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2009/01/17(土)
脳死判定 初の心肺同時移植、手術が終了…大阪大病院
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日本で初めての心肺同時移植手術は17日夜、大阪大病院(大阪府吹田市)で終わった。心臓の奇形や肺の異常がある重い先天性の病気「アイゼンメンジャー症候群」の30代の男性に、心臓と左右の肺を接続した状態で移植された。同病院によると、患者の容体は安定しているという。
17日夜会見した阪大病院の澤芳樹教授(心臓血管外科)は「手術は予想以上にスムーズに経過した」と話した。
心肺移植は81年、米国で初めて実施され、今も年50〜100例が世界で行われている。日本では日本臓器移植ネットワークが03年から、移植を希望する患者の登録を開始したが、提供者が少ないうえ、心臓と肺の両方が移植に適した状態で提供された例がなく、今回が第1例となった。
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