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2009/01/22(木)
「おくりびと」がアカデミー賞にノミネート
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映画界最大の祭典「第81回アカデミー賞」候補が22日発表され、滝田洋二郎監督(53)の日本映画「おくりびと」が、外国語映画賞部門の候補5作品にノミネートされた。
同作は俳優の本木雅弘(43)主演で、遺体を棺に納める仕事を通じて生と死の尊さを描いた物語。共演は女優の広末涼子(28)、俳優の山崎努(72)。昨年の第32回モントリオール世界映画祭でグランプリに輝くなど、すでに国内外の映画賞で34冠獲得と高い評価を受けている。
日本映画の外国語映画賞候補は、04年の「たそがれ清兵衛」(山田洋次監督)以来5年ぶり。受賞すれば邦画初の快挙となる。過去には1955年に「宮本武蔵」(稲垣宏監督)が名誉賞を獲得している。
本木は「信じがたい出来事にボウ然と悦びをかみしめています」。広末も「ただただ驚いてます」との喜びのコメントを寄せた。このほか、短編アニメ賞で加藤久仁生監督(31)の「つみきのいえ」が候補入りした。
最多ノミネートはデヴィッド・フィンチャー監督の「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」(2月7日日本公開)で、作品、監督、主演男優(ブラッド・ピット)など13部門。昨年1月22日に薬物の過剰摂取で急死した俳優、ヒース・レジャーさん(享年28)は1周忌にあたる同日に「バットマン」シリーズ最新作「ダークナイト」で助演男優賞の候補入り。故人のオスカーノミネートは、95年の「イル・ポスティーノ」の故マッシモ・トロイージさん(享年41)以来14年ぶりとなった
授賞式は2月22日(日本時間同23日)に米ロサンゼルスで行われ、5作品から最も票を集めた映画が選ばれる。本木らは式に参加する意向。
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