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2008/05/22(木)
善光寺 落書きされた国宝の本堂を修復
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長野市の善光寺は22日、落書きされた国宝の本堂の修復作業を行った。市内の建設業者が柱や扉に汚れを浮かすはく離剤を塗り、水に浸した布で丁寧にふき取った。約6時間の作業で被害を受けた5カ所を修復。23日に残り2カ所を修復すると共に、汚れの落ち具合を確認する。作業を見届けた同寺事務局の若麻績(わかおみ)享則庶務部長は「被害に遭った時は胸を裂かれるような思いだったが、元の姿に戻ったことに感謝する」と語った。
落書きが見つかったのは、北京五輪聖火リレーの出発地返上の2日後に当たる4月20日。同寺は24時間警備や投光器を増設し、今後は文化庁と相談して防犯カメラの導入などを検討するが、「『開かれたお寺』として参拝する人の気持ちも考慮したい」と話している。
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