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2004/08/30(月)
今日のラジオ
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「こんにちは。小さい声でスタートさせていただきますね、と言いますのもね、私のバックは華やかでもありながら実にぴりぴりした空気が漂っているからなんですね」 「何か歌声聞こえてますが・・」 「ちょっとその、後ろの様子をお聞きください」
(歌が聞こえてくる。これが例の「二人の秋」か?)
「・・・聞こえます?」 「美しいじゃございませんの〜」 「これ何してはるかと言いますと、New OSK日本歌劇団が、今週の土曜日、大阪松竹座で初日を迎える、秋のおどりの稽古の真っ最中なんですね。」 「おお〜」 「えらいところにきてしまいました;ここはその、New OSKの新たな稽古場、フェスティバルゲートの5階のフロアになるんですが、わたくしここに寄せていただく前は美しい女性たちが例えばレオタード姿で汗を散らし、甘い香りをたてて、正直に言えば少し艶っぽいシーンを想像していたんですが;実際はむちゃくちゃ厳しい雰囲気が漂ってまして、衣装もですね、劇団員の方30人がビシッと和装で決めておられて、私今回も浅はかだったと反省することしきりなのであります;;」 「その通りです」 「毎回毎回ですね、思い起こせばこのOSK、良くご存知の「と・お・きょブギウギ♪」の笠置シヅ子さんや、あの超美人女優京マチ子さんらのスターを輩出し、団員数も一時は350人を数えるなど、宝塚歌劇と人気を二分する時期もあった劇団、しかし今から二年前に親会社であった近鉄が、経営不振から一年を期限にその支援の打ち切りを発表し、去年5月に正式に解散となったんですね。まさに今のプロ野球バファローズと同じ辛酸をなめたという劇団で、現在は大阪の市民劇団として活躍しておられますが、今回は企業の支援に頼らず公演を行うということで、稽古に熱が入るのも当然でございます。」 「その稽古場男性は入れるんですか?」 「そう、でもね、ここで小声で話しておりましてもね、出たがり記者の名が廃るというものですから、ここは勇気を振り絞るのでありますっ。はーい、みなさーん!あの、一旦練習終えまして、集まってきてくださーい!」
(はぁ〜〜い!!とか、わーー!とか声が聞こえる)
「あ、ああみんな、笑顔で集まってきてくださいました;演出の、横澤先生にお聞きいたします。えー、この4日からスタートする秋のおどりの魅力を一言で先生、おっしゃっていただくとどういう点なんでしょうか」 「春に続いてですね、この松竹座で秋のおどりができるってことで、大変みんな喜んで張り切ってやってるわけなんですけど、春のときは、久しぶりの松竹座、里帰り公演で話題性がいっぱいあったんですけど、今度秋はそういうことに頼れませんので、中身で勝負ということで、中身の濃い、OSKらしい秋のおどりをやろうと、今ちょうど稽古に熱が入ってやってるところです」 「はい。えーではもう一人、新生OSKをずーーっと引っ張ってこられました、大貴誠さんにお願いします」
(ひゅー!とか、いえー!とか、拍手とかが聞こえる)
「えー、市民劇団になって、何か変わりましたか?」 「そうですねー、えと、皆がちょっと大人になったかなーと」 「なるほど、どういうところが?」 「そうですね、あの、一人歩きしてるというか、あまり人を頼らなくなってきたかなって感じなんですけど」 「(はぁ〜なるほど〜とスタジオの声が聞こえる)あのね、大貴さんね、僕と然程身長変わらないんですけど、ホンマにかっこいいんですよ。あの、いわゆる「男前」ですよね!」
(後ろでおお〜〜vvとか声が聞こえる)
「でね、大阪の経済衰退してるじゃないですか、文化の低下も叫ばれて久しいでしょ。市民は寂しいけど、嘆くだけじゃないですか。でもこのOSKは、自ら道を切り開いた稀有な存在なんですよね。ね!やっぱり文化というものは市民自らが支えていくもんだと思うんですが、関西人のバイタリティを、この新生OSKに見習って、われわれも発揮し続けたいと思いますね。今日は、皆さんに元気をもらった気がいたします。皆さんどうもありがとうございます!」
(ありがとうございましたー!と声が聞こえる)
今日のMBSのお稽古場生中継でした〜。はー。改めて書いてみると、大貴さんホントにちょっとだったんだなあと。このあと、リポーターの方は、フロアが華やかで出たくないんだけど(そうだろうそうだろう)、台風情報のために〜とおっしゃって出て行きました。
明日はNHKでお稽古場の様子が流れますよー。桐生さんは元気してるんだろーか。ちらっとでも姿が映ってるといいな。 あ、あとラジオと、私は見れないけどCSもあるんですね。これ見て(聞いて)お客さんが増えるといいなあ〜。(春は、牧名さんのニュースがきっかけで来たというお客さんもいたのだ) 初日まで後4日です。
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