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2005/08/26(金) 安寿と厨子王中日
世界館10月、11月の情報が出ましたので、トップに書いておきました。とりあえずお知らせ。
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安寿と厨子王二日目でした。夕方ごろ雨が降っていて、こ、これは初の中上演かと思ったのですが、上演時間には雨も上がり、今日も外でやることができました。よかったよかった。中ばーじょんも見てみたいといえば見てみたいですが、やっぱあの庭がいいからなあ。(しかし中ならガラス通さなくていいという利点もあるんだ・・)

さて、今日の公演ですが、

昨日よりずっとよかった。

です。ホントに。特に桐生さん!
昨日はとにかくまり姉でしたが、今日は桐生さんに泣かされました。桐生さんの芝居、昨日より数段よくなってて、もちろん昨日がダメだったわけでは全然ないんですけど、・・・何ていうんだろう。やっぱり桐生さんはすごい、桐生さんの芝居が好きだ、と思いました。

辛くて泣いてる安寿に、ほら、見えるだろう?父上と母上が、って言う場面。二人がきっと待っていてくれるから、

「だから・・元気でいようよ」

ここの台詞が、聞いた瞬間、厨子王の心情がいっぺんに流れ込んできたようで、すごくきました。
お母さんに会えると信じていること、でももしかしたら山岡太夫の言うとおり二度と会えないかもしれないこと、安寿を元気付けたいと思っていること、同時に、それを自分にも言い聞かせていること。そういうの全部抱え込んだ「元気でいようよ」だったと思います。

昨日と大きく変わった点は、全体に安寿を気遣っていることが感じられるようになったこと。昨日は安寿ばかりが弟や離れてしまったお母さんのことを思っているように感じられて、厨子王は知ってか知らずかそんな姉に無邪気に笑いかけ、それに安寿が慰められる感じだったんですが、今日は厨子王の一言一言が、安寿を元気付けようという意思を持って話されているように感じられました。

安寿に言葉をかけているうちに、厨子王も泣き出しそうになるんですが、その描写もより丁寧になってて、今日は安寿を気遣って、安寿の辛い気持ちも全部抱えた上で笑顔で元気付けようとするんだけど、だんだん言葉の端々に泣き出しそうな響きが混じってきて、でも努めて明るく振舞う、という感じになってました。(昨日は、姉上はどうして泣いてるの?と言わんばかりと言うか、何かよく分からないけど姉上が悲しそうだからお地蔵様の話をする、そのうち何か自分も泣きたくなってきた、と言う感じだった。最後の一言で急に泣き出しそうになっていたので、その急さが幼い子供らしいと言えないこともないんですが)

昨日の、無邪気な厨子王とそれに慰められる安寿でも、話に支障はないし、それはそれで良いんですが、その前の場面で二人は、お母さんが佐渡島に売られたらしいことも知り、「こんなところ早く逃げ出そう」と言って失敗して鞭で打たれているわけで、そんな二人ならもっと強い連帯感というか結びつきがあると思うので、(・・ていうか、いくら幼くても厨子王だって安寿がどうして悲しむのか分からないわけじゃないだろう)・・・そうなると、今日の様に互いが互いを思いやっていることが強調されるほうがいいかなと思うわけで。だって!だって二人きりの姉弟なんだよ!(T^T)(まあこの辺は好き好きかと思いますが・・)


昨日書いた、超絶キュートだった

「姉上も。気をつけて」

も、昨日より大人びて、安寿のことを思い遣っている感じになってました。てゆーか、まず最初に安寿への気遣いを感じられるようになった台詞がここでして、何ていうんだろう、これによって、ただ無邪気で可愛いだけじゃない、優しさもちゃんと持っている厨子王になって厚みが増したと言うか。いや、もともと優しい子だとは思うんですが、それがより強調される芝居になってたというか、・・・だって大きくなったらあの大人厨子王になるんですから。その片鱗を示しておく必要はあると思うし、なので、桐生さんはやっぱすごいわ、ここにきて厨子王のキャラクターがより掘り下げられている、と、感心しきりでした。昨日のは昨日のでめちゃめちゃ可愛かったんだけど(><*)(あの言い方は本当ツボだった・・)

あ、そういえば、今日は安寿を三郎さんのほうへやるとき、「姉上行っといでよv」と声をかけてまして、あとどこだったかなー、幻のお母さんと会うところでしょうか、「いいこにしてたよー?」か何か言ってて、可愛いとこはより可愛らしくなっててこれも大変よかったです。いいなあこんな弟欲しいよ(をい


脚本上の「えーと・・」はないわけではないです。
同じ会話の中で同じ人を指すのに「〜上」と「〜様」が混在している。(かなり頻繁にある。安寿に至っては「姉上」と「お姉さま」と「姉さん」の3通りあるし;)
お前は早く歩きすぎていますよ、とお母さんが安寿に注意するのに、安寿は厨子王を逃がすとき「私の足は遅い」を理由にしている。あれ、これだけか?(でもこれは年月が経って逆転したのか)
あ、そういえば、山岡太夫に引き離される場面で、今日はまり姉が短刀で抵抗していました。でもすぐにはじかれて、殴られてしまうんだけど。あと、安寿と厨子王が鞭で打たれる場面。赤い照明が、鞭の音にあわせてつくんですが、今日は何か、昨日より色が暗かった気がします。そんなことはない・・か?なんか血の色のようで、痛々しかったです。


明日はいよいよ千秋楽ですが・・。お天気はもう大丈夫だよね?
明日も無事公演ができますように、です(-人-;)


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