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2005/08/16(火) 見上げる空の色は深く
マフィアの抗争の場面に、陵さんが男役で出ていたことを知り、大変ショッキングな今宵です。・・・・え?ほ、ホントに??(゜゜;)スミマセン全然全くちっとも皆目存じ上げませんでした。如何に私がヒゲの人しか見ていなかったが分かります。だって!だって3回しか見れないんだもん!武生くらい回数あれば他所も見れるんですが・・。うあーでもそれ見たかったよ・・・!orz


それにしても、何度も言いますが、3回は少ないです。昨日も今日もフツーに観にいく気でしたから(それは・・)昨日朝起きて、あーサンライズ観にいくんだ・・と思って、でも公演が終わってたことを思い出して・・・って先週もそんなこと言ってませんでしたか。今日も、「今日も観にいきたかった・・」「いや、やってませんから」と、心の中で一人ツッコミ。はー。切なおますなあ。


ところで、私の中でじわじわとボスが効いてきてる気がするんですが、これはどうなんでしょうか。だから私はフランツお兄様が好きなんだってば。あんなヒゲで悪人のおっさんは好きじゃないんだってば。なのに、どうして今日飛んでるハエを見て、「ぼ、ボス・・v」と思ってしまったりするのでしょうか。(どうでもいいですが、もしボスの部屋にハエが飛んでたとして、そしたらジェイクに「構わん、消せ」とか言って、で、ジェイクが「はい、ボス(クールに)」と言ってハエ叩きで叩いてたら可愛いと思う)(ホントにどうでもいい)
何か「ハエだからよ」とか「「殺すのに理由が要るのか」とか「お前が長すぎるのさ」とか思い出すと胸キュンで、そのときの表情とか仕草もなんか今になってすごい効いてきてます。うわあぁぁボスかっこいい・・・!これはあれなんですか。好意に値するのでしょうか。好きってことか。そうですか・・。というわけで、高倉天皇→フランツお兄様ときて、今はレオナール愛です。自分ではそれはどうなのと思うんですが・・。いや、でもマジでかっこいいんです・・なんだよ結局ボスにめろめろなのかよ・・。


ところで、今回の「遥かなる空の果て」ですが、音楽がイマイチ気に入らなかった。何ていうか、印象がすごく弱くて、心に残る曲がなかったです。メロディもフツーにきれいなのに、何か弱い。手早く言うと、終演後にぱっと思い出せない。SAIKAKUは一回見ただけですごいインパクトで、口ずさむこともできたのに。・・でもこれも同じ北野先生なんですよねえ。何でなんだろう。SAIKAKUは歌詞のインパクトもあったしか。

ついでにいうと、この作品、タイトルの印象も弱いです。初日終わって、えーと・・なんてタイトルだっけ・・空の向こうに?遥かなる空のかなただっけ?あれ?て言う感じで、正確に思い出せた人の何て少なかったことか。私もプログラム見るまで思い出せなかった。前宣伝がなかったとはいえ、このタイトルの忘れられぶりはちょっとどうかと思う。
主題歌と思われる歌も、2回目に注意して観て、劇中で何回か歌われているのにもかかわらず、なんでこんなに思い出せないんでしょうかと思った。「歌詞にタイトルが入っている」と言う王道中の王道なのに。しかも、一番盛り上がるラストの酒場の場面でインストバージョンがBGMにもなってるのに!3回目は集中して覚えようという意思を持って観たので、とりあえず覚えるのは覚えましたが。歌詞もちゃんと聞くと良いんですが、・・・うーん。でもレディレインのほうが歌好きだなあ。こっちも一回観てすぐ覚えたものなあ。


脚本について、台詞で説明し過ぎは同意。
特にそれが顕著だと思ったのは、スネークとミンリンが幕前で「命尽きるとき、たとえそこが暗い酒場の天井でも、彼の目には美しい青空が見えていたのでしょう」のところと、ジェイクロイメアリーが再会してジェイクが冷たくしたあとの3人のモノローグ。「これでいいんだ・・俺に近づいちゃいけない。俺のことは忘れて幸せになってくれ」「ジェイク、一体何を考えているんだ。僕じゃ力になれないのか」「あなたの心が見えないわ。あなたと同じ空を見上げていると思っていたのに」という主旨をもっと色々言ってるんですが、いや、それはそんな言わなくても分かりますよ。青空云々は、きっと文字しか情報源がない小説では、ああ、美しい表現で良いなあとなると思うんですが、これは舞台だから。役者の表情や演技でやって見せられるところをわざわざ台詞でいうことはない・・・と思います。あ、あとジェイクは自分の手で仇を討とうとしたんだね、とロイが言うのもアレだなあ。そんなん見てる人は分かってますって。ロイももう分かってるでしょ。(しかしこの直後の、ロイの歌をバックにジェイクが次々ファミリーの一員を殺していくシーンはすばらしい)


えー、こんなこと書いといて何ですが、脚本がレディレインの人なので、そして私はレディレインは大好きなので、一言の美しさとかこの表現がイイというのはやはりあります。
「消えないんだよ、痛みが!」
「思い出すんだ。・・うっとうしいんだよ!」
「俺だって幸せになろうとしたさ!」
「真っ白な君を抱くことはもうできない」
とか。あれ、大ちゃんの台詞ばっかじゃん。

ロイの、「違うよジェイク。君の両親は君が復讐すること云々」の「違うよジェイク」の部分(細かい)とか。

あと主題歌の歌詞ですね。
ロイが歌うときは、「遥か彼方に仰ぐ空の 目がくらむような青さに惹かれ」に対し、ジェイクが歌うときは「目がくらむような高さに怯え」なんですね。この対句はいい。二人の立場、二人にとっての「空」がそれぞれ何を指すかで色々解釈ができそうで。

ああ・・ていうか、なんか思い出してくると、主題歌の歌詞もいいじゃんと思えてきました。
やっぱこうなると3回しかないのがとにかく良くないという気がします。いやそれ別に普通ですから。


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