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2005/08/10(水) ゆめまぼろしの恋
●水無月さんの歌を背景にお夏が笠を引きずって歩く場面。あれは、日舞でもあの場面だけの演目(?)(っていうの?)があるようだ。そ、それってそこだけ見て面白いものなんですか、とか私なんかは思ってしまうわけですが、どうなんだろう。

あの場面の解釈と言うか、日舞のほうでは内容は以下のとおり。

秋、清十郎を失ったお夏は放浪をし近江路(滋賀県)を訪れる。
菅笠をかぶった人を見るとその人が清十郎に見えてしまい、つい追ってしまう。

(このとき、人違いだったことに気づき、若木さんは「なんだ・・」とがっかりした表情を見せていた)

すると、ふと心に、清十郎との温かい思い出が浮かぶ。

母親(←お夏の)と糸を紡いでいたら、東の窓から清十郎からの手紙が投げ込まれた。それがお母さんに当たって、なにこれ、と、お母さんがお夏を見る。でもお夏は気まずくてとぼけている。その手紙は水に映る月と同じで、手に取ることはできない。



お夏が何かを拾い上げて、髪に挿す仕草や、最後に笠を抱きしめて笑うのはなんなんだろうと思っていたんですが、この辺のが関係あるんでしょうか。上のエピソードではないにしろ、清サマのことを思い出しているのかなあ。お夏は、清十郎と別れてから、里の子供達が「清十郎殺さばお夏も殺せ生きて思いをさしょよりも」と歌っているのを聞いて、清十郎の死を知るんですね。そして、「向こう通るは・・」の歌を歌いながら、狂い彷徨い歩く。はー。何か終わったばかりですが、早くDVD見たいです。若木さんのお夏見たいーー!清サマも!


●さて、清サマですが、皆川の歌を歌ったあと、階段に座っているのがめちゃくちゃ可愛かったです。なんかもう「ちょこん」って感じで座ってるんですよ!遊びすぎの私で親にも世間からも捨てられてるような人なのに、何でそんな可愛いの・・!そういうとこがもてもてたる所以なんだろーなぁ(^^;(しょうがない人だ・・)
但馬屋の旦那さんから声をかけられて、はっと表情が変わるのも好きです。目がきらきらっとなって。しかし「もてもてってどんなこと?」と聞かれて「知りますかいな」「知りまへんて」か・・・。ふっ。どの口がそういうことを・・(笑)


●「お前はまだ25や。命が惜しくはないのか」と緋波さんが言ってて、「私はまだ16、よく分からんけど・・」とお夏が言ってたので、清サマ9つ差かよ!つーか16っていったら女子高生じゃん!!とか思ってたんですが、但馬屋に入った時点では清サマは19だったんですね。(あの芝居では6年も経ってるのは分かりませんが・・)なんか、見てるときはきっちゃんかなと思ってたけど、清サマもいいかも・・・と思えてきました(こら



●清サマで好きなのは、野遊びの場面です。ぱんぱん、と手をたたいて何か合図していたり、お客さんを案内して「こちらへどうぞ、ごゆっくり、ようこそいらっしゃいました・・。」清サマの姿に気づいて、お夏がぱっとうれしそうな表情になるのもいいな。

「まあ、そういうことやったの清様」
「そういうことや」

この一言がすっごい好きです。


●さて、SAIKAKUでのお夏清十郎に関しては、やっぱ皆川いらねー;と思います。あのエピソードは確かにありますが、あれがあったからってSAIKAKUでは関係ないじゃん!むしろ、あれだけ「ただ一人の女」とか、「帰って来い。会いたいよ・・」と歌ってるのに、次の場面で「私のお夏様」はおかしいだろう。「皆川どーしたー!!」って感じで、あれじゃ清サマがすごい信用ならない人みたいじゃないですか。(みたいじゃなくて実際そうなんかもしれないけど)(こら
端折る割りに変なところ残してるなあと思いました;でもあの皆川の歌は嫌いじゃないですが。「私は嬉しかった」だけ、曲調が明るくなるのがいいです。清サマホントに嬉しかったんだろうなと思って。


●ところで、以下は、お夏清十郎を元にした島崎藤村の「四つの袖」なんですが、

をとこの気息のやわらかき
お夏の髪にかゝるとき
をとこの早きためいきの
霰のごとくはしるとき
 

をとこの熱き手の掌の
お夏の手にも触るゝとき
をとこの涙ながれいで
お夏の袖にかゝるとき
 

をとこの黒き目のいろの
お夏の胸に映るとき
をとこの紅き口唇の
お夏の口にもゆるとき
 

人こそしらね嗚呼恋の
ふたりの身より流れいで
げにこがるれど慕へども
やむときもなき清十郎


あ、紅き口唇ですか・・・(///;)清サマの赤い唇(そこかよ


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