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2005/04/29(金)
六條山一日目
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ここまでの舞台見たの初めてだよ…Σ(´△`;)桐生さんの出てるので、です。出てないのなら双壁があります。(えっそれってどういう…) ----------------------------------------------------------------------- 昨日までショータイムのアレな点を色々書いてましたが、そんなことは些細なことだと言うことがよく分かりました。この六條山縁起に比べれば。
一部が終わったとき、「あ・・あんまりだ!」と泣きそうになり、見ているとき何度ももう出て行こうかと思った。いやもー。こんなひどい芝居見たの初めてだよ。私の中の芝居ワーストワンはダントツで「闇の双璧」で、もうこれを超える作品なんてないだろうし、そうなるようではいかんと思ってた。でもこれを見終わったとき、やべーこれ双璧と張っちゃうかも。ていうか超えちゃったかも・・・!(泣)と思った。
双璧は、出演した劇団員さんには申し訳ないが、私は本気でこんな芝居に桐生さんが出なくてよかったと思っていた。だけど・・・・出ちゃいましたよ・・・・_| ̄|○;しかもコレ双璧超えちゃってるかもしれないよ。てか超えてるよ・・・。ああもう(涙)
ていうかもう芝居の体をなしてないですコレ。とにかく段取りが悪すぎる。セットを変えるのに暗転を多用してるんだけど、つなぎがホントダメダメ。長すぎる。あれをもっとスムーズにやれば、あと15分は短縮できる。二回(一部二部各一回)ものすごく長い暗転があって、一部は確か、花山天皇の場面。一度幕が閉まって、暗い中音楽だけが流れる・・・んですが、これがめちゃめちゃ長い。右上に時計が出てたので、それを見てたんだけど、その間なんと4分。4分放置ってありえねーだろ!!(汗)それで出てきたセットが、ああ、この出来なら時間かかるよねと思えるようなものならまだしも、これだけ時間かかってそれかよ!と思うような代物。設置してるときも後ろでがったんごっとん音がしまくり。てかあの白い板のセットって必要なんですか・・!アレいらないよ。アレがあるからって言って、宮内の雰囲気が出るわけでなし。金色の仏壇隠すのに、後方の黒い幕引くだけじゃいけないのか? それで、4分放置されてセットが変わって、もう次の景なのかと思ったら、また花山天皇が舞台にいる。 同じ景だったんですか・・・・!!(゜゜;) ホントこれはあんまりだと思いました;
あと、3景の供花の準備も長かったなー。黒子さんがセットをぴょーんと飛び越してたのが見えた(このとき幕はその台の幅分開いている。)しかもね、幕前で台作るのに電動ドライバーで作業してるんですが、そのうぃぃぃぃんという音が丸聞こえ。あの、ここ客の前なんですけど・・。なんでそんな堂々としてんですか!(汗)
児童合唱団の子達が出てるんですが、ここでも段取りの悪さ炸裂。幕前にぞろぞろ〜〜っとでてきて、歌って、帰っていく。発表会じゃないんですよ?それが劇中で計三回。間のとり方が悪すぎる。
脚本も、イマイチ盛り上がりにかける。各時代のエピソードを抜き出して演じて見せるんだけど、は?それだけ?みたいなかんじでおわる。オチが付いてないのに幕が閉まる。幕が閉まることで、一段落したのだと判断する。またこの幕がめちゃくちゃゆっくり閉まるんですよ!なんでそんな遅いんだよ!手で引いたほうが早いだろってくらい遅い。なもので、区切れが悪いと言うかしまらない。へろへろと幕が閉まる暗闇の中で、あ、終わりなのね、とぱらぱらと拍手が出始める。出演者がいつまでもポーズ決めてなければいけなくてすごい間抜け。 あと小南陵さんの語りもなぁ。とりあえず、短歌間違えるのはダメだと思います(汗)道長の句。もうちょっとしっかりしてくれ・・。
最初、役の一覧を見たときは、うわぁー!vと思ったんですよ。歴史上の色々な人物の名前がいっぱい。○○さんは××かー!わくわくっ。桐生さんも役だけ見ると、いいんだけどなあ。ちなみに桐生さんの役は、深草少将と高倉天皇と弁慶です。深草は、業平が高世さんだったんですよ。ね?これだけ聞くと期待しちゃいませんか?(私はします)でもここはエピソードてほどのものがなく、何となく終わってしまった。え、え、・・それだけですか・・・!高倉天皇のほうがその点よかったかなあ。弁慶は・・・まあ弁慶です。想像つくと思います。
法要が目的で、観劇慣れしてない客が多いのか、客席のマナーも最悪だった。暗転じゃなくても平気で席を立つし、フラッシュをたく(供花は特にひどかった)ドアを開け閉めする。私が観てた近くの通路で、席を立ったおじいさんが、通路側の席の知り合いに「うちの墓が・・」とか長話しだしたときは、勘弁してくれと思った。まぁ、OSKファンでもきついのに、ファンでもない客にあれをおとなしく見てろって言うのもつらいか(汗)それにしてもひどかったですが。あと、フィナーレで微妙にスタンディングするのも勘弁です。そーゆう作品じゃないですから・・・。カーテン開いたらみんな着席したので、それはそれで「あらっ?;」だったし。よくわからん・・・。
あー・・。脚本のことあまり書いてないや。もうね、コレは突っ込みいれつつ笑って観るしかありません。あ、でも一応「唯一ここは芝居と呼べる」景もありました。また余裕があったら書きます。珍しかったのは、音純さんと琴野さんの男役が見れたことかなー。出番や台詞は結構全体的に振り分けられてたように思います。
まあ、救いは、これが過去に他の劇団でも上演した固定の演目で、New OSKの作品ではないってことでしょうか。そーだよね。お寺のイベントに呼ばれただけなんだよね。しかしまあ・・・ストレスはたまったけどなぁ;なもので、私「歓喜」が大変楽しみでございます。折さんや木乃香ちゃんに会えるぞ。明日は六條山→歓喜のハシゴコースで行ってきまーす。
※実は法要のとき、外でうだうだしてました。(スミマセン・・)そのとき偶然見かけたお練。後で聞くところによると、この様子をスクリーンで流してたそうです。
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