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2006/12/13(水)
「News Tonight いいおとな」ログ
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(番組開始後40分頃。関西の元気な人やスポットを紹介すると言うコーナー。話手はパーソナリティの土肥さんと石野さん)
今日ご報告しますのは、New OSK日本歌劇団です。世界館という専用劇場が、このOBCのあります、弁天町に有るんですね、行われていたレビューを見てきました。
(バックにピアノの音と桜花さんの声。11月世界館と思われる。)
ブルーのライトの中ですね、星星の様にきらめくライトがぱぁ〜〜と光って・・一瞬でロマンチックな雰囲気になれるようなところなんですが、出演者は女性のみです。男役の方と女役の方がいて、キリリと引いたアイラインに、栗色の髪、颯爽とした身のこなし、これが美しく華麗な世界を展開する、New OSK日本歌劇団なわけです。石野さん、これ、ご覧ください。チラシなんですけれども。
ほう。
こんな風にね、颯爽とした麗人たちが舞台に立っているということなんですが、ぱっと見て、あら宝塚と仰る方も多いと思うんですが、全盛期には宝塚と並ぶ人気を誇って、歌の宝塚、踊りのOSKと言われたんだそうです。で、このOSKなんですが、元は、O=大阪、S=松竹、K=歌劇団と言う名前だったんですね、で、1970年代以降は近鉄が経営を受け継いできたんですが、2003年、3年前に、企業再構築のあおりで、支援を打ち切られるということになりました。いわば劇団自体がリストラされてしまったということなんですが、そこから劇団員数人が集まって存続運動を続けて、何もない白紙のところから、たった3年で会社を新たに設立して、旗揚げ公演して、それをまた軌道に乗せて、今では何と年間300回、大小あわせてね、300回もの公演をこなせるまでになったということなんですよね。やっぱりそこに来るまでには大変な苦労もあったそうなんですが、お話を伺ってきました。New OSK男役トップスターで、署名集めや企業回りもした、大貴誠さんです。
(大ちゃんの声。スタジオにいるわけではなく別録り)
「何も知らない私達ですので、正直、本当に恥ずかしい話なんですけど、税金払ってることすら私自身ですけど、あの・・・・他の方たちは何か物を買えば・・と言うのを分かっているんですけど、分かってないんですね、で、お給料も例えば(税金が)引かれているというのも、もちろんそれだけのことをして頂いているから引かれるんですけど、分かってないんですよね。だからそんな状態の人間が会社を立て直そうとして、・・・無謀と言うか、本当に常識を知らないのが飛び出していってやりましたから、でも逆に怖さがないんですね。」
それまで蝶よ花よというかたちで、温室の中で育てられてきたんですが、・・車で送り迎えがついたりバスに乗って送り迎えが付いたりというような生活だったのに、自分で街に出て、電車に乗って、署名活動をしたりということで、何というかこう日常の中で、いろんな方色んな事をして生活が成り立っているんだなあということを気づいたことで、芝居の中のリアリティということも、やっぱり日常のことを一つ一つ大事にすることによって生まれるんじゃないかと、そう思うこともあったんだそうです。大貴誠さんに、これからの夢についても伺いました。
「先程言ったようにもっと・・・井の中の蛙ではなくて、これだけやってればいいだけじゃなくて、もっと日常普通の人であるべき・・・でないと、普通の人だけじゃなくて特別な役も演じるんですけど、基本はやっぱり普通だと思うんですね、人を知るためには。だからまず自分自身が普通であるべきだと思う。で、いろんなことも知って、それがプラスアルファされて、そういう・・・なんて言うんでしょう、想像力豊かな感性の豊かな舞台人に、舞台を出来る劇団になって欲しい。」
今後も楽しみな、New OSKでした。
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