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2004/09/12(日) 闇の双璧
なんだかんだと、4回見ました闇の双璧。
今日の一回目は、真ん中の通路はさんで二列目の席。いつになく後方席だったのですが、これはまずかった。一日目前方に座ってたときは分からなかったが、後方席だとものすごく照明がきつい。

とくに、晴明様と道満の術比べの場面。いい天気ってのを、ぱーっと明るい照明で現してるんですが、はっきり言って眼球直撃。まぶしすぎです。目開けてらんない(汗)観てもらう気があるのか?前の座席の人も、ずっと手をかざしてみてたよ(-ー;)そして、つづらの中身を当てるところで、赤と青の照明が交互にチカチカ。うわあ目に悪そう。癲癇になったらどうすんだよ(汗)
照明に関しては、今までかっこいい!素敵!と思ったことばかりで、それが常だと思ってました。こんな、視界を妨げる照明があるってはじめて知ったよ;
昨日後方席で見てた桐生さんはどうだったんだろうか(´`;)


今日は、冒頭の小南陵さんの語りが短縮されてました。いえ私も短く感じたんですが、それは複数回観劇マジックによるものだと思ってたので、指摘されるまで気付かなかったんです。初回聞いたときは長〜;と思ったな。しかも語りの後、開演の挨拶が入るんですよ。「大変長らくお待たせいたしました」新手のギャグか!
今日はよくよく話を聞いていましたが、それを聞いて思った。
金烏玉兎集関係ねーー!(゜△゜;)
いえ、この本をね、晴明様が持ってるから、ちょっとどんな感じか見てきなさいって言われるんですよ。道満は。それが何か劇中で絡むわけじゃないんだな・・・。


なんかなあ、この脚本を書いた方は、大貴さん大好きだと思うんですよ。で、大貴さんのキャラを分かってると思うんですよ。しかしな、それがなんか役者の魅力に寄りかかってるだけに見えるんよな。いえ、大貴さんの道満は大変魅力的です。良い人だよー!民に慕われててビジュアルも言うことなし。しかし、それがどうも脚本家が趣味に走って書いたようにしか見えないんです。

と、いうのは、対する桜花晴明の描写が全く不足しているため。道満が何かしていて、晴明様もいる場面の、桜花さんの手持ち無沙汰な様子はどうだ。あれって何も演出の指示がなかったのではないか。
何か描写が足されたと思ったら、折原さん見て速攻お母さんに結びつけたり、玉虫には今お前と遊ぶ気分じゃないから消えろといっておいて、お母さん似の式神出しちゃうような、何かなあ;なエピソード。あれじゃあただのお母さん大好きっ子だ。(そりゃ、赤い虫なんかより若木さん方が良いのは分かりますが(^^;))しかも、そうやって出した朧月は、話に全く絡まず。晴明神社ではちゃんと最後のバトルに参加してましたが。せっかくなんだから、夕凪と戦うとかしたら良いのに。若木さんと櫻子ちゃんの戦いなんて素敵じゃないですか。


じゃあ大貴道満の描写は完璧かと言うとそうでもない。
民に慕われ、子供を助けにたすきかけて川に入っちゃうよーな人が、最初の方で理由はよく分からないが晴明様を殺そうとしている。(ムラクモをけしかけるエピソードは晴明神社の持ち物ですが。しかしそれを織り込むならただ挿入しただけではまずいだろう)櫻子ちゃんの夕凪はビジュアル・キャラともにものすごく魅力的だが、今回の道満のキャラでは、イマイチ結びつかない。(ムラクモも。だって道満は良い人なのに、式神だけ悪っぽいなんて)
大体、夕凪を殺されてるのに、その後晴明様と仲良く飲んでるし。
(夕凪はまた出せるからどうでも良いのか?那月晴明はあんなに叫んでたのに。それとも、ムラクモの敵をとりたいって言ってたのは夕凪だし、最初から道満的には割とどうでも良くて、夕凪もいなくなったし、まあいいか、なのか?そんな薄情なキャラだとすると、これはこれでまた統一感がなくなる)
なんか、「ただこんなことする大貴道満がみたいー♪で書いたものばかり並べたものだから、それぞれの連結が上手く行ってない」という印象を受ける。


今までの経験からして、二回目はマジックがかかって、それなりに楽しめるようになるんですが、今回はマジックが逆にかかった。二回目の方が眠たくなったよ;こんなこともあるのか。4回見てもそれはほとんど変わらず。そして、各所で言われてることですが、タイトルあってないんだよ。どこが「陰陽師安部晴明公闇の双璧」なのよ。


しかしいい所もあって、葛の葉が晴明少年と遊ぶ姿は、ぐっと来た。(晴明少年の実体があったのは初めて。牧名さんの晴明少年初めて見れたよ)(いやでもここは晴明神社の持ち物なんですけどね)あと、素直で優しい印象の爽加さんだが、感じ悪い役もこなすことが分かった。牧名さんは泣きの芝居が上手いことも分かった。
本科生の方も、式神のとき、ちゃんと表情作ってやってた。村人の芝居も良いし、老婆の相馬さんは、4月に入ったばかりと思えない吹っ切れた芝居。(経験者なのか?フィナーレでも一人手馴れた印象を受けた)
櫻子ちゃんの夕凪はしゃべり方可愛いが(「夕凪怖い」とか「〜〜よし」っていうの)、いわゆる今までの櫻子キャラでないのが良い。声もビジュアルも美しい。
大貴さん桜花さんの美しさは言うまでもなし。萌ちゃんのムラクモもかっこいいー。(ただしやられてからの引っ込みはいけてない;萌ちゃん、まだ見えてる、見えてるからー!)

しかしこれって全部役者の魅力か;やっぱ脚本的にはなあ。
劇団員さんたちは、本科生も含めすごくがんばってたと思います。ビジュアルはひたすら美しくて、もううっとり。なんですが。今回の作品は、例えるなら作画だけものすごく美しい同人誌て感じ。松竹座の間もお稽古に行ってた劇団員さんの努力の対象がこの作品では、あまりにももったいないよ;

主題歌は多分覚えました。不満は色々あれど、この歌は好きです。歌劇らしいかと言われるとそれは・・・ですが。これって特撮ヒーローのノリだよな(^^;)


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