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2009/05/01(金)
ヒーローは誰だ
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昨日よりも更に良さそうなコンディション。 空は高い高い所に、薄ーーい雲は張っているものの、予想最高気温は27℃という事で、半袖でも十分くらいの“初夏!”。
ランディングも柔らかな風が時々そよぐ程度で、朝一からスクールもタンデムフライトもオープン。 遠山さんにヴィーナス・むっちぃ・河村ぶちょ・齋藤君と、穏やかな空域を飛びまわります。 一際パワーを感じるクラウディの機体がテイクオフし、KDD前の少し沖から上げ始め、ほんの少し南西に流れながらセンタリング。みんなが降りてしまった空域を一人で回す快感。 無線で『クラウディ、自己新記録だったら足降って』にパタパタ反応するのが初々しい(笑)。 『真っ直ぐ霊園向かえよー。回すか目指すかそれだけだ!』の声に私の頭上を通過。ちょっと低いな、いやいやグライダーが大きいのか(笑)。結局霊園は門前払い、県道まで行ったか行かないかのはずで、本人は降りてきてもニヤニヤしながらグライダーを畳んでいます。 これからは“クラウディ”改め“ケンドー(県道)”にしますか。
しばらくすると気温も陽射しもパワーを増し、『フリーフライトオープン』コールをかけました。 齋藤君のタイガーが、さっきとは明らかに変わった風向きに、KDD前で流されず回して行き、枝村さん・畑さんがテイクオフ。 一人は矢沢の森の上、一人は南沖と別れましたが、最終的に1つのサーマルでガーグルを組み、サーマルトップ目指し一気に上昇。 1000m超えで、畑さんから『そろそろ走ります。』の無線が入り、バリオの上昇音も軽快に入ります。 続いて枝村さんも1000m超えで追走。齋藤君も一緒に、3人で北にグライド開始。 まとまって出たので、相手の動きを見ながら、より効率の良いコースに入り込みます。 1時間半近くのフライトで、電話連絡が入り始めました。 荒川を越えて、関越自動車道を左右に別れ、約20kmのクロカン。ランディングも選び抜かれたようないい場所に、楽に降ろしたそうで、中々楽しいフライトだったようです。
さっきまでヒーローだったクラウディ君、パイロット証を取り、クロカンコースで『スクール新記録』を叩き出す日を夢見て頑張ってね(笑)。
タンデムフライトも最高でしたよー! 一番最後にテイクオフした女の子、出てしばらくして『カメラは?写真撮りな。』の声に無言。 あまりの感動に泣いています。ランディングしてから、SHOPに戻るキャラバンの中でも、『こんな夢の様な事をしている人が、これだけいるなんて・・信じられない。だって、飛ぶんですよ! 夢の中だけの事だったのに・・すごい・・すごいです』と、またポロポロ涙を流してました。 心が洗われますね。純粋に空を飛ぶ夢を、素直に飾りのない言葉で訴えるその目と声は、本当に嬉しい。嬉しいです。 まだまだ続く連休も、沢山の喜びで溢れますように! C・Shinohara
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