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2009/01/14(水)
中央大教授刺され死亡 学内トイレ、男逃走 東京
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14日午前10時半ごろ、東京都文京区春日の中央大学後楽園キャンパスの警備員から、「男子トイレで男性が血を流して倒れている」と110番通報があった。警視庁などによると、男性は同大理工学部電気電子情報通信工学科の高窪統(はじめ)教授(45)で、背中や手を刺されており、まもなく死亡が確認された。黒い服の男がトイレから逃走したとの目撃があり、警視庁捜査1課は殺人事件として富坂署に捜査本部を設置した。
警視庁によると、高窪教授は理工学部1号館の4階男子トイレで倒れていた。男子留学生が見つけたが、その際、黒い服を着た30歳くらいの男を目撃したという。高窪教授のそばには刃物などは落ちておらず、犯人が持ち去ったとみられる。高窪教授の研究室はトイレと同じ4階にあった。
同大のホームページなどによると、高窪教授は上智大学大学院で博士(工学)課程修了後、平成15年4月に中央大学教授に就任。電子機器に使うアナログ集積回路の研究などを行っていた。
高窪教授は電子情報通信学会や電気学会などに所属。父親も商法学者で中央大の教授を務めた。大学ホームページには「スキーやテニスが趣味」と自己紹介し、学生に対しては「労を惜しまず、悔いの無い大学生活を」と記していた。
中央大後楽園キャンパスは地下鉄後楽園駅や東京ドームに近く、理工系の研究室や実験室が入る建物や付属の高校などがある。法、経済など文系の学部は東京都八王子市の多摩キャンパスにある。大学のホームページによると、教員数は大学全体で約700人。
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