|
2004/03/19(金)
綿谷りさ
|
|
|
根がミーハーなもんで一度気になってしまうと自分の目で見ないと気が済まない。世間を賑わせた彼の芥川賞受賞作家の作品と言うものが凄く見てみたかった。そんな時、調度文塾春秋で増ページ大特集が組まれて受賞二人の作品が掲載されていたので思わず購入。 結構前に結構前に買ってあったものなんですけど本日漸く読み終えました。
二人とも何か凄い。 この年齢でこんな文章が書けるのかと思った。文章が上手くてすらすら読めてしまうのも確かですけど、所々胸に突き刺さるような表現とかにどきりとする。場面の描写が鮮明でリアルで物悲しくて、この人達はこういう現実を本当に見て来たんじゃないかと思った。書いていた時は十代でしょう?凄い観察してるなぁ…って思った。
特に綿谷りささんの文章力凄いと思う。 読んでいると段々本当ににな川の背中を蹴りたくなる。物語に引き込まれる。 ほんと凄いや。文庫で1000p以上の長編とか書いたら一体どんなものが出来あがってくるんだろう。楽しみな感じ。
≪坊っちゃん文学賞≫ 何時も買っているダ・カーポに特集されていて、やっぱ気になったんで読んだ。芥川賞ほど大きく取り上げられはしなかったけど、吃驚18歳の大賞受賞。 読後感は『ふーん』な感じでしたけど、やっぱ文章上手い。
|
|
|