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2008/07/03(木)
やっぱり手放せない!くいだおれ太郎、道頓堀に残留へ
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8日に閉店する大阪・道頓堀の食堂「大阪名物くいだおれ」を経営する株式会社「大阪名物くいだおれ」は3日、看板人形「くいだおれ太郎」を現在の場所に残す方針を固めた。閉店の発表以降、「道頓堀に残してほしい」との声が相次いだためで、今後もミナミのシンボルであり続ける。食堂事業の営業譲渡先については複数の企業と交渉中だが、ビルは建て替えずに飲食関係が入居する可能性が高いという。
売却交渉の窓口役の柿木央久取締役は「閉店を決めたときは、人形がなくなることも覚悟していたが、これほど太郎が愛されているとは思わなかった。みなさんの声を無視することはできない」と話した。
太郎については、同店の閉店発表以降、通天閣や創業者の出身地の兵庫県香美町など企業や団体から買い取りや譲渡などのオファーが殺到していた。一方で、「太郎は、道頓堀のシンボル」「同じ場所に残してほしい」という声が相次いでいだ。
こうした状況を受けて同店では、人形については売却せず、現経営陣が権利をもち続ける案も浮上している。土地とビルについては親族が経営する別会社「くいだおれ不動産」が今後も管理する。
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