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2009/06/14(日)
この祝福に空からも贈り物
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なかなか思い通りに飛べず、颯爽とテイクオフしていくみんなの背中を見つめながら、ため息をつく日があった。
最高のフライトを終え、盛り上がっているメンバーの横で、グライダーを畳む日があった。
自信を無くし、ただランディングに降りる事が精一杯の日があった。
飛びたい気持ちと不安の板ばさみになり、足が止まる日があった。
『この殻を破るのは、自分自身しかないんだ・・』と気づいたこのスクール生は、来る日も来る日も練習に明け暮れ、前を向き始めた。薄皮を剥ぐように少しづつ視界は広がり、一進一退を繰り返しながら重ねた日を思い浮かべながら・・・・
今日テイクオフから滑り出す。
スクール生最後のフライトの為に、しっかりと前を向いて、最後の１歩を蹴り出した。
雨予報が見事にサーマルコンディションに変わった空域で、きっとみんなが待機するテイクオフを遠く下に見下ろしながら、あんなに遠かった霊園の上までグライドし、今度はみんなが待ち受けるランディングに降りて来る。
カウントダウン・・・・あと１０数えたら、スクールは卒業。
そして、ここからが本当のスタート。
ハーネスを外し、手を広げて駆け寄るその子は、おめでとうの声の中で泣いている。
悔し涙ではなく、自分の力で掴んだ嬉し涙。
格好いい女性パイロットの誕生の瞬間。かよちゃん、ピース！！
・・・・はーい、これだけじゃないですよ。びっくりびっくり。
ＮＰコースオレンジＰＩＣＯのゆきちゃんが、かよちゃんと一緒に霊園ＧＥＴ！
何とクラウディも霊園の奥まで行っちゃいました！
フリーのベテラン勢も霊園へＧＯ！
新しいカンテガＸＣの初卸しの阿曽さんは、『この上がりって何なの？！あれー、テイクオフ見失っちゃうぞ、ひえーっ』
突端上まで降りてきたコバちゃんに、『ここから上げなおしたら男だぜ。』と言ったら、本当にやってくれました。それも今日の一番ＴＯＰ？！ 粘るというか素直というか、スゴイよ。
午後からは予報通り、空は真っ暗真っ黒。フライトはクローズになりましたが、ロープワークやツリーラン講習に、今日のフライトについての大騒ぎのビデオ鑑賞。
Ｂ級生チームはテイクオフでグラハンに燃えましたが、とうとう稲妻に土砂降り。車の汚れがピカピカになる程の豪雨で終了！
長すぎると感動が薄れるので、この辺でＥＮＤ。
あれ、充分長いって？ 失礼しました♪
Ｃ・Ｓｈｉｎｏｈａｒａ
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