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2008/06/05(木)
16年五輪 石原知事「登山口だ」…東京1次選考通過
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2016年夏季五輪招致を目指す東京が5日未明、正式な立候補都市に決定した。国際オリンピック委員会(IOC)から高い評価を得たことで関係者の期待は膨らむ。ただIOCの世論調査では支持率59%と、立候補都市に決まった4都市で最低。同日朝に記者会見した石原慎太郎都知事は「メディアが足を引っ張るから」と報道批判を展開しつつ「力貸してくださいよ。水ぶっかけるだけじゃなくて」と協力を呼びかけた。
「登山口だ。登山口」。立候補都市の決定を石原知事はそう例えた。「こんな所で喜ぶほどのことはない。自明の結果だ」とも。一方で「これは東京ではなく、国家のイベント」と強調し、政府の財政保証がないことに「万が一の時は『国が面倒を見ます』と言ってくれないと。最低限の協力はしてもらいたい」と注文をつけた。
都は築地市場(中央区)の移転により、跡地にメディアセンターの建設を計画しているが、新市場予定地の土壌汚染が問題化している。しかし石原知事は「五輪の支障にはならない」と述べ、同センターの建設地は築地にこだわらないとの認識を示した。
一方、超党派の国会議員約20人が5日、国会内で「オリンピック日本招致推進議員連盟」の設立発起人会を開いた。発起人には自民の森喜朗元首相、民主の羽田孜元首相、公明の太田昭宏代表らが名を連ね、今夏ごろ設立予定。招致に向けた国会決議などを目指す。
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