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2005/08/24(水)
安寿と厨子王初日(バレ注意ですよー!)
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面白かった! そうかー!そうきますかー!安寿と厨子王ってどうすんの!と思ったけど、いやいや、出来るものです。
あと、まり姉すげー!(T^T) ------------------------------------------------------------------------------- 帰ってきました。私はこれを世界館回数でやってもらっても悔いはないね。喜んで全部観にいきます。松竹座回数でもいい。あ・・もちろんご飯は抜きでですが(汗)
安寿と厨子王やると聞いたとき、本気なのか、あの話を一体どうやってと思ったものですが、うまいなあ。 最初に大人厨子王を出して、その回想という形で物語を進めていく。 私がまず安寿と厨子王と聞いて思ったのは、「そんなきれいな着物着る場面ないんじゃ・・」だったのですが、回想挿入によってそれはクリアされてました。厨子王が綺麗な着物を着れるのは大人になってからですが、こうすれば前後に大人厨子王を入れられるものね。それに山岡太夫につかまるまでは割と綺麗な旅装束なので、そんな着物がアレだと言う印象はなかったです。あと、前後にショーが入るので、そこでも綺麗な着物だし、結局山椒大夫に売られてからの場面だけか、ぼろい着物着てたのは。
あと、「恋愛要素がない」も、どうするの・・のひとつだったのですが、これがねー・・・・。ああ・・・そうきますかぁーー!!三郎と安寿の恋愛描写があったのですよ! 原作では、山椒大夫の意地悪な息子の一人な三郎さんですが、何かすごいいい人になってました。 「いつも優しくしてくださりありがとーございますっ」って厨子王が言うのよ(めろ)(←話それますがこの言い方がめちゃくちゃ可愛い・・!)安寿と厨子王がうまく逃げられるよう助けようとするんです。あんたそんなんして大丈夫なんかー!ぱぱに怒られちゃうよ!
そのパパ(山椒大夫)なんですが、私は厨子王が桐生さんと聞いた時点でフツーに、あ、貴城さんが山椒大夫か、と思ったのですが、
山椒大夫も桐生さんでした。
す、すごいよ桐生さん!両方やっちゃいますか!そうですか!と言っても山椒大夫は声だけなんですが。じゃあ貴城さんはという話ですが、貴城さんは、山岡太夫と三郎さんでした。山岡太夫は悪かったです。もぉし・・旅のお方・・・!って言う言い方がすごい悪そうでいいわー。(あんなどこからどうみてもわるいひとに、おかあさんはついていってはいけないとおもいます(^^;)三郎さんはあんな良い人なのにねー。
今回の芝居、桐生さんとまり姉から、これはいいよー!と聞いていて、始まる前に淳ちゃんからも、タオルいりますよ、と言われていたのですが、ホントによかったです。とりあえずポイントとしては三箇所か。
●安寿・厨子王と、お母さんが引き離される場面。 ●安寿と厨子王の別れ。 ●厨子王とお母さんの再会。
全部厨子王がらみなのは・・いや別に贔屓してるわけじゃないですよ。(まあ主役なのでそこは。) 特にお母さんとの再会はよかったです。まあフツーに考えて盛り上がる場面なんですが、それをはずさずやってくれてよかった。だって!だってお母さん目が見えないんですよ!(T^T)
「見えない・・・。厨子王が見たい」
ああーそりゃ見たいですよねー!あんなかっこいい息子なら。って違うだろう。 お母さんが、厨子王の体に触れてみるのですが、きっとそれで、小さかった厨子王が大きくなったことを知ると思うんです。声も変わってるしね。でも、きっと立派になってるだろうその姿は、自分の目で見ることができないんですよ(T^T)そりゃ泣いちゃうよ・・。あ、その前に厨子王の声を聞いて、そばに行こうとするんだけど、見えてないから全然違う方向に行っちゃったりするんですよ。そこも見てて「うぁ・・・」ときました。
てゆーか今回の芝居、私はまり姉に殊勲賞を差し上げたい。 とにかく、まり姉の芝居がよくて、私が泣かされた箇所のほとんどはまり姉の演技によるものというくらいの勢いでした。すっごいよー!お母さんが雀を追いながら歌い、その歌詞に自分と姉の名前を聞いて厨子王がお母さんに気づく例の場面ですが、もう、このときのまり姉が・・!笹の枝で雀を追う仕草といい、ずっと目を閉じた盲目の芝居といい、涙腺直撃。あ、あと歌もすごくよかったです。お母さんは最後歌わないといけないから、陵さんがやるのか?しかし・・とか思ってたのですが、まり姉の歌もいいじゃん!最初に安寿・厨子王と引き離される場面も、安寿ーーー!厨子王ーーー!という悲痛な叫びがもう・・・(T^T)あーもうホントすっごいよなー。
まあ先に述べたような独自構成も入れつつ、私が原作読んで「その台詞は入れてくれー!」と思ったところもきっちり拾ってあったので、よかったです。 「今から私の言うことをよく聞いて、必ず実行するのですよ」(と言う主旨) 「それでは私は一人ではないですか」(と言う主旨)(原作では姉さんはどうするのです、という主旨) こ・・この会話聞きたかったの・・!原作の台詞まんまではありませんが、ここはありがとうと思いました。
さて、桐生さんですが、はい。・・・・やっぱすごいよなあ。今回は子供と大人厨子王でした。こどもー!桐生さんがこどもー!10日間見ないうちにヒゲのおっさんが少年にーーー!!Σ(゜Д゜;) 大人厨子王は、まあ想像できると思います。フツーにかっこいいのですが(しかしあのビジュアルで「お地蔵様」っていうのはめちゃめちゃ可愛い(///;)そりゃ反則ですぜ・・)、それより子供厨子王ですよ!私は桐生さんが一番だと思ってますので、何しろ冷静な判断をする自信がないのですが・・・あの、可愛かった・・ですよね??子供厨子王が出てきたとき、客席がざわっ・・となりまして、あの反応は客席で見ていた文月ちゃんも不思議がっていたのですが、多分あまりの愛らしさにそうなったのだろうと思います。うん!きっとそう!(・・・)(字数制限に引っかかったので続きます)
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