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2005/03/24(木) はぴはぴ解釈
ハバネラ〜人生のメリーゴーランドの景。
あの公演中、唯一ストーリー性のあるダンスシーンでしたが、見終わって解釈を聞くとたいていの人がよーわからんかった、と言っていました。あれは結局どういう話だったんでしょうか。

シーンの流れは以下のとおり。

まず、暗い舞台に、緋波さん萌ちゃん木乃香ちゃん陵さんまり姉が、ずるずると黒い椅子を引きずりながら出てくる。(みんなの風貌から、あそこはきっとスラムみたいなとこなんだと思う)で、ガッッ!と椅子をたたきつけるように置き、踊る。そして、下手後方に椅子を積み上げたところで、ふいにバスケットボールが転がってきて、後を追って北原少年(多分。いや女の子なのかな?)がでてくる。
若者達は皆「何だこいつ」みたいな様子で少年を見、緋波青年がバスケットボールを投げつけ、若者達は去ってしまう。残された北原少年が、一人踊っていると、ただ一人、まり姉が戻ってくる。そして北原少年と一緒に楽しそうに踊るのだが、いつのまにか再び姿を消し、残された北原少年が、一人微笑み、幕。



ここで気になるのは、まり姉と北原少年の関係です。
私は、これを初めて見たとき、「まり姉と北原少年は生き別れの親子」なんだ!と思いました。
途中、北原少年が一人遊ぶ場面で、手をとってくるくると回るような箇所があります。あれは本来なら手を取ってくれる誰か(=母親)がいるのではないでしょうか。まり姉が、少年が現れたとき、最初驚いたように少年のほうを見ていて、緋波さん(←たぶん現彼氏)に促されてやっと退場するのは、少年が子供だと気づいたからではないかと。(それでいくと、まり姉は子持ちにしては若いが、きっとだいぶ早い時期に生んだのだと思われます)(あの環境ならありそう)
それが何らかの事情で別れて、何らかの事情で言い出すわけにもいかず・・・って何らかの事情ばっかじゃん。いえ別にお母さんじゃなくても生き別れの姉弟とかでも良いんですが。

(この話を木乃香ちゃんにすると、新しい解釈だと言われました。(・・ってことは違うんですね)しかし木乃香ちゃん、「じゃあ再演のときはそれを(笑)」それを・・・なんなんでしょうか。参考にするとでも言うんだろうか)


しかし、二日目に見てみると、また新しい解釈が出てきました。

緋波さんたちはすでに死んだ人間である」説。

ほら・・・なんかあるじゃないですか。賽の河原で石を積むの(何か違う気がするが・・)あの椅子を積み上げる行動は、なんかそれと似た感じがします。最初若者達がでてくるときの照明は、暗いオレンジだけど、北原少年が出てきてからは照明が明るくなるし。その辺も何となく死人ぽいです。
暗くて誰も来ないような町外れの片隅に、霊になってずっと縛り付けられていたところに、北原少年が迷い込んできたわけですよ。で、まり姉だけが少年の寂しそうな様子に心動かされるんですが、やはり、生きている人間とは一緒にいられない、もうここに来てはいけないのよみたいな。
・・・って、霊の溜まり場に迷い込むってなんかあったよな。あ、ブラインドか。ええ、そのブラインド説、どうでしょうか。どうでしょうかって、別に当たっちゃいないと思いますが。


で、実のところはどうなんですかと木乃香ちゃんに尋ねたところ、最初の椅子のあたり、あれは「社会に反発する若者の姿」だそうです。で、あそこには人種差別みたいのがあって、北原さんはみんなと違うということで、お前は仲間に入れないぜみたいにされるんだけど、まり姉だけが心動かされて戻ってきて・・・という話らしいです。


ここの景、途中からハウルの曲がかかりますが、これがすごくあってて、みててうるるとなってしまいました。優しく、寂しくてきれいな音楽。北原さんが一人遊んでるときに、ふとまり姉が現れるんですよ(このとき北原さんがターンするのが好き。くるっと回ったらその先にまり姉がいる)それでまたまり姉と北原さんが嬉しそうに遊ぶんです。バスケットボールを真ん中において、二人で寝転がって向かい合ってニコニコするのとか可愛かったな(ここがなんとなく親子っぽくないですか)
最後はまり姉はいなくなってしまうのに、北原さんが微笑んで幕なのは、わずかな間でも自分と一緒にてくれる人がいたからなのかなと思いました。


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