落ちているブローチの中に画家の姿が描き込まれていることに気づき、興味を持った彼は、美術館学芸員の一野沢香を訪ねるが、彼女は何故か「レディレインに近寄らないで」と警告する。


その夜、レディレインが石木の前に現れ、自分を助けて欲しいと頼む。

レディ「あなたは私のことやさしく見てくれたわ。だから私のこと助けてくれるかもしれないと思ったのです。今がいつの時代でどこなのかも分からないまま、私は彷徨っていたわ。いつか私を救ってくれる人が出てくる、そう思って長い間、あなたとの出会いを待っていたのです。」
石木「・・・何からあなたを助けたらいいのですか」
「それは、私と一緒にきていただかなければなりません」
「何処へ」
「一八九八年に」
「どうやって百年も前に戻ることができるんですか」
「私もこうしてやってきました」
「一八九八年へタイムスリップか・・・」
「あなたはさっき文と呼んでくれたでしょう。とても嬉しかった」


レディレインは、自分のことが嘘でない証として、ペンダントを石木に渡す。石木がレディレインを抱き唇に触れると、突風とともに彼女は消えてしまう。レディから渡されたペンダントには、石木の写真が入っていた。驚いた彼は、友人の経堂、香月の協力を得て、レディレイン探しを始め、彼女が明治時代に川口の居留地にいた通詞(通訳)で、一八九八年にメリエス邸で発砲事件があったことを突き止める。その間も、レディレインは雨が降ると石木の元に現れ、石木はどんどん彼女に惹かれていくが、ある日、レディが発砲事件のことを石木に話す。メリエス氏の前妻も、以前銃の暴発に見せかけて殺されたという。


石木「文、君を助けるのはいつのこと」
レディ「多分、明日の晩よ」
「誰から」
「ウィラー・メリエス」
「画家の?」
「そうよ。あの人は私を殺そうとしている」
「どうして」
「彼の秘密を知ったから」
「どんな秘密を?」
「・・・私を殺したこと」


また、メトロポリタン美術館にいた一野沢香の恋人が、昔、レディレインの肖像の前で殺されたことがわかる。石木が彼女からもらったもう一枚のレディレインの絵には、引き金に指をかけたピストルを後ろ手に隠しているレディレインの姿と、足元にアナモルフォーシス(円筒状のものに映して初めて分かる歪象絵画)で描かれた男の死体があった。

香「あの女が、レディレインが彼を殺したのです。あの人は、自分の気に入った男性をいつも傍に置いておきたかったのです」

経堂たちは、石木にもうレディレインに会わないように言うが、レディレインが現れ、石木を一八九八年の発砲事件の日に連れて行ってしまう。ではここからラストシーンです。(続きます)

5月絵日記の続き


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