|
2009/01/06(火)
手袋使用…計画的犯行か 東大阪と松原のタクシー運転手殺傷事件
|
|
|
大阪府東大阪市と松原市で相次いでタクシー運転手が襲われ、売上金などが奪われた事件で、いずれの事件でも犯人の男が手袋を使用した可能性が高いことが6日、わかった。車内からは鮮明な指紋は検出されておらず、松原事件では現場近くに血液が付着した手袋が落ちていた。府警捜査1課は証拠を残さぬよう計画的に犯行に及んだとみて調べている。
昨年12月29日深夜に東大阪市西石切町で運転手の後藤利晴さん(67)が首を切られ殺害されたタクシー車内には、ダッシュボードが開けられるなど物色の跡があった。しかし不審な指紋が検出されなかったことから、捜査1課は手袋で犯行に及んだとみている。
今月5日未明に松原市三宅中で運転手の野澤俊樹さん(61)が重傷を負った事件では、現場の北約200メートルの路上で血の着いた手袋が見つかっている。現場近くの防犯カメラ映像から男が北へ逃走する様子が映っており、犯人が捨てた可能性が高いという。
両事件について、府警は、犯人がいずれも大阪市平野区内から乗車したことや、被害者の首の右側を中心に切りつけていたことなどから、同一犯の可能性が高いとみて調べている。
|
|
|