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2005/08/05(金) あなたの瞳だけ
SAIKAKU初日でした。

よくできた作品だとは絶対言わないけど、私はこれは喜んで八回見るね!同じ3話構成で大貴さん主演で横澤先生作でも、ホフマンより今回のほうが好きです。


●一話はお夏清十郎。
オープニングで皆川〜皆川〜って歌ってたのに、お夏に会ってすぐに、兄上に似てもにつかんいい女だ(余計なお世話だろう^^;ちなみに兄上は緋波さんです(声のみ))、で、好みのタイプを歌いだし、

「それは私の〜〜お夏様♪」

早っ!清様早っっ!!六條の義経の「はや胸が騒ぎます」ほどの「早ッ」感はないですが、でも、え・・さっきまで皆川って・・・え・・?(^^;
お夏も、会ってもいないうちから何か清十郎さんが恋しいわってそりゃないだろう。(でもお夏に関しては原作でもそんな感じなのでまあ)

「好きです♪好きです♪」

って、ホントにらぶらぶバカップルだな!(笑)何か、六條の厳如様と和子女王を思い出してちょっと微笑ましくはありましたが、しかしこの辺はちょっと、なんちゅう脚本だ;やっぱ横澤先生だ、とは思いました(^^;


●お神楽のおかげで、手を取り合うことができました、のあと、「切のうおますなあ」「苦しいなあ」二人で逃げてどこかで暮らそうか、なんですが、最初見たときは唐突だなあと思いました。だって二人別に障害ないじゃん!!花見の席でも普通に楽しそうで、あっ手を握っちゃった〜あらそういうことだったの清様vvとか言ってるのに。

・・・とまあそう思ってたのですが、終演後、しげっちさんが

「ああやって人にお金握らせないと会うこともできないんやなあ」

・・・・あー!あー!そういうことか!!!
スミマセンこれは私の完全な読み取り不足でした。なるほどなあ。それは切ないし苦しいなあ(T^T)


●そしてその直後、但馬屋の旦那により引き裂かれてしまう二人。大貴さんが袖に引っ張られていくところで、なんとなくはっぴーのキングを思い出し微妙に笑いそうになりましたが、いやそこ笑うとこじゃないから!この辺までは、何か半笑いみたいな感じで見てました(^^;あー、まあ横澤先生だしやっぱこんなもんか、つーかこれなら冒頭の皆川いらねーじゃん、とか思ってたんですが、この次のラストシーンですよ!!


清十郎を失って、お夏が狂ってしまう場面。


ここは やられたなあ。やっぱ若木さんはすごいです。最初見たときそこで泣いてしまいました。それまでの空気や、どーしたもんかこの作品・・みたいな気持ちを全部ひっくり返された。もうこのラストシーンの、この場面だけで、もう一話はオッケーだと思ったくらいですよ!
乱れた髷に着物で、うつろな表情で笠を引きずって出てきて、それをいとおしそうに抱くんですよ。あの芝居ではどうか分かりませんが、清十郎は処刑されてしまうんです。それでお夏は狂ってしまうんだよな。あの狂ってしまったお夏で幕なので、すごい投げっぱなしの上に救いもないし、後味悪いことこの上ないんですが、うわぁあぁぁ・・って一気に引きずり込まれた。(まあ全て若木さん一人の力によるもので、ただただ若木さんのおかげとは思いますが)


●プログラム見たとき、お七だけ場の名前がなかったので、場面ないんか?と思っていたんですが、

・・・ホントになかったよ!!!

なんで!何で!!一番話も盛り上がりそうでネタとして面白そうなのに、二話はあっという間に終わりました。もったいない・・・!背景の火見櫓の影絵はなんとなくしょぼいし、つかあのくらいなら二話なくても良いんじゃ・・・!とか思ったんですが、やっぱり若木さんのお七はすごかったな。


「私が火をつけました。私が火をつけました。許してください」


吉三郎も火をつけようと考えていたのは新説だと思いました・・が、やっぱここはお七サイドから見たかったかなあ・・。真っ暗な中、赤い照明で火の棒か何かを手にしている若木さんの姿をすごい想像してたのですよ。大貴さん主演なので仕方ないのかもですが。

●今回、歌や台詞で説明するのが多かったように思う。火のついた棒が飛んできて怪我をしたとき手当てをしてくれた娘はお七といって八百屋の娘だっけ〜という台詞は、すげー言わねー!と思いました;時間あるんだからやってみせても良いんじゃないのかなあ。


●水無月さんの出番がめちゃめちゃ少ないです。てゆーか、


お夏清十郎にしか出てないじゃん・・・!!


うわーうわー!もったいないーー!!
なんですか、お七のエピソードにしろ贅沢なネタをもったいない使い方するのがポリシーなんですか;もっと歌って芝居もしてもらったらいいじゃん!!りん役のトモのほうがまだ見せ場ありました。あーしかしトモは可愛かったなーー!!先月は綺麗だったりかっこよかったりしたトモですが、今回はもう可愛さ炸裂。「なーんやぁ〜」と言いながらひっこむのも、字が読めたらこの前の手紙だって自分で書いておりますのにーって言うのも、茂右衛門はやめとけとおさんに言われてふくれるのも。あと、ダンスの動きがやっぱ違うわーと思いました。りんが黒い幕前で歌い踊るとき。派手な振りでは全然ないんですが、黒い幕に白い手が自在に動くんですよ。指先までしなやかなかんじ。「私は下女のりん♪」で、「私は」のときの手の動きがすっごいきれい。


●音楽良かったです。私が好きなのは、おさん茂右衛門で、二人が歌う

白い世界 何も見えない 見えるのは あなただけ あなたの瞳だけ

の歌。白装束と雪山と雪けむり。刀を手にしたあと、幕が閉まり、次で寄り添うように死んでいる二人がすごく綺麗だった。あー!てゆーか、そうか。この歌詞を思うとSAIKAKUのチラシが大ちゃんの目のアップだったのも納得が(そうか?


●一般的には「和菓子の店〜だい〜き〜〜」がぐるぐるソングのようです。私は「もてもてってどんなこと〜?」も結構くるんですが(^^;あーー・・そういや、おさんが言ってた「健康に悪い」って一体どういう意味なんだろー。


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