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2003/10/29(水)
30日に書いています
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この日記は、30日に書いています。 何故かと言うと、29日はおじいちゃんの病院へ行っていたからです。 おばぁちゃんと私の母親が、少し看護疲れのように思えたので 3時間くらいなら、私が交代するからと言って おじいちゃんと2人で病室に居ました。 初めは、おじいちゃんも沢山話をしていたのですが あんまり夜寝ていないらしく、途中でウトウトとし出しました。 「眠たくなってきたんやったら、ちょっと横になって寝てや」と 私が言うと、「そうやなぁ、横になろうか・・・」とおじいちゃんが言いました。 そして、5分もしないうちに「やっぱり腰が痛いから起きる」と言って ベットの上に座っていました。 これの繰り返しになってきたので、ちょっと気分転換に ベットから降りて、背中を伸ばすように促しました。 すると、トイレに行ってくるというので トイレの前まで着いていきました。 手術してから、歩く事が少ないのと、絶食なのとで足元がフラフラとしているのです。 それでも、自分でトイレに行って用を足して出てきました。 ここまでは、何もなかったのですが、この後くらいから 少しわからないことを言い出しました。 病室のドアの方を見て、「ほら、また来てる。日が暮れてきたらあ〜やって毎日覗きに来よるねん。なんでやろうな〜。」と言いました。 私は初め、誰もいてないよ。と言おうとしましたが ちょっと考えて何も言わずにおじいちゃんの言う方向をじっと見ました。 おじいちゃんが痴呆老人みたいな事を言うと聞いていたのを、思い出したからでした。 確かに、誰もいてないのに「コラッ!」と言ったり 私に「見てきてくれへんか」と言ったりしてきたのです。 どう対応しようかと思いましたが、考えた結果・・・。 「廊下まで見に行ってくるわ。」と言い見に行きました。 そして、「私が見に行ったら、おらんようになったやろ?逃げていったわ」と伝えました。 それでも、また少し時間が経ったら「また来た!」と言うのです。 仕方ないので、少し寒かったけれど「おじいちゃん、ドアもカーテンも開けとこうか。そしたら、私が見てるから来えへんで。」と言ってみました。 おじいちゃんも「そうやな。開けといて。」と言いその後はドアの方のことは言わなくなりました。 けれども、今後は窓の方を見て「こっちがあかんかったら、今度は窓か。また覗いとる」と言い出したのです。 今度は何て言おうか・・・・・。 何か安心するような言葉はないか・・・。考えました。結果・・・。 「おじいちゃんには毎日誰かが着いてくれてるやろ?それが羨ましいんとちゃうかな? 寂しくて、おじいちゃんの所に来てるんちゃうかな・・・。」と言ってみました。 そうしたら、おじいちゃんの反応が良い感じだったのです。 「そうかなぁ、羨ましいんかなぁ。」とちょっと笑顔になりました。 そして、そのまま面会時間ギリギリまで病室に居ました。
痴呆なのかなぁ〜。 確かに私たちには見えていない、何かがおじいちゃんには見えているようです。 食事が出来るようになったら、また元に戻るような気もするんですが・・・。
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