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2009/02/03(火)
<銃刀法違反>「派遣切りで強盗しようと」包丁隠し持ち逮捕
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3日午前9時半ごろ、北九州市小倉南区の公衆電話から男の声で「派遣切りに遭い、強盗しようと思ったが怖くなって通報した。包丁を持っている」と110番があった。福岡県警小倉南署員が駆けつけ、着衣に包丁(刃渡り約16センチ)を隠し持っていた住所不定、無職の自称、白樫信之容疑者(35)を銃刀法違反容疑で現行犯逮捕した。
逮捕容疑は同日午前9時45分ごろ、同区若園3の路上で正当な理由もないのに包丁を持っていたとしている。
同署によると、白樫容疑者は昨年3月から三重県内の大手精密機械製造会社で派遣社員として勤務したと供述。派遣期間は昨年12月末までだったが、10月末に契約を解除されたという。福岡県内に実家があり、その後、フェリーで北九州市に渡った。JR小倉駅周辺で路上生活し、おにぎりやパン1個で一日の飢えをしのいだこともあったという。派遣切りされた際、所持金は7万円あったが、窃盗の被害に遭ったといい、逮捕時は10円玉と1円玉の計11円だった。
調べに「包丁はJR門司駅近くのごみ集積所で拾った。警察に捕まれば食事や寝場所、入浴に困らないだろうと思った」と供述しているという。
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