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2005/09/07(水) 安寿と厨子王千秋楽
今日は、

・ダンディトークショー
・安倍晴明千年祭
・奈良テレビ文化スタジオ

のハガキがいっぺんに届いて何事かと思いました。
どれもちゃんと行けるのね。よかったよかった。
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(※スペースの都合上、8日ですがまずここに書きます)
明日はダンディと言うことで、その前にこれだけは書くぞ。安寿と厨子王千秋楽。って、楽からもう二週間経ってるんですけど・・あわわ。

この公演3日間見たわけですが、とにかく言えるのは、

三日目が一番良かった。

ということ。
です。初日とはもう段違い。この変化が見られたのはホントによかった。
二日目が、初日に私が感じた「うむぅ・・」な点を完全にクリアしていて、ああよかった。でも反対に言えばこれ以上はないだろう、だから3日目もこの調子でやってくれればと思っていたのですが、甘かったですね。あの4人だものね。二日目から更に役を膨らませ、そのキャラごとの大事な持ち物をより強調し、それがちゃんと客席に伝わるように演じていました。


陵さんの安寿。ほとんど触れていませんでしたが、すごい大熱演でした。ホントにしっかりとした、弟思いで美しく優しく気丈なお姉さんだった。

「早く、会いたいよねえ・・」
「ああ・・・!見えた。母上が、手を振っているわ」
「行きなさい、決して!!・・・こちらを振り返らず、まっすぐ進みなさい」
「必ずまた、会えるよ。待っています。」

もうこの辺の陵さんの台詞でやられまくりですよー!(T^T)姉上ー!
そこそこ、そこなんだよー!と言う重要な箇所で、すごく心を込めた言い方をするんです。「会えるよ」の言い方とか好きだなあ。「行きなさい!決して・・」と一息に言って、少しあけて残りを言う間の取りかたも最高。それでいて、最初の方や、幻のお母さんに会ったときのしゃべり方は、(「厨子王!」って言う呼び方や「もぉ〜」とか言うちょっとしたところ)子供っぽいところもあって、これまた上手いし。

陵さんは初日から、私の思うところの安寿像そのもので、いつも厨子王のことを気にかけていたのが感じられました。鞭で打たれるときもまず「厨子王だけは・・!」って言ってかばうし、その後もずっと厨子王の名前を呼び続けていた。(そんな安寿だけに、初日は厨子王の対応が何か違わないですかと思ってたんでした)冒頭の、大人厨子王のモノローグで、

「姉上がいつも優しく勇気を私に教えてくれた」

と言う箇所があるんですが、設定上じゃない、本当にそういう人なんろうなあと伝わる安寿でした。「遥かなる〜」の「私に会いたくなったら、いつでも来てね(はぁと)」も、はわわわ;陵さんステキ、ぴったりですーー!と思ったものですが、こんな心優しいお姉さんもできるんだなあ。陵さんといえば、色気ムンムンの押し出しの強い感じと言う印象がありますが、押し出しの強さが、今回は安寿の芯の強さに上手く変換されてたと思います。

三郎さんとの場面がまた良いんですよ〜(´`*)いやここは厨子王も可愛いんですけどね・・。
初日にも書きましたが、三郎さんは原作とはうって変わっていい人でした。(原作では、逃げる相談をしている二人の話を立ち聞いて、烙印の刑をする怖い人)(年齢は30らしい)
三郎さんが安寿と話してるときに厨子王がやってきて、
「あっ・・いや・・///;」と照れて後ろを向いて頭に手をやってるのが「うっわーいい人そー!!(゜゜;)」って感じでよかったです。安寿の潮汲みの桶も持って帰ってあげてるしなあ。
なもので、安寿はこんな良い人の好意を利用して、「厨子王と同じ仕事をさせてください」と言って逃げるんだろうか、同じ仕事をさせてくれと言うのは原作どおりなんだが、三郎さんがいい人だけになんか気の毒だなあと思っていたのですが、そうはならなくて安心しました。つか三郎さんから「安寿逃げろ!」だもんなあ。ホントいい人だな・・・(涙)

「私はここで一生あなたを弔います」

の台詞では、ちょっと「うる」となってしまいました。
私は、初日見たとき、フィナーレの「太閤園に栄えあれ〜♪」が、衣装といい曲と言い、何か急に和倉味にぃぃー;!!と思ってあまりアレだったのですが、三日目見て、これは物語の中では結ばれなかった安寿と三郎さんの幸せな姿なのだと思えば悪くないよな、と言う結論に至りました。いや深読みしすぎだとは思いますけど。でも退場するときの貴城さんの眼差しがとても優しいのよ。段差を降りるとき陵さんに手を添えてて、大丈夫?気をつけてねって感じでさー。うーん。「お前達は二度と会えぬだろうよぉぅー!」の人とは思えません。


あ、そういえば、陵さんが冒頭で「八千代ノ風」を歌いますが、うーん・・これは陵さんにしてはイマイチだったかなあ??陵さんならもっと上手いはず・・。曲が合わんかったのかしら。でも歌詞を考えると、安寿にあってる感じがするので、ここに持ってくるのは分かります。言葉の選び方もちょい和風ですし。
「いつかは消えゆく儚い命」で悲しそうに膝をついて、「それでも明日求め行く」で笑って立ち上がるのが陵さん安寿らしい。(どうでも良いですが、これ、私が好きなドラマ(や、ドラマって言うか原作者が好きなのですが・・)の主題歌なんですよね)

(字数制限に引っかかったので続きます)


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