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2005/01/21(金)
告別式
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背の高い人だったのでお棺も大きめだった。 久しぶりに会った彼は随分年を取ったように見えたが病気の所為かな?やっぱ。痩せちゃってたし髪の毛は投与してた薬の副作用で抜けてしまっていたし。
この日も受付に座った。 式には出来るだけ出たくない。涙が出るから。
式を終え火葬を終え骨になった彼は思ったよりしっかりとそこに居た。 足の骨なんて長く太く真っ白なのが残っていて、祖父の時の骨と比べるとかなり綺麗だったので驚いた。 病気して1年内だと骨にはさほど影響しないのだそうだ。 変色もしないしスカスカのぼろぼろになったりしない。 そう聞くとまだ死ぬには若かったのにとか思ってしまう。
骨になってしまうと不思議とその人が『凄く良い人』だった気がする。確かに良い人だったけど、更に3割増しな感じなのです。
骨は仏壇に有るのに、そこには存在してないんだ。 居ないって云うのが完全には理解出来てなくて、凄く悲しかったりとかはなくて、でもふと子供の頃とか思い出したり、遺族の寂しそうな顔を見ると『あぁそうか』って涙が出そうになる。 いつもは全く考えてないその事がこの一時で大量に頭の中に巡る。 死って不思議だ。
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