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2005/05/03(火)
やっぱり六條山の話
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六條山感想めぐりをしてると、これだけ批判的なことを書いてるのは私だけか・・とがくりとなってくるorz 終演後の飲み会では「みんな心はひとつだわ!」と思ったものですが、いや、今もひとつなのかもしれないが、なんか好意的な感想を見るにつれ、あの転換の長さをゆったりと楽しむことができない私が悪いんでしょーかっっ(汗)と思えてくる。ようするに、あの手際の悪さで、=芝居全体がダメと錯覚してるのがいけないんだ。私が。ダメじゃない。ダメじゃないです。いや、ダメじゃないと言うのも語弊があるが。見てて、もうやってられるかー!と帰りたくなったのも事実だからなあ。
・・・と、こんなこと言ってる割に、桐生さんの演じた景については、あれから調べたりしてるんですね。寝る前に、急に日本史の教科書と図説引っ張り出してきたりして(汗)観劇後、考察も補完しようとも思わなかった双璧のことを思うと、やっぱり六條山のほうがましってことなのか。
今日調べてたのは、高倉天皇についてです。日本史の教科書、図説、朝日の「日本の歴史」、百科事典、ついには日本古典文学大系32巻「平家物語(上)」(←平家物語6巻に「小督」という話がある)まで下の部屋から引っ張り出してきて読んでしまったり(笑)な、なんか久々に勉強したわ!(^^; それで分かったこととかを書こうと思ったんですが、上手くまとまらなかったのでまた後で書きます。
しかし、こうやって熱心に調べてるところを見ると、この景は好きらしいですね>私。や、実際、深草と弁慶よりは好きなんだ。でも初日見たときは、なんで桐生さんと心のアイドル北原さんなのにこんなに燃えないんだー!と思ったんですが。あの時はホントに荒んでたんだと思います(汗)二日目見ると、やっぱいいかもって思ったんだよ。てかいいですこの場面は。私が好きなのは、小督と分かれたあと、高倉天皇が仲国と話をしてる場面です。(台詞はてきとーです)
「小督は今頃どうしているだろう」 「きっと高倉天皇のことをいとおしく思っておられますよ」
あ・・なんかこうやって書いてみると、やっぱいいじゃんという気持ちが(^^;だって好きな人と離れてしまったんですよ(T^T)そりゃ辛いよなあ。(しかしこのあとの、「仲国は、嵯峨野へ行く道を知っているか?」は、えっ?なにそれ行けってこと?(笑)って思いましたが(^^;仲国も「存じておりますとも」って言っちゃうしな。(素直だ・・))
「小督は、名月の夜にはきっと琴を弾いているだろう」 「今宵は十五夜ですね」
で、この後、どこからともなく現れた小督と、高倉天皇のデュエットになるんです。ここもいいな。今日はこれがぐるぐる回ってました。
「どうして私の手から離れてゆくか」 「共に暮らさんと我は願うばかり」 「だが時は私たちを翻弄し続け」
なんだいい歌詞じゃないか(T^T)なんか歌謡曲みたいなメロディーだけど!てかガイドメロディーが入っててなんかカラオケっぽかったけど!あーもう一回聞きたい・・・。(なんか日に日に評価が甘くなっていってるような・・・)
あ・・・あとやっぱこれもです(^^;これもぐるぐるソング。 「弓を持ってくるよ〜♪」(それかよ) これは忘れられんわー。伊周様・・(笑)
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